相続問題の相談先はどこが良い?弁護士や税理士からファイナンシャルプランナーまで

相続問題の相談先はどこが良い?弁護士や税理士からファイナンシャルプランナーまで

相続問題は誰にでも起こると言われるようになりました。

そんな時に誰に相談したらいいのかわからないと困ってしまう人も増えているのではないでしょうか?

実は相続でもめているのは多額の財産よりも、少額の財産の方で、その件数も増えていると発表されています。

そこで、相続問題について相談できる人をご紹介します。

1.弁護士

相続問題で相談する先として、真っ先に思い浮かぶのが弁護士でしょう。

弁護士に相談するときは、「相続問題」を専門、もしくは得意としている弁護士に依頼するのが理想的です。

弁護士の仕事の範囲は広いので、たくさんの件数を扱っていても得意とする分野は異なっています。

離婚問題を専門とするとか、相続を専門とするなど、弁護士によって異なっていることを把握しておきましょう。

法律全般のプロですし、実際にあったケースなども踏まえてわかりやすく説明してくれます。

兄弟一人ひとりにそれぞれの弁護士を依頼して、問題解決をするのが一般的です。

例えば兄弟2人の相続問題を解決しようとしたら、2人で1人の弁護士を依頼するのではありません。

弁護士は依頼人の利益を優先するのが基本的な考え方なので、個別に弁護士の依頼をするものです。

自治体によっては、弁護士の無料相談窓口を設けていることもあります。

実際に相談する弁護士によりますが、費用は高めだと考えて良いでしょう。

2.税理士

相続をすると当然ですが相続税を納めますので、相続の相談先に税理士を検討する人もいるでしょう。

遺産相続は不動産や預貯金などがありますが、実際に相続税を払うほどの金額を相続するケースは少なかったのです。

2015年1月に相続税の実質増税が行われ、非課税枠が減少したため相続税を納める人が増えると言われています。

2014年までは4%くらいの人しか相続税の対象ではありませんでしたが、税制が変わってからは6~8%くらいの人が相続税の手続きを求められるようになるでしょう。

自分の相続分が3,600万円を超えるとわかった人は、税理士への依頼を検討してもかまいません。

主に相続と税金の手続き代行を依頼することになり、費用は20万円程度が目安です。

3.司法書士

相続の中でも不動産に関する内容なら、司法書士に相談する場合もあります。

市区町村に司法書士相談窓口が無料で設けられていることもあり、弁護士より先に司法書士に相談する人もいます。

不動産は相続してから名義の変更をしたり、面倒な手続きが多くなります。

相続トラブルが起こっていない人なら、司法書士に登記手続きなどすべてをお任せできます。

司法書士に払う費用は、課税基準額(相続額)1000万円以内で4万円のように各司法書士事務所で料金設定をしています。

登録免許税は、相続した課税基準額の4%を納めますので実費請求されるでしょう。

料金体系と司法書士の経験を踏まえて選んでください。

4.行政書士

行政書士は、公的な手続きなどで必要な書類を作る専門家です。

遺言の作成などは依頼できますが、遺産相続問題の解決ができる役割は持っていません。

弁護士は代理人になれますが、行政書士では代理人として裁判に出ることもできない決まりです。

法律的な知識はありますので、アドバイスをくれる相談先になりますが、相続問題を解決するため実質的に動くことはないのです。

行政書士に遺言書作成を依頼した場合の一般的な価格は5万円程度です。

権利義務などを主張するときの書類作成を依頼するには良い相談相手ですが、弁護士のように裁判で代理人として解決に導くところまでは担当できないと考えてください。

5.信託銀行

信託銀行では遺産信託を受けていますので、相続財産が多いとか配分が複雑なケースで利用されることがあります。

遺言書作成から実際の遺産分配まで対応していて、配分を問題なく行うための遺言執行人にもなります。

ただし、費用は高額で、遺言書の保管に1年で5000円を支払い続けるとか、遺言執行人まで依頼すると150万円など、サービスごとに費用が加算されます。

基本料金も数十万円となるため、遺産が多い人が信託銀行を利用すると考えて良いでしょう。

銀行にも専門家が所属していますので、法律の専門家に個別の依頼をするよりわかりやすく便利だという人もいます。

6.ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは人生のマネープランを検討するときにサポートしてくれます。

生命保険の検討をするときや、先に自分の財産をどのように相続させるのかを検討しておくなら相談しやすい相手です。

葬儀費用などの大まかな計算もしてくれるので、亡くなってから家族に問題を残したくない人には良いでしょう。

弁護士は遺産相続のトラブルまで解決してくれるのに対して、ファイナンシャルプランナーができるのはトラブルの予防策を検討するところまでだと考えてください。

事前対策として遺産協議や配分を決めるには、ファイナンシャルプランナーも相談先になります。

実際に相続の段階になったら場合の実務的なサポートは難しいでしょう。

相続問題はそれぞれの専門家に相談しよう

財産を残す人と相続する人、また生前もしくは亡くなってから相談するのかによって相談する先が変わるケースもあります。

第三者の専門家に相談するため、支払う費用も合わせて検討することになります。

法律の専門家でも得意分野は異なりますので、良き相談相手が見つかるように探し方を把握しておきましょう。