痛風になったら食事で気をつけるべきことまとめ

痛風になったら食事で気をつけるべきことまとめ

痛風は尿酸が体内に溜まり、それが原因で関節などに強い痛みを引き起こす病気です。

現在は良い薬が開発され、正しい治療を受け、生活習慣を改善すれば支障なく日常生活を送ることができますが、放置すると慢性腎臓病を併発するなど、恐い病気でもあります。

そんな恐ろしい病気だからこそ、早く治したいですよね。

そこで、痛風になったときに食事で気を付けるべきことをご紹介します。

1.痛風の元凶プリン体の正体

痛風になったらプリン体を多く含んだ食べ物は避けなければいけない、と耳にしたことはありませんか?

そもそもこのプリン体とは何でしょうか。

人間の身体は細胞でできていますが、各細胞には核となる核酸があります。

その核酸を構成している成分の1つがプリン体です。

細胞は常に壊れたり生まれたりして入れ替わっているわけですが、古い細胞が壊れる時に核酸も分解します。

すると、当然プリン体も一緒に分解するのですが、その時に尿酸を発生するのです。

尿酸は、プリン体の代謝物であると言えるでしょう。

ですから、プリン体を多く含む食物を多量に食べることは、それだけ体内にプリン体を取り込んでしまうことになり、痛風には望ましくない、というわけです。

食物から摂ったプリン体がそのまな尿酸に変わるわけではありませんが、やはり痛風の方は極力避けた方が良いでしょう。

2.プリン体を多く含んだ食べ物は何があるか

それでは、プリン体を多く含む食べ物には何があるのでしょうか。

まず第一にあげたいのが、レバーなどの内臓類です。

特に鶏や豚のレバーには、かなり多量のプリン体が含まれています。

それからエビなどの甲殻類、また意外なところではイワシなど魚や魚の卵にも多く含まれています。

魚は身体に良いというイメージがありますが、ことプリン体に関しては魚の油は要注意です。

魚に関して言えばさんまや真アジの干物類にも多く含まれていますので、摂り過ぎには注意しましょう。

牛肉や豚などのロースにも多くのプリン体が含まれています。

要は、脂分の多い食材は気をつける、ということになるでしょう。

3.痛風は食べ物だけじゃなく飲み物にも注意する

痛風で気をつける必要があるのは食べ物だけではありません。

実はプリン体はアルコールにも多く含まれています。

特にビールに多く含まれているとされていますが、ビールさえ飲まなければ後は大丈夫、ということではありませんので、注意してください。

酒は百薬の長と言われ、確かに適量でしたらあらゆる健康効果を私たちにもたらしてくれます。

しかし、過度の飲酒は百害あって一利なし、です。

その適量ですが、だいたい目安としては日本酒で1合ほど、ビールは500mlぐらい、焼酎でしたら2/3合ほどです。

ウィスキーの場合は水割りシングルで2杯を目安にしてください。

なお、水でしたら十二分に摂っても問題ありませんので、勤めて飲むようにしましょう。

4.プリン体を多く含んだものを食べる時の工夫

先ほどプリン体を多く含んだ食材についてお話ししましたが、「肉の脂身はダメ、魚の脂も避けた方が良い、これじゃおかずが無いよ」と思われた方も多いのではないでしょうか。

確かにいくらプリン体が多いからと言って、これらの食材を全く摂らないなどといったことは不可能です。

しかし、実は摂る時にちょっとした工夫があります。

それは、茹でこぼすことです。

プリン体は水溶性の物質なので、水に溶けるという性質があります。

その性質を利用して、これらのプリン体が多く含まれている食材を調理する時に、一旦茹でて、その茹で汁を捨ててしまえば、プリン体をある程度は減らすことができます。

また、干しイワシなどで出汁を取って煮たものを食べる時には、出汁は飲まない、などの工夫も必要でしょう。

その他、魚は内臓を食べないようにするとこも大切です。

5.甘党の方も要注意

お酒が痛痛に悪いことは分かりましたが、ここで「私は大丈夫、甘党だから」と安心しないでください。

甘いもの、糖分の多く含まれているものも、尿酸値を上げてしまいます。

そして、ここで気をつけたいのが果糖です。

甘いお菓子には気を配っても、果物は身体に良いからと、たくさん召し上がってしまう方がいますが、果物にも意外に糖分が多く含まれています。

果糖は尿酸ができるのを促進する働きがありますので、ほどほどに摂取しましょう。

甘さのあるものはとりあえず用心、これが基本です。

6.痛風の味方になってくれる意外な食材とは

これまで痛風になったら摂ってはいけない、あるいは摂り過ぎてはいけない食べ物ばかりを見てきましたが、それでは摂った方がいいものは何かあるのでしょうか。

それは乳製品です。

欧米には、乳製品を多量に摂る人は痛風になりにくい、という調査結果があります。

ことに低脂肪の乳製品が、痛風患者の強い味方になってくれるでしょう。

高齢の方の中には乳製品が苦手という方も多いですが、例えば牛乳は苦手だけれどチーズなら少しは食べられる、とかヨーグルトなら大丈夫などといったように、少しでも摂れる食品を見つけて、積極的に摂るようにしましょう。

痛風になったら食事に気を付けよう

突然に激しい痛みを引き起こして、歩くこともままならない痛風発作。

しかし痛みが治まるとつい、それを忘れてしまいがちです。

しかし、病気は放っておいても治りませんし、逆に言えば毎日の生活の中で注意していれば、必ず結果はついてくるのです。

食事という身近で簡単な、しかし大切な習慣の中でこのイヤな痛風を防ぎ、退治し、健康で快適な毎日を送りましょう。