生前整理のやり方7つ。生前整理をしておこう

生前整理のやり方7つ。生前整理をしておこう

人はいつかは死にますが、自分の死後に家族や親族に苦労はかけたくないですし、トラブルも起こして欲しくないですね。 そうした時に備えて事前に準備しておけば安心です。

1.生前整理に必要なこと

生前整理とは自分が死ぬ前に、残された家族や親族のために、財産相続や遺品整理で苦労しないよう、自分自身で事前に行うことです。 生前整理は精神的に明確な意思を持ち客観的な判断ができ、身体的には重度の介護状態になる以前に行う必要があります。 時期としては、60歳~65歳の年金が支給され子供が独立していく頃の時期が良いでしょう。 生前整理のやるべきことは、大きく分けて以下の項目を整理することになります。 ①自分の所有物の整理(老前整理) ②重度の病気になり、一人で生活できなくなった時の自分としての意思 ③自分の葬儀やお墓に対する考えかた ④カード、銀行口座、身分証明証、情報ツール(道具)などのリスト作成 ⑤財産リストの作成 ⑥財産の相続に対する自分の意思表示 生前整理は自分が死んだあとでも、家族や親族に自分の意思を明確に伝えられるようなツールを用いて行いましょう。 そのツールとしては、①~⑤はエンディングノートで⑥は遺言書が最も適しています。 エンディングノートと遺言書はネット上にそのフォーマットが公開されていますし、エンディングノートは本屋さんでも売っています。

2.自分の所有物の整理

現在から将来の自分にとって、必要な物と不必要な物を区分する整理です。 今までの生活環境を気分的にリセットして、もう一度これからの自分の快適な生活環境を作り直しましょう。 そして、必要な物は用途別にきちんと整理し、その場所が他の人でも解るようにしておく必要があります。 また自分の死後に、大切な物を形見分けとして誰かに分けたい場合は、その意思をエンディングノートに記載しておきます。 不必要な物は処分するか、誰かにあげるか、リサイクルショップなどに売るかで、自分の身の回りを必要な物だけにします。

3.重度の病気になり、一人で生活できなくなった時の自分としての意思

一人で生活できなくなった時の生活環境の意思表示をしておきます。 家庭環境や経済状況を考えた上で、自宅で誰かに介護してほしいのか、高齢者住宅や老人ホームに入所したいのかの意思表示です。 重度の介護状態になった時や、認知症を発症した場合にはどうして欲しいのか? ガンなどの不治の病になった場合には告知して欲しいのか? また延命治療はして欲しいのか? 死後の身体の臓器提供や献体はどうするのか? 残されたペットの処遇はどうして欲しいのか?・・・などの意思を明確にしておきましょう。 また、かかりつけの病院、アレルギーの有無、持病や常用薬、過去の病歴などもエンディングノートに記載しておきましょう。

4.自分の葬儀やお墓に対する考えかた

自分の死後の葬儀の希望を考えておきましょう。 一般的な葬儀、家族葬、火葬式、散骨葬などの希望や、宗派もはっきりとさせておいてください。 そのときに自分が亡くなったことを知らせたい人(親族、友人、知人など)の連絡リストも作成してください。 また写真を整理して、遺影としての希望写真があればエンディングノートに記載しておきましょう。 お墓はどうするのか、悩むところです。 最近は先祖のお墓があっても遠くにあったり、地元にあっても子孫が長期にわたって管理できるか解りませんね。 遠くの先祖のお墓はどうするのか? 地元のお墓を今後はどうしたいのか? これらについても明記しておきましょう。 最近は永代供養のお墓も増えてきていますので、家族や親族と話し合うことが必要です。 また、葬儀やお墓は自分が生きているうちに生前予約をしておくと、家族は迷うことがないですね。

5.カード、銀行口座、身分証明証、情報ツール(道具)などのリスト作成

クレジットカードのリストを作成し、どの口座から引き落とされているかを明確にしてください。 会員カードは年会費がかかっているものもありますので、解約する場合の方法も明確にしましょう。 銀行口座のリストを作成し、通帳・カード・印鑑を一体にセットして、印鑑には迷わないように番号シールを貼って管理すると、後でどれがどれだか分かりやすくなります。 身分証明証としてのパスポート・マイナンバーカード・運転免許証・健康保険証・公的年金手帳は、自分の死後に家族によって返却してもらう必要があります。 カード・通帳・身分証明証などは貴重品として、一括して保管・管理しておきましょう。 また情報ツールとしては携帯・スマホ・固定電話や、PCのインターネット回線や有料サービスなどがあります。 そのリストを作成したうえで、IDやパスワードやメールアドレスも漏れなく記載しておいてください。 そうしておかないと本人以外には解りませんし、また解約に面倒な手続きがかかり時間もかかります。

6.財産リストの作成

財産リストの作成は、現在の自分の財産を把握することにより、今後の生活設計を作るうえで欠かせないものです。 預貯金、有価証券、金融資産、不動産、私的年金、その他資産(美術品、骨董品、宝石・貴金属、ブランド品、自動車など)をすべてリストアップしてください。 貸出金や借入金・ローンがあればリストにして、その内容も明確にしておく必要があります。 また連帯保証人や保証人になっている場合も、同様にその内容を明確にしておく必要があります。 保険も契約している保険をリスト化し契約内容を明記し、その証書を一括管理することで家族が請求しやすくなります。

7.財産の相続に対する自分の意思表示

財産リストの作成により現時点の財産が把握できたら、財産の相続に対する自分の意思を入れた遺言書を作成しましょう。 財産の金額や価値の変動はありますし意思の変化もありますので、変動や変化があったら新に作り直してください。 遺言書は遺書やエンディングノートと違って法的な効力がありますので、間違わないように慎重に作成してください。 遺言書の種類は「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」と「秘密証書遺言」の3種類あります。 自分の事情に合わせて作成しましょう。 また、もし遺言書について分からないことがあれば、弁護士に相談するようにしましょう。

親しい人のためにも生前整理をしておこう

生前整理を行うのは自分自身の身の回りを整理するだけではなく、気持ちの整理も行うことです。 時間もかかり、また自分自身だけでは決められないこともたくさんあります。 そのときは家族や親族に相談して、死後にトラブルが起きないようにしておきましょう。 そして、安心できる第二の人生を過ごして、健康寿命を延ばしたいですね。