定年後にお金はいくら必要?1000万円から1億円まで

定年後にお金はいくら必要?1000万円から1億円まで

老後も豊かな生活を続けていくには、充分な資金が必要です。

定年後は収入がゼロになります。

いつ何が起きても退職金や預貯金、年金などでやっていかなければならないのです。

老後は1000万円あればいいそうだから、なんとかなるだろう。

そんな風に、簡単に考えすぎてはいませんか?

1.老後資金は1000万円あれば良い?

老後の資金は「1000万円あれば充分」とされていますが、本当にそうでしょうか?

夫婦で老後を過ごすための資金には、定年退職した時に受け取る退職金、自分自身が持っている預貯金、65歳をすぎたらもらえる公的年金などがあります。

「老後は1000万円あれば充分」というのは、おそらく「預貯金が1000万円あれば良い」という意味だと思われますが、根拠がはっきりしない数字です。

「定年退職後は時間もあるし、年に数回は国内旅行がしたい」となると、一年間の生活費の合計は数百万円、生活レベルによっては400~500万円ということになります。

手持ちの預貯金が1000万円としたら、数年で生活が終わってしまいます。

老後の収入は退職金や年金もありますが、それだけで補填できるでしょうか?

現在、年間の生活費がどれくらいかかっているか。

一回の旅行にどれくらいお金をかけているか。

老後の収入は、実際にはどれくらいの金額になるのか。

きちんと計算した方がよさそうです。

2.本当は、老後は5000万円あった方が良い?

老後は1000万円あれば足りるというのは、ただのウワサにすぎない。
本当は5000万円用意すべきだという話もあります。

夫婦で一年間生活できて、趣味や旅行も楽しみたいとなれば、年間数百万円が必要です。

10年以上生活できる5000万円は、もっともな金額に思えます。

ここに退職金や年金も加えれば、より長期間、豊かな生活を楽しめることでしょう。

しかし、何歳が定年なのかは会社によって違います。

現在は60歳から65歳前後が主流ですが、今後もずっとそうだとは限りません。

法律の改正によって、公的年金を受け取り始める時期が遅くなる可能性もあるのです。

定年や公的年金の制度は、現在のしくみがずっと続くとは限りません。

老後の資金は、充分な余裕をもって準備したいものです。

3.老後資金は1億円が理想?

老後資金は1億円あるのが理想。

それだけあれば、定年退職のお祝いとして、夫婦で豪華な世界一周旅行に行ける。

生涯にわたって贅沢が許されるような、豊かな生活を送れる。

老後資金1億円というと、そういったイメージで語られることが多いようです。

そこまでの金額になれば、ある程度の範囲は「余裕資金」と考えることができます。

「老後資金が1億円あれば、その一部を投資に振り分けて、老後資金をますます増やすことが可能だ」と考えられているのです。

1億円の貯金があって、退職金や公的年金もあるとなると、老後の心配はなにもいりません。

投資で増え続けるお金を生活費にして、充分に暮らしていけることになります。

4.老後資金は投資に向けてはいけない?

世界中で大勢の投資家が活躍し、株式や不動産などで莫大な利益を上げていますが、老後資金を投資で増やそうとするのは危険です。

投資家とは「投資という技術」に優れた達人たちのこと。

子供の時から鍛えに鍛えてメジャーリーガーとなった野球選手のようなもので、シロウトが簡単にマネできる人たちではないのです。

大投資家たちは、いずれも専門の学校で勉強したり、長年の訓練を積んできた人たち。

男女問わず「父親が投資家だったため、幼少時から経済を学んできた」という人が多いのです。

それに、誰でも「投資で大失敗」を経験しています。

成功続きの大投資家はいないのです。

投資は、お金が増えることが約束されているしくみではありません。

どうしても老後資金を投資したければ「なくなっても惜しくない、ゼロになっても悲しくない範囲のお金」を使って行うのがコツです。

5.結局、老後資金はいくら用意すればいい?

退職金は、会社の規約や法律で保護されていますが、規約や法律は永久に変化しないものではありません。

景気の影響や法律の改正を受けて、時に応じて改善されたり、改悪されたりがあるものです。

公的年金も同様で、いつ受け取れるか、どれくらいの金額になるか、時々予告なしに法律が変わります。

退職金や年金がゼロ円になる確率は少ないですが、たまには規約や法律を見直し、実際にどれくらい受け取れそうなのか、予測を立てておきましょう。

それに、老後どのように過ごすかは、自分以外の誰かに決めてもらうものではありません。

自宅でゆっくり過ごしたいから、最低限の生活費でいいのか。

世界中旅行したいから、めいっぱい生活費を準備しておきたいのか。

どちらにしても、お金が必要です。

現在と同じ生活費があればいいのか、もっと多めの金額が必要となるのか。

なるべく具体的な予算を立てて、貯金を計画し、実行していきましょう。

快適な老後を送れるように今から計画を立てていこう

退職金や年金の決まりごとが変わるたびに、老後のライフスタイルをどうするか、予定を見直すのではつまらないと思いませんか?

日本人の寿命は80年くらいと言われていますが、日々医療技術が発達していますから、今後もますます伸びていくことでしょう。

元気に楽しく長生きで、趣味も旅行も充実している。

快適な老後を送れるよう、今からお金の計画をたてておきましょう。