葬儀の生前契約をする際のポイントまとめ。理想の葬儀を自分で決めよう

葬儀の生前契約をする際のポイントまとめ。理想の葬儀を自分で決めよう

近年、ご自分の葬式をより理想的なものにしようと、葬儀の生前契約をされる方が増えています。 しかし、ただ自分のやりたいようにやる、というだけでは、やはり弊害が出てきてしまうものです。 そこで、より理想的な葬儀にするための、葬儀の生前契約をする際のポイントをご紹介します。

1.どのような葬儀にしたいかを決める

宗派・菩提寺は、それぞれの家庭で代々檀家になっているところがある方もいれば、それが薄れている方もいると思います。 必ずしも代々属している宗派・菩提寺で葬儀をしなければならないということもなければ、また無宗派であっても何かしらの宗派のやり方で葬儀をしたいと思えば探して檀家になっても良いのです。 最近では、「葬儀」ではなく「お別れ会」や「偲ぶ会」として行う自由葬や、家族や近親者のみで行う家族葬、火葬のみで済ませてしまう直葬も、当たり前になりました。 こうでなければならないということはないので、どのように葬儀をしたいかを考えることはとても重要です。 例えば、お花が好きだから、祭壇には生花をたくさん飾ってほしいとか、音楽が好きだから生演奏を依頼したいなど、出来る限り具体的に考えた方が、経費も予測しやすくなるでしょう。

2.知人・友人の一覧を作る

万が一の場合、誰に伝えてほしいか、誰に葬儀に来てほしいかをということは予算を考えるうえでも重要です。 参列者の人数によって予算が大きく左右されることがあります。 蓋を開けてみたら、予想よりも参列者が多すぎて香典返しや直会のために追加料金がかかってしまったというケースはよくあります。 また、この一覧を作っておくことで、残されたご家族にとっても混乱することなく進めることができるというメリットもあります。 近親者のみで行うか、可能な限り来てもらうのかによって、知らせる人数は変わってきますが、近親者のみで行う場合は、後々トラブルにならないように注意が必要です。 自分は近親者だけで良いと思っていても、そうではない親族もいないとは限りません。 この点はおそらく葬儀社からも指摘される可能性があります。 「どのような葬儀にしたいか」と一緒に、知らせる人の一覧を、意思表示として書き残しておくことをオススメします。

3.予算を考える

会員制度や互助会制度、積立金制度などを設けている葬儀社が多くあります。 葬儀社によって特典や割引もそれぞれなので、何社か比べてみるのも良いと思います。 中には他社を解約すると解約手数料分の特典をつけるという葬儀社もあります。 多くの葬儀社では、棺や仏具・貸出祭壇・会場料など必要最低限のものが含まれているプランを用意しています。 参列人数に合わせて葬儀の規模により金額が異なり、足りないところをオプションで補うことが多いです。 しかし、このプランに予め含まれていないものがある場合があります。 それは、直会の料理と香典返しです。 参列者の人数は予想通りにならないことの方が多いので、プランに含めることができない場合が多いのです。 プランとして低価格を提示されていても、請求書を見て驚く人もいらっしゃいます。 また、葬儀代金以外にも、法要やお墓、何らかの宗派で行えばお布施やお花代が発生しますが、それらはプランに含まれていないことが多いです。 ただし、葬儀社によって違いはありますので、何社か見積をとりながら確認しておいた方が良いでしょう。

4.本当にその葬儀社で良いのか

会員になっているから、積立をしているからといって、一社だけで決めてしまっていませんか? どのような形の葬儀にするかと参列者の予想人数が分かれば、だいたいの予算は立てられるので、複数社から見積書をとることも可能です。 また、金額以上に大事なのが葬儀社の担当者です。 見積依頼や生前相談の際は、親身になって話を聞いてくれる担当者なのか、希望に沿うよう努めてくれる担当者なのかよく見ておきましょう。 予算・計画を立てても想定外のことが起こるのが葬儀です。 そして、急なことでありながら、悲しむ間もなく参列者の対応に追われるのは、残された家族です。 サポートしてくれる葬儀社をよく見極めることで、いざという時、経済的・精神的な負担は軽減されるでしょう。

生前契約で葬儀をより理想的なものへ

もし自分が亡くなってしまったとき、葬儀は故人を偲ぶ儀式であると同時に、実は残された家族に大きな負担がかかることでもあります。 少し前までは、葬儀について話すことは、とても不謹慎なことという考えが強い傾向にありましたが、最近では自分の最期について考えておくことは当たり前のようになってきました。 何から考えたら良いかわからないという方は、エンディングノートを書くことから始めるのも良いと思います。 家族の負担を出来る限り減らすためにも、家族と、葬儀社と話し合い、理想的な葬送することが一番の供養になるでしょう。