終活のポイント。人物金を整理していこう

終活のポイント。人物金を整理していこう

安らぎと充実感のある老後生活を送るために、いつの日か迎える最期の日に向けて、セルフプロデュースすることを「終活(しゅうかつ」といいます。 人生の総仕上げ、終活には、「絶対にこうしなければならない」という決まりはありません。 簡単にはじめられることからでOKです。 だれでも簡単にはじめられる終活の心得を、ヒト・モノ・カネの3つのポイントでまとめてみました。

1.ヒトの終活~人々とのお付き合いの整理

人生経験豊富なシニア世代は、知人、友人もたくさんいらっしゃるという方も多いのではないでしょうか。 親戚やご近所付き合いも含めて、多くの方々との交流は、ある意味、人生の財産とも言える宝です。 歳を老いたからといって、交友範囲を無理にせばめる必要はなく、むしろ、これからだって、趣味などを通して新しい友人や仲間が増えることもあるでしょう。 しかし、昔の仕事上のつきあいで、お中元やお歳暮のお付き合いはしているものの…儀礼的でいつまでつづけたらよいのかと思う方や、年賀状のみのやりとりが数十年続いているが、最近は顔も思い出せないしきっと今後会う機会もないかもしれない…。 人生も長ければ、そんなお付き合いになっている方々と、どこかで失礼のない形でおつきあいに区切りをつけたいと思うこともはありませんか。 そんな時は、長年のおつきあいに感謝の気持ち込めつつ、今後の儀礼的なお付き合いをやんわりと辞退させてもらうようお願いしてみるのも一案です。 文例としては、「当方もだいぶ歳を重ねており、失礼とは存じますが、今回をもって季節のご挨拶は控えさせていただきます。今までのご厚情ありがとうございました」といったフレーズであくまでもこちらに非がある…ニュアンスを含ませると、相手側の心象を損ねずに済みます。 毎年のお中元、お歳暮、年賀状書き…毎年、お付き合いを見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか? 自分の葬儀の際に、本当にかけつけてもらいたい知人・友人など、家族にもわかるようにしておくためにも、このステップは役に立つでしょう。

2モノの終活~暮らしの品々を整理する

近年、「絶捨離(ダンシャリ)」なるキーワードがもてはやされているのはご存じでしょうか? 簡単に言うと、「不用品は整理処分してすっきりシンプルな暮らしをしましょう」という意味があります。 他人から見たら単なるガラクタのようにしか見えないものであっても、本人にとっては、子育て時代の思い出などが詰まっていたりして手放し難い…、といったお気持ち、よくわかります。 まだ使えるものは、大切に取っておく…もったいない精神、日本人が大切にしてきた心がけです。 たしかに、物を大切にすることは美徳です。 しかし、いくら新品であっても、いつか使うかもしれないものであっても、今使っている物をしまうスペースがなくなるような状態で、いつまでも手元にとっておくのは、果たして賢い生活といえるのでしょうか。 誰が悪いわけでもないのですが、子供達と暮らしていた頃と、シニア世代のみの暮らしでは、生活に必要な物の種類や量も異なってくるのが自然な流れです。 雑多なものがあふれかえった室内は、生活動線を阻害してしまうのも事実です。 必要なものが見つけられず、探すのに時間を要したり、同じものを幾つも買い込んでしまったり、不要な家具につまづいて転倒したり、扱いずらくなった家電で火災事故を招いたり…。 せっかくの老後生活なのに、こんなことに手間暇を費やしてしまうことこそ、もったいないことかもしれません。 今の暮らしにあった物の形や量にあわせていくためには、思い切った物の処分も必要です。 家族や他人に、勝手に処分されると腹がたつ気持ちもはよくわかります。 だからこそ、ご自身がお元気なうちに、ご家族の協力も得ながら、自分の力で所持品をすっきりさせておくのは、とても大切なことです。 実際、残された遺族が、個人の遺品処理(衣類や家具やゴミなど)に、膨大な時間と費用がかかり、一種の社会問題としてクローズアップされることも多くなっています。 掃除のいきとどいた家であれば、人を招くのも苦ではなくなります。 すっきりとした部屋で、子供やかわいい孫たちと思い出アルバムを楽しむ…そんな暮らしも悪くないと思いませんか?

3.カネの終活~老後のマネープランニング

多額の資産家ともなれば、税理士を交えたタックスプランニング(相続税対策)などは欠かせません。 私はそこまでの資産家ではない…とご謙遜の方でも、老後のマネープランニングをしっかり行っておくことは大切です。 だからといって、いきなり税理士に相談…というのは敷居が高いと感じる方も多いかもしれませんね。 まずは、自分自身で今後の生活資金について、ざっくりと見渡してみることからはじめましょう。 会社勤めのサラリーマンの方であれば、毎月のお給料が生活費となっているわけですが、定年後は収入を得る手段が大きく異なります。 定年後の生活は、年金、退職金、今までの預貯金といったものがベースになります。 一定額の年金収入はあるものの、今までのようなボーナスはありません。 また、一度に多額の退職金を手にすることになりますが、これも無計画に使ってしまうのは非常にリスクがあります。 まずは、老後の生活資金がどれくらい必要になるのか、また、どれくらいの支出におさえておけばよいのか。 お金の使い方についても、しっかりと見直すことが求められる時期だということが、意識できるのではないでしょうか。 老後生活のマネープランニングの見直しのお手伝いには、ファイナンシャルプランナーへの相談もオススメです。 金融機関主催のシニア向けセミナーや、公共施設での相談会など、無料でおこなっている勉強会もあります。 老後のマネープランニングを考えるキッカケとして上手に利用したいものです。

終活は自分だけでなく家族のためという側面もある

以上「終活」をはじめたい方が手軽にトライできるポイントを、ヒト、モノ、カネの3つ視点からまとめてみました。 最後に、「終活」は、自分自身のためでもありますが、ご自身がお亡くなりになったあとのご家族のためといった側面も持ち合わせています。 これを機会に、ご家族と今後のライフプランについて、ゆっくりとお話されてみるのをオススメします。