身辺整理をする際のポイント5つ。身辺整理を始めよう

身辺整理をする際のポイント5つ。身辺整理を始めよう

人によって時期は異なりますが、人生の終盤を意識するとき、身辺整理をしなくては、と思うことがあります。

両親の残した家に不要なものがいっぱいあって、捨てるのが大変だったというような経験をした人や、病気のため自分がいなくなった後のことを真剣に考え始めるという人もいます。

身辺整理はどのようなポイントを押さえ、どのような方法で進めていったら良いのでしょうか。

1.残すべきものといらないものを明確にする

まず、自分の手元にとりあえずおいておくものと、手放すことのできるものを分けていきましょう。

いつのまにか増えてしまった衣類、書籍、食器、雑貨などの中には、懐かしいけれどももう使わない、というものも多いはずです。

まずは、すぐに捨ててもよいもの、捨てるのがもったいないもの、処分に迷うものの3つにわけるとよいでしょう。

その上で、すぐに捨てられるものは捨てて、全体の量を減らしておくと、あとの作業がやりやすくなるはずです。

今日はこのタンス、明日はこの戸棚の引き出し、というようにエリアを分けて、徐々にすすめていくようにし、あちこち無計画に手をつけて疲れてしまう、というようなことがないようにしましょう。

捨てるものを入れる袋を例えば布類、一般ゴミ、プラスチックというように自治体のゴミ分別の区分にしたがってそれぞれ用意しておくと、効率よくゴミを出せるはずです。

2.捨てるのがもったいないものをどうするか

例えば、衣類など「まだ着られる」「ほとんど着た事がない」「高かった」などという理由で捨てるのがためらわれる場合があります。

もし親類などでもらってくれる人がいるようなら「捨ててもかまわないから」と断った上で渡してもよいでしょう。

ただ、あまりにも型が古かったり少しでも傷んでいたりしたら、思い切って捨ててしまいましょう。

貰った人にとっては何の思い入れもないわけですから、かえって迷惑になってしまうものです。

また、古着や古本などを発展途上国の困っている人に送るNPOなどもありますし、最近では買取を行っている業者もあります。

そういったところにあたってみるのも1つの方法です。

また、紙類や衣類などは資源ごみとして出してリサイクルしてもらうこともできるのですから、思い切って捨てても罪悪感を覚える必要はありません。

引き出物でいただいたけれど使っていない食器やタオル、といったものは、地域の幼稚園や福祉施設のバザーなどで不要物を募集している時がありますので、探してみるのもよいでしょう。

3.処分に迷うものをどうするか

他人から見れば何の価値のないものでも、思い出の品というのは捨てにくいものです。

例えば、写真や手紙、賞状などがあげられます。

子どもの小さい頃の写真などは少しだけ手元に残し、あとは本人に渡してしまいましょう。

子供によっては「もういらない」と言う場合もあるでしょうが、そこは本人の判断を大事に考えて、思い切って任せてしまいましょう。

手紙については、「自分がいなくなった後で遺族がみてどう思うか」を判断の基準とすると良いのではないでしょうか。

これもどうしても思い入れのあるものは少しだけ残して、年賀状などは古いもの、儀礼的なものから捨てていきましょう。

賞状なども最低限のものにとどめ、場合によっては写真に残して捨ててしまうことも考えられます。

4.身辺整理で積極的に残しておきたいもの

人が亡くなった後、遺族が困らないように残しておきたいものもあります。

財産ということがすぐに頭に思い浮かぶかもしれませんが、意外と盲点になりがちなのが、「連絡先」です。

手紙類を全部処分してしまったために、お葬式などの際、親類や友人とどうやって連絡をとっていいのかわからなくなってしまう、ということがあるのです。

また、携帯に登録されているアドレスなども、それだけではどのような関係の人かわからず、どこまで連絡していいものか迷ってしまうものです。

携帯に暗証番号を設定していると、そこから連絡先を知ることができなくなります。

必ず「自分にもしものことがあったら、友人ならこの人、親戚ならこの人に連絡を」ということを決めておき、家族に知らせておくようにする必要があります。

また、通帳やカード、不動産の登記関係の書類、印鑑、といったものはひとまとめにしておき、すぐに分かるようにしておきましょう。

なお、使っていないクレジットカードや通帳は解約しておくことも忘れないようにしましょう。

5.相続と遺言

自分がいなくなった後、自分の財産を誰が引き継ぎ、葬儀や埋葬などの世話を誰がやってくれるのか、きちんと確認しておくことが必要です。

たくさんの財産がある場合や、葬儀などで自分なりのこだわりがあるような場合は、遺言を残しておくことも検討しましょう。

また、財産というほどのものはない、という人でも、銀行に通帳がある場合はそれを解約したりする手続きを残された家族に任せることになり、それがかなりの面倒を引き起こす場合もあります。

遺産がどれくらいあって、相続人は誰になるかといったことを確認しておくとよいでしょう。

自治体などで無料の法律相談を行っている場合もあるので、自分ではよくわからない、という場合はまず相談してみるのもひとつの方法です。

身近なものから身辺整理を始めよう

身辺整理に手をつけるのは勇気がいることですし、かなり疲れるものです。

うっかりいるものを処分してしまったりするのではないか、と不安になったりすることもあるものです。

まだ少し早いかな?と思われるような時期から、少しずつ、手を入れやすい部分から始めておくとよいでしょう。