ウォーキング時の正しい歩き方6つ。正しい姿勢で歩こう
健康のために運動習慣を身につける、ということでウォーキングを始めた方も多いのではないでしょうか。 その際にただ歩くというわけではなく、少し色んなところに目を向けるだけでより効率的に歩くことができれば良いですよね。 今回はそんな健康のために良い歩き方についてご紹介します。1.足をあげて歩く
近頃はロコモティブシンドロームなどという言葉が生まれ、今のところケガには繋がっていないが、つまづきやすくなったという人が取り上げられています。 あなたも、もしかすると予備軍かもしれません。 つまづくというのは、単純に足が上がっていないからと考えられます。 日頃のウォーキングで、足をあげて歩く意識をつけてみてください。 自然とお腹に力が入るため背中も伸び、良い姿勢をキープできるはずです。 何もないところでつまづくことも減ってくるのではないでしょうか。 また、重たくて足が上がらないという方は、足首をしっかり動かすことから始めてみてください。 踵で足をついて、しっかり地面を蹴るようにすることで、自然と爪先のつまづきは減るはずです。 おまけに、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎを使うことになるので、血液循環を良くしたりむくみ予防にも繋がりますよ。 ご自分の足に負担のかからない、重すぎないシューズ選びをすることも大切です。
2.お尻に力を入れて歩く
ウォーキングの際に、お尻の方まで意識が向いている方は少ないかもしれません。 ですが加齢とともに、足の裏側の筋肉は全体的に衰えやすいと言われます。 立ち上がる際にふらっとして尻もちをつきそうになった、という方は要注意かもしれません。 歩いて足をつく際に、お尻をキュッと持ち上げるように力を入れてみてください。 それだけでヒップアップに繋がりますし、歩き方が習慣化すれば日頃から鍛えることができます。 おまけにお尻に力を入れることで背筋も伸びるため、これまた一石二鳥といえます。
3.歩くスピードに注意する
早歩きを意識してウォーキングする方がいらっしゃいますが、これが全てではありません。 有酸素運動としてカロリー消費を期待するなら最適かもしれませんが、普段なかなか使わない筋肉を使いたいのであれば、スピードより歩幅を意識するようにしてみてください。 人の筋肉はゴムのようなもので、使ったり伸ばしたりしなければ次第に硬くなってしまいます。 普段小股で歩いている人は、筋肉が伸ばされず硬くなりがちということになりますね。 そんな方はウォーキングで大股で歩いてみてください。 大股での坂道歩きは特に効果的です。 日頃どれだけ筋肉が伸ばされていないか、使われていないかがわかるはずです。 スピードはゆっくりに感じますが、疲労感も満足感も大きい歩き方です。
4.上半身の姿勢を意識する
ウォーキングの際はどうしても足に意識が向きがちですが、上半身の姿勢も意識するようにしましょう。 しっかりと胸を張って、足に合わせて両手を大きく振るようにします。 この姿勢が猫背の改善に繋がり、背筋が伸びることで顔も上がり、新鮮な空気を身体に取り込むことができます。 この時に、身体を反らせすぎると腰痛の原因になってしまいますので注意が必要です。 更に肩甲骨を動かすことで血流が良くなり、肩こり予防や脂肪燃焼効果も期待できますよ。
5.簡単な脳トレをしながら歩く
脳の活性化を図るためには、身体を動かしながら全く関係ないことに頭を使う、というのが良いとされているようです。 ウォーキングしながら考えごとをするのはもちろんですが、計算をしてみたり、一人しりとりをしてみたり、とにかく頭を使うようなことをしながら歩くと脳にも効果的ではないでしょうか。 ただし車や自転車など、障害物への注意は怠らないように用心してくださいね。
6.季節を感じながら歩く
ウォーキングの際は、周りの景色を楽しみながらリラックスして歩くようにしてみてください。 身体への効果はもちろん、ウォーキングは心のリフレッシュ効果も大きいようです。 いかなるときもストレスは良くないとされます。 色んな病気の原因をたどると、結局はストレスだったということが多いですよね。 コースはなるべくのんびり歩けるところにし、疲れた場合に気にせず休めるスペースやベンチがあると良いですね。 まとまったウォーキングの時間がさけない場合は、一駅分手前で降りて歩いたり、近くのスーパーへの買い物で歩いたり、といったことでも構わないと思います。 歩く時ばかりは日頃のストレスを忘れ、季節を感じながらのんびりと歩くようにしたいものです。
正しい姿勢でウォーキングしよう
皆さんがウォーキングを始めたきっかけもさまざまです。 最近では、歩く習慣のある人が増えてきたことで、健康寿命も伸びていると言われています。 それぞれの目的に合わせて、体調に無理なくウォーキングを楽しんでいただければと思います。