痛風を予防しよう!痛風予防対策4つ
痛風は現在の患者数が60万人程度と言われますが、その予備軍は10倍の600万人もいると言われています。 痛みが強く日常生活にも支障が出ますし、何かと制限の多い生活に我慢するのは大変なことです。 そこで痛風を予防するポイントを活用しながら、予備軍にならない、また予備軍から痛風にならない工夫をしましょう。1.食べ過ぎの改善で痛風を予防
体の中で生成される尿酸の数値が高くなることで痛風になると言われています。 そこで痛風の人が注意しているのは、代謝されると尿酸を増やすと言われるプリン体です。 プリン体を含む食品は意外に多く、日常的に摂取することで尿酸を増加させることになるでしょう。 厚生労働省では、1日のプリン体摂取量は400mg以下にしましょうというガイドラインを出しています。 食べ過ぎも押さえながら、プリン体が多い食品を控えることで痛風の予防に繋がります。 動物の内臓や魚卵、魚の干物にはプリン体を多く含む食品が目立ちます。 一切食べないのが辛いようでしたら、少量だけ食べるようにしましょう。 野菜や豆類にはプリン体が少ないのですが、干し椎茸のような乾物はプリン体が凝縮されています。 健康のために使用するサプリメントの中にも、プリン体を多く含むものがありますので、どのような影響があるのかをよく考えて選びましょう。 好きな食品群にプリン体を多く含むものがあると制限をするのは辛いですが、好きだからこそ多く食べる傾向が出るので十分に注意してください。 絶対にプリン体を含む食品を食べてはいけないということではなく、400mg以内に減らすことが重要です。
2.アルコール量のコントロールで痛風を予防
飲酒の習慣がある人は痛風になる傾向が高いので、アルコールとプリン体の関係も把握しておきましょう。 特にビールはプリン体が多いことで知られており、プリン体を減らしていることを宣伝するメーカーがあるほどです。 しかし、含まれているプリン体の量が多いか少ないかというよりも、アルコールそのものに尿酸を作り出す作用がありますので、飲酒量を減らすことは求められるでしょう。 飲酒をすると排尿量や回数は多くなりますが、そのときに排泄される尿酸量は非常に少なくなっています。 つまり、アルコールの影響で頻繁にトイレに行っても、尿酸値が下がることはないと考えて良いのです。 痛風が気になる体質や生活習慣の人は、できるだけ飲酒量を減らして痛風の予防をしましょう。
3.適度なストレス解消で痛風を予防
最近になって、ストレスが尿酸値を上げて痛風の原因になっているのではないかという説が出始めています。 ストレスは人間関係などのトラブルや仕事の負担などマイナスイメージのものが目立ちますが、楽しいことでも気分が高ぶってストレスを感じるものです。 子供が遠足の前の日に眠れなくなり、そのまま遠足ではしゃぎ過ぎた結果、具合が悪くなるのと同じような仕組みです。 良くも悪くもストレスを感じているときには、自分の体調をいたわることができないため、健康管理もおろそかになります。 気分の高揚から、無理な仕事量をこなそうとするので体への負担が大きくなるでしょう。 中には不規則な生活を見直す余裕のない人もいますので、尿酸値の上昇を見逃し、痛風発作が起きて初めて気がつくということもあります。 ストレスを受けない生活は難しいので、ご自分の性格に合うストレス解消方法を見つけて、痛風の予防をすることをオススメします。
4.激しい運動を控える痛風の予防
激しい運度をすると大量の汗をかくことになります。 そして水分補給が不十分になると、体の中の水分が激減した状態になります。 尿ではなく、汗で水分が失われると体の中の尿酸値は高くなると考えられています。 他には激しい運動でエネルギー消費量が多くなると、ATPという物質の分解から尿酸が作られてしまうので、尿酸値が高く痛風になるとも言われています。 運動の習慣がない人は急に激しい運動をするのではなく、有酸素運動などゆったりとした運動をすることで痛風の予防に取り組みましょう。 適度な運動と十分な水分補給を心がけるだけで十分です。 肥満解消は痛風予防になると推奨されていますが、その人に合わない激しい運動は逆効果になります。 無理な運動はストレスになり、さらに痛風のリスクを高めてしまいますので要注意です。 ばりばり仕事をこなすタイプの人は、ストレスと激しい運動という2つの痛風リスクを持っていると言えますので、ライフスタイルについて考え直す必要があるかもしれません。
普段の生活から痛風を予防しよう
身近なことが原因となって痛風になる確率を高めてしまいますので、簡単にクリアできることから対策を始めましょう。 無理な予防方法を選んでストイックに頑張ろうとすると、それ自体がストレスとなって痛風リスクが大きくなる可能性も出ます。 ご自分の生活や性格に適した予防方法を選んで、長く続けることが大切です。