退職金の運用方法6つ。退職金を元手に投資しよう

退職金の運用方法6つ。退職金を元手に投資しよう

あなたが退職金を手に入れたとしましょう。

さて、あなたはその退職金をどうしますか?

自分がいくら備えても現金が安全とはいえません。

現金だって世の中がインフレになれば、その価値が下がっていくのです。

そこで今回は一般的な退職金の運用方法をご紹介します。

1.銀行もしくは郵便局で運用する

この退職金支給の時期、銀行、信託銀行、あるいは郵便局は退職者のために特別な定期預金を準備して、退職されたみなさんを待っています。

いわゆる特別金利型定期預金と呼ばれるものです。

ここ10数年、日本がデフレ基調からなかなか抜け出せない中、銀行の預金金利は非常に低くなったままの状態が続いています。

そのまま、普通預金に退職金を預けっぱなしにしても、何年置いてもほぼ元金はそのままです。

しかし、例え少なくても退職金をもらえたあなたは、この特別金利型定期預金運用ができる立場にあります。

少なくとも、通常の定期預金よりは数倍の金利を各金融機関は一定期間つけてくれます。

その運用期間が終了しても、そのまま通常の満期継続型の定期預金で運用すれば少なくともその退職金はそのまま、その金融機関で運用が可能です。

できればお近くの金融機関でそのような商品が準備できるか、前もって調べておきましょう。

2.定期預金+投資信託で運用する

最近の金融機関は預金に加えていくつかの投資商品を扱っています。

その一つが投資信託です。

投資信託にはいくつか種類があり株式運用型、債券運用型、あるいは不動産運用型(REITと呼ばれます)などがあります。

そしてそれぞれにまた外国株式、国内株式、外国債券、国内債券などと運用対象も異なり、またミックスされているタイプもあります。

投資信託はご自分で銘柄を選んで購入する株式売買と異なり、運用の判断はそれぞれ投資信託会社がやってくれます。

あなたは、たくさん示された投資信託商品の中からお好きなタイプを選ぶだけでいいのです。

ただし、あくまで投資商品ですので、投資に伴う運用リスク(利益、損失など)は理解したうえで判断されることを理解しておいてください。

最近は配当金が毎月受けられるタイプの投資信託が人気です。

金融機関によって、この投資信託を特別金利をつけた定期預金とセットにして退職金運用商品としてお客様に用意しているところもあるので、事前によく調べておくのも良いでしょう。

3.株を買って運用する

株式というのは、株式会社が事業を運営するにあたって自分の会社の資金を必要とするときに、広く公に株券を発行して資金を調達する方法です。

一般的に投資家は証券会社を通じてこの株式を売買できます。

最近は直接証券会社の支店の店先に出向かなくても、インターネットで株式取引が直接できるようになっていますので、より便利になっています。

販売手数料もインターネット専業証券会社の登場で極めてお安くなっており、株式取引がコスト安からさらに魅力的な運用の場所になってきています。

もちろん預金などと違って投資商品ですのでハイリスクハイリターンの面はありますが、それゆえに預金より大きな運用益、さらに外国株式の売買だと為替による差益も期待できるわけです。

あくまで退職金は老後のための資金ですので、全額を投資商品に向けることは賢明ではありません。

よくポートフォリオを検討されて、いくつかの運用商品に退職金を分散、その中の一つとして株式取引を継投されても良いのではないでしょうか。

4.債権を買って運用する

債権とは国・地方公共団体および企業が資金調達をする際に、証書を発行して広く公募する方法の一つです。

株式などと違って、債券は法律で配当金を支払うことが義務付けられているので、その組織が破産しない限りは確実に配当金が得られる安定投資のひとつです。

債権は証書の表面に最終返済期限が書かれており、その日に投資金額全額が投資者の手元に返される約束事になっています。

債権を購入するうえでの大事なチェックポイントは債権の安全性です。

これを判断するために、債権の格付け機関というものがあり、情報が公開されています。

退職金の運用者はこの格付けの評価を証券会社などを通じて手に入れることができますので、じっくりと検討して、退職金の運用のポートフォリオに加えられたらいかがでしょうか。

5.保険商品で運用する

保険商品は専業の保険会社だけでなく、最近はお近くの銀行や郵便局でも利用できるようになってきました。

いわゆる投資型保険商品と呼ばれるタイプです。

名前が保険となっていますが、形態は最終的に毎月年金のように分割して受け取るタイプの保険です。

しかし、運用は投資信託としてなされることが多いです。

投資商品ですけど、最低限の保証額として元金保証されているタイプもあります。

もちろん受け取りは年金型受け取り方式に加えて、一括で受け取ることも可能です。

老後のための退職金なので、もし元金を減らしたくなく、運用益も得たいと考えるなら、このようなニーズを満たす投資型保険商品も選択肢の1つです。

6.現物に投資して運用する

最後にオススメするのは現物に投資する運用方法です。

現物というのは金・銀・原油などの資源に投資対象を置く投資法です。

国際化した世界は今も際限なく経済的に膨張しています。

誰もが経済的に豊かになって幸せを享受したい、そう願っています。

しかし世界中の人が望むほど地球の資源は豊かではありません。

それだけにその有限の資源の奪い合いが起き、資源に対して投資が行われて、資源の価値の変動が起きているのです。

それはまた投資家にとってはとても魅力的な投資市場でもあります。

こちらについては、専業の金投資会社から大手の会社まで様々あります。

世の中に動きに敏感になりたい退職金運用者は、このような商品も運用のポートフォリオに加えられても良いのではないでしょうか。

退職金の分散投資も一つの手

退職金の運用方法についてご紹介しました。

預金商品を除き他はすべて世の中の動きに敏感に反応していく投資商品です。

この世の中は一定ではありません。むしろ変化が普通です。

自分がじっとしていても、世の中事態が変化しているのですから、安定しているというのは単にご自分が錯覚しているにすぎません。

それだけに退職金の運用に関しても、ただ受け身的に金融機関の職員の勧められるままに一つのものに限定して運用するのでなく、むしろ積極的にいくつかの商品に分散して投資されることで、トータルとしての運用益が期待できるのではないでしょうか。

それがまさに、アクティブに老後を生きるということにもつながっていきます。