腰痛を抑える座り方まとめ。正座やクッションなど

腰痛を抑える座り方まとめ。正座やクッションなど

「要」の文字が入るほどに体の中でも重要な部位である「腰」ですが、要ということはそれだけ負担がかかる部位でもあります。

現代の日本人の多くが抱える悩みの一つが腰痛。

その腰痛が発生してしまったときに、悪化をさせないための座り方をご紹介します。

1.足を組んで座らない

まず腰痛は骨盤のズレから生じます。

普段から立っているときや座っているとき、重心を左右どちらかに偏らせていないでしょうか。

そういった方の痛みは腰の左右どちらかだけに発生することが多いです。

腰痛が起きた際に椅子に座るとき、足を組んだ方が楽になる方もいるようですが、足を組んで座るのは骨盤をずれる大きい理由の一つです。

そのときは楽でも、骨盤がどんどんずれていって悪循環が生まれます。

辛いかもしれませんが足は揃えて、重心が真ん中になるように意識して座ってみてください。

2.椅子に浅く腰かける

椅子に座る際、特に背もたれ側が下がっているようなデザインの椅子の場合は、浅く腰かけるように気をつけてみてください。

深く腰かけたほうが楽だという方もいるとは思いますが、深く腰かけると、特に前述の背もたれ側が下がっているようなデザインの椅子だと、どうしても体が前傾姿勢をとりやすいために腰が曲がりがちです。

慣れていないと不便ですが、椅子には深く腰かけず、中間程度に浅く腰かけるように意識してみてください。

ただし、椅子に浅く腰かけても背もたれに体を預けると弓のように体がしなり、逆に腰に負担をかける場合があります。

また、浅く座りづらい椅子もあると思います。

ソファーや座椅子、車のシートがそれにあたりますが、その場合は深く腰かけていただいて、背もたれを少し後ろ側に倒して、腰をしっかりと背もたれにくっつけるようにして座ってみてください。

3.腰の後ろにクッションを置く

こちらは割と有名な方法かもしれません。

椅子などの背もたれに体を預ける際、腰の後ろにクッションや丸めた大き目のタオルなどを置き、腰を前方に移動させることで猫背を防ぐ方法です。

原理としては浅く腰かける方法と同じですが、意識的に行う浅く腰かける方法と違い、物理的に行う方法なので意識をしなくても実行できます。

しかしその物を用意する手間と、場所(喫茶店や取引先、他人の家など)によっては使えない場合もあったりと、手軽さで言うと劣ってしまいます。

自宅ではこの方法、外に出たら浅く腰掛ける方法といったように、状況に合わせて使い分けることをオススメします。

4.肩甲骨を意識する

腰痛が起きた時、大体の人が腰、または背筋を伸ばすことを意識すると思いますがもう一つ、肩甲骨を意識してみましょう。

現代ではパソコンや携帯電話などを操作する機会が多く、それによって肩が前方に寄っている方が多いです。

洗面台などにある大き目の鏡の前に横向きで立って、肩甲骨を背中の真ん中に寄せるように胸を張ってください。

背筋が伸び、肩がぐいっと後ろに動いたと思います。

「肩甲骨を寄せたんだから当たり前じゃないか」と思われるでしょう。

実はそこが正しい肩の位置です。

つまり普段はそれだけ肩が前方に寄っているため肩の重み、更には連動して体重で大きな割合を占める頭も前方に垂れていきます。

結果、重心が前に行って背筋と腰が曲がり、腰痛の原因となっています。

腰痛が起きた際もこの肩甲骨を意識することで自然と背筋が伸び、腰痛を抑えることができます。

5.正座

椅子に座らないで良い場合は正座をしましょう。

膝を抱え込んで座る、いわゆる体育座りなどと呼ばれる座り方は大人になるとする機会も少ないと思います。

これとあぐらに比べると、正座は腰を前方に動かして肩甲骨を背中の真ん中に寄せて背筋を伸ばす、先の項で描いた腰を曲げないための姿勢が非常に自然にとれる座り方です。

足がしびれるのだけは難点ですが、椅子に座らない場合は正座で座るように意識してみてください。

ただし、足を崩したり左右どちらかに重心を傾けていると逆効果になりますので、正しく正座をするようにしてください。

6.レカロシートの導入

旅行や買い物など、仕事以外でも車を運転しなくてはならない状況というのはあると思います。

そうした外出時に腰痛が起きた場合、最善としてはもちろんしばらく休んで様子を見て、できれば運転を誰かに代わってもらえれば良いのですが、例えば高速道路で運転中など、休むこともすぐに交代することもできない場合もあると思います。

そういった場合のために、車のシートをレカロシートに替えておくのも一つの方法です。

人間工学に基づいて作られたシートで、腰への負担も非常に少なくなっています。

ただ、決して安いものではないので簡単にできることではありません。

腰へのクッションやグッズの使用で充分でしょう。

腰痛を抑える座り方をマスターしよう

腰痛を一瞬で治す薬はもちろん、治療もまだありません。

腰痛の発生時だけではなく、普段から意識をしていくことで症状は少しずつ良くなるので、一緒にがんばりましょう。

余談ですが、腰は気圧に非常に敏感に反応します。

季節の変わり目や台風などの気圧の変化がある場合は、事前に冷やしておくことで発生を多少抑えられます。