腰痛で吐き気がする時は腎臓の病気?腎不全や尿路結石などが理由かも

腰痛で吐き気がする時は腎臓の病気?腎不全や尿路結石などが理由かも

年齢と共に身体の節々が痛くなってくるというのはよくある事です。

ですが、この腰痛だけでなく吐き気が起こっているという点が問題です。

この吐き気は内臓に何らかの問題がありその結果吐き気が起こり、それによって腰痛が起こっていると考えるのが妥当です。

ではその内臓における何らかの問題とは、いったいどのような問題が考えられるのでしょうか?

今回は、吐き気が伴う腰痛の原因についてご紹介します。

1.腎不全

腎不全とは簡単に言うと、腎臓の機能が低下して腎臓が正常に働かなくなっている状態の事です。

多量出血や多量薬剤の投与によって一時的に腎不全になる急性腎不全と、慢性的になってしまっている慢性腎不全とがあり、ここで問題なのはこの慢性腎不全です。

腎臓は血液から老廃物や余分な水分をろ過し尿を作る事が主な働きです。

この尿を作る機能が低下するという事なので、言わば老廃物が上手い具合に排泄されないという事です。

それによって食欲低下、全身の痒み等様々な症状が出て来るようになり、その中にこの腰痛と吐き気も含まれているのです。

慢性腎不全になると根治する事は無いと言われています。

ですが、だからと言って何もしないと腎臓の機能はどんどん低下していき、終いには人工透析や腎臓移植が必要なまでになってしまいかねません。

そこで早めに医療機関を受診し、薬物療法と徹底した食事療法を受ける必要があります。

この徹底した食事療法としては、タンパク質と塩分の徹底した制限を行う事が重要になってきます。

2.腎動脈閉塞

腎臓から繋がっている2つの動脈に腎動脈という血管があります。

この腎動脈が何らかの理由で詰まると腰痛や吐き気を起こすと言われています。

この何らかの一つとして、心臓の病気や不整脈によって血栓ができ、それが血液の流れによってこの腎動脈にまで辿り着いたということが考えられます。

それが腎動脈内で詰まっったり、動脈硬化などによって腎動脈そのものが狭くなった事で詰まったりする可能性があります。

どちらにせよ、腎動脈閉塞が起こったら放っておいて治る事はありません。

まず医療機関を受診し腎動脈閉塞かどうか、どれぐらいの詰まり具合なのかを診断して貰う必要があります。

そしてその程度によって、血栓を溶かすお薬や血液を固まりにくくするお薬を使う事で症状を和らげるか、手術によって血管そのものを拡張させるかを判断して貰う必要があります。

3.尿路結石

尿路とはつまり読んで字の如く尿の通り道の事で簡単に言うと、腎臓から尿管、そして膀胱、尿道などをひっくるめて尿路と言います。

この尿の通り道である尿路に尿の中の結晶成分を素にしてできた結石が詰まる病気です。

この結石が小さい物であれば尿と一緒に排泄されてしまう事もありますし、腎臓の中にあるだけだと痛みも無ければ命に関わる事も無いとされています。

ですが、このように結石が詰まった状態で腎盂腎炎を起こすと腎臓に膿が溜まったり、尿管に詰まる事で尿毒症を起こす事もあり得ます。

このような緊急事態になった場合には、体外から衝撃波を当てて結石を粉砕したり、内視鏡で取り出したりといった大掛かりな治療が必要になりますが、小さい結石の場合には様子を見たり、薬物療法で対処します。

様々な原因が考えられますが、日頃からできる予防としては、バランスの取れた食事を取り、水分をしっかりと取るようにする事です。

4.腎盂腎炎

この腎盂腎炎は、尿道の出口から侵入した細菌が尿道をさかのぼり腎盂に達して起こります。

他にはごく稀ですが、体の他の感染部位から血管を通って腎臓に感染することもあります。

細菌は排尿により体外へ排出されるので、普通に健康体の人なら、膀胱、尿道、まして腎盂に細菌が進入する事は起こりえません。

ですが、尿の流れが悪くなる病気や免疫力が低下する病気を患っていると、このように細菌が腎盂にまで進入してくる事が起こりえるのです。

この腎盂腎炎は男性より圧倒的に女性に多い病気とされ、又妊娠中の女性が非常にかかりやすいとされています。

妊娠中の女性と言うのは子宮が大きくなるので、それによって尿管が圧迫され、尿の正常な流れが妨げられます。

又妊娠中は尿管が拡張したり、尿を膀胱へ押し出す尿管の機能が低下したりするため、尿が腎臓に逆流する可能性が高くなるからです。

症状としては、この腰痛と吐き気以外にも高熱や悪寒、全身のだるさ等が挙げられます。

医療機関を受診し、尿検査、血液検査などの諸検査を受け腎盂腎炎だと診断された場合、抗生物質を服用し安静にしておけば、軽症なら1週間前後で完治します。

症状が重い場合は入院が必要になる場合もありますが、高熱さえ下がれば後は徐々に回復へと向う病気です。


吐き気が伴う腰痛には注意しよう

「年を取れば腰も痛くなるもんだ」と、腰痛を感じてもそのまま放置している人は意外と多いかもしれませんが、それに吐き気が伴われている場合は単なる腰痛ではない可能性が高いでしょう。

まず医療機関を受診し、その原因を明らかにする事が大切です。