転倒を予防する方法5つ。転倒によるケガを防ごう

転倒を予防する方法5つ。転倒によるケガを防ごう

中高年の健康のトラブルとしてよくあるのが、転倒によるケガです。

子どもが転ぶ場合とは違い、高い位置から転ぶためダメージが大きかったり、骨がもろくなっているために骨折したりする場合が多いです。

特にとっさに手をついて、手首を骨折したり、頚椎や腰椎をいためる、股関節や足を骨折する・・・といったことがよくあります。

これがきっかけで、長い通院治療が必要になったり、ひどい場合は寝たきりの原因になったりすることもあるのです。

そんな危険な転倒を予防するためには、どうしたら良いのでしょうか。

1.バランス感覚を鍛える

小さい子どもはよく転ぶものですが、体が成長するにつれ、バランス感覚が鍛えられてだんだん転ばなくなります。

ところが、加齢に伴ってバランス感覚が弱ってくるため、再び転びやすくなってしまうのです。

転倒を予防するためには積極的にバランス感覚を鍛え、衰えを防ぐことが大事です。

例えば、立ったまま靴下がはけるかどうか確認してみましょう(このとき転ばないように周囲に気をつけて行うこと)。

これが難しいようなら、バランス感覚がかなり鈍っていることになります。

テーブルなどに片手をおいて、よろめいても大丈夫な状態で片足立ちを数十秒・・・といったトレーニングを積極的に行いましょう。

また、病気があるためにふらつきや眩暈の症状のある人は、きちんと治療を受けるなどの対応が必要です。

2.ふんばる力をつける

少しくらいバランスを崩しても、パッと足をふんばって倒れないようにすることで、転倒は防止できるはずです。

この力をつけるためには、足の指の力が必要です。

例えば、椅子に座って、足元においたタオルを裸足の指で引き寄せる運動をしましょう。

また、いざという時にパッと反応するためには、瞬発力も必要です。

タオルを落としてもらって、パッとつかむ、といった運動は、瞬間的な動作ができる能力を鍛えてくれます。

テレビで放映されている体操を利用するのも有効です。

3.足元を工夫する

転んでしまう理由のひとつに、靴や靴下の問題があります。

靴底が磨り減っていたり、ゴムの突起に差があったりすると、つまづきの原因になることもあります。

滑りやすい、つまづきやすい靴底のものは避けるか、底を張り替えたりする予防が必要です。

室内でも、フローリングの床にスリッパや室内履きを使っている人も多いと思いますが、床の滑り具合と合わない場合、転びやすくなるので気をつけましょう。

また、靴下が緩すぎると引っかかって転ぶ原因になりますし、滑らかすぎる素材の場合も滑って転ぶ原因になります。

危ない、と思われるようなものは避けるようにしましょう。

靴下の底に滑り止めのついているものもありますので、自分に合ったものを探すようにしましょう。

4.転ばない家にする

室内で転ぶ原因となるのは、小さな段差です。

例えば、敷居や風呂場の入り口などが気になるところです。

こういったところを無くすためにリフォームをする人もいますし、自治体によっては補助がでることもあるようです。

ただ、リフォームは費用や手間が大変と感じる人もいるでしょう。

少しの段差であれば、ホームセンターなどで敷居の段差を滑らかにするスロープが販売されていますので、買ってきて自分で設置する、という方法もあります。

また、じゅうたんや御座などの敷物の端につまづいて転ぶ、ということもよくあります。

これも、ホームセンターなどで売られているピンで固定するなどの方法で予防が可能です。

玄関マットなども滑る原因になりやすく、本当に必要なものか検討し、どうしても利用したい場合は裏に滑り止めのあるものを使ったり、ゴム製の滑り止めを裏側に敷いたり、ということも検討しましょう。

マットなどの裏側に敷く滑り止めは100円ショップなどでも販売されています。

その他、大人が転倒する原因としてよくあるのが、床に置いてあった紙類やビニールなどで滑ってしまうというものです。

普段からチラシやスーパーの袋などを床に放置する、というようなことがないように注意しましょう。

また、室内が片付いていれば、つまづきやすい箇所にも注意しやすいものです。

転倒防止のために日頃から片付けておくことをこころがけましょう。

玄関先に階段があったり、砂利をしいてある・・・というような場合、家を出たとたんに転倒する、ということもよくあります。

足をとられにくいように、滑り止めを階段につけたり、素材を変える、といったことも必要かもしれません。

5.視力を改善する

今までつまづいたことがなかった場所でつまづいた、という場合、もしかしたら、視力に問題が出ているのかもしれません。

眼鏡を買いかえて、視野が狭くなったために、体のすぐ下のほうが見えづらくなってしまった・・・といったこともあります。

眼鏡を変えるときは、足元がきちんとみえるか確かめましょう。

また、緑内障のように視野が狭くなる病気もあります。

中高年になると増えてくる病気なので、積極的に検診等を受けるようにしましょう。

転倒する前に予防しよう

思いもかけない場所で転んでしまって、自分でもびっくりした、という話はよくありますよね。

若いときには簡単に乗り越えていた場所が思うようにまたげない、といったこともよくあります。

日頃から、自分の能力がどの程度なのか気にかけ、危ないと感じたら自分の体と環境をしっかり整えることが大切です。