遺言書を書き換えたい!注意点とやり方のポイント3つ

遺言書を書き換えたい!注意点とやり方のポイント3つ

一旦遺言を作成しても、状況が変わったりして、書き換える必要が出てくる場合があります。

遺言書は基本的に、いつでも、そして何度でも書き換えが可能ですが、いくつかの注意点を守って書き換えないと無効になってしまう場合があります。

そこで、遺言を書き換える際には、どんなことに注意するべきなのかをご紹介します。

ペンで書く

1.自筆証書遺言であれば、既存のものを破棄し、新しい物に書き換える

まず自筆証書遺言の場合についてです。

自筆証書遺言の場合はまず、既存の遺言書を破棄します。そして、新しい遺言をもう1度作成し直します。これだけで、遺言を書き換えたことになり、きちんと法的効力も持っています。

非常に単純なやり方ではありますが、自筆証書遺言の場合はこれで良いのです。

但し、破棄する際には確実に破棄し、二度と使えないようにすることが必須です。シュレッターを使用したり、燃やしたりするなどして、形が全く残らないように、確実に破棄するようにしましょう。

2.自筆証書遺言を新規作成する場合は、日付を入れ、消せない筆記用具を使って書く

既存の自筆証書遺言を破棄し、新しいものを作成する場合には、いくつか気をつけなくてはならないことがあります。

まず、日付を必ず入れるということです。遺言書は基本的に、日付が入っていないと効力を持ちません。そして遺言書は、「最後に書かれたもの」が、法的に最も効力を持ちます。そのため作成した日付だけは忘れずに記入しましょう。

次に、遺言書は「消せない筆記用具」を使って書くようにしましょう。鉛筆だとすぐに消しゴムで消すことができるので、第三者が不正に遺言を書き換えてしまうことも可能になってしまいます。

そのため万が一のことも考え、遺言書は、不正に書き換えられないような筆記用具を使って書くようにすることが大切です。

3.公正証書遺言を書き換える場合は、書類手続きが必要

公正証書遺言も基本的には、いつでも、何度でも書き換えることができます。しかし、原本を公証役場に預けてしまっているので、手続きにひと手間かかります。破棄するだけでは既存の遺言を撤回できないので、注意が必要です。

公正証書遺言を書き換える場合は、「遺言撤回の旨」をきちんと書き入れた新しい遺言書を作成し、改めて公証役場に預けます。その際、遺言書内には、誰が見てもわかるような表現で、「前の遺言を撤回する」という内容の文章を、はっきり記載する必要があります。

遺言書は当然、書き換えられる

状況に応じて、遺言はいつでも、何度でも書き換えられるというのは安心です。しかし、一旦作成した遺言は、法的効力を持っているものであるが故に、きちんとしたやり方で書き換えないと、せっかくの新しい遺言書が、全く意味を持たなくなってしまいます。

トラブルを起こすことなく相続してもらうためにも、細心の注意を払って遺言書を書き換えるようにすることが大切です。これは、遺言作成者の大きな責任であるとも言えます。