老人ホームの費用はなぜ高いのか。理由を検証してみた

老人ホームの費用はなぜ高いのか。理由を検証してみた

老人ホームにはどうしても「費用が高過ぎる」というイメージが付きまとい、それが原因で入所するのをためらってしまう人も多いようです。

しかし、費用が高いのにはそれなりの理由が存在します。
では、具体的にどんな理由で老人ホームの費用が高くなってしまうのか、見ていきたいと思います。

1.「死ぬまで快適に利用する権利を買い取る」システムであるため、入所金が高い

まず、老人ホーム入所に当たり「費用が高い」と感じられるものの1つが、入所金です。

具体的な費用に関しては、ホームによって違いますが、どこも、ある程度まとまった金額の入所金を支払う必要があります。

これは、「自分が入所する老人ホームでの権利を、死ぬまでの間買い取る」という契約システムを取っているため、入所金の金額が高くなってしますのです。

入所してから死ぬまでの間というのは長い期間になるため、その間快適な生活を保障してもらうためには、老人ホーム内での権利を、年単位で買い取る必要が出てきます。そのため、どうしても入所金が高くなってしまいます。

その代わり、途中で退所した場合は、その期間によって、入所金がいくらか還元されることがあります。

2.生活費や介護費用が含まれた金額であるため、月額費用が高い

老人ホームに入所したら、今まで自宅にいた時と同じように、通常の日常生活が待っています。

食事代などを始め、光熱費・水道代などの生活費を入所者が支払う必要があります。

それに加えて、老人ホームの部屋を借りているので、家賃や管理費も発生してきます。また高齢になると体の不調なども出てきますから、プロによる介護サービスも必要になります。そのための介護サービス費用も支払うことになります。

これらのもの全てが、月額費用に含まれているため、どうしても毎月支払う金額が高くなってしまうのです。

一見すると高そうに見えますが、内訳を見てみると、全ての必要経費が含まれていることがわかります。

3.施設を維持していかなくてはならないため、費用が高い

老人ホームで皆が快適に生活していくためには、施設そのものをきちんと維持していかなくてはいけません。

また安全管理を確実に行うことも義務付けられています。

そのため、費用をある程度高めにすることによって、施設を安全に管理し、必要があれば修復などを定期的に行って入所者が快適に生活できるように運営しているのです。ある一定の維持費が常にキープされていることによって、入所者の生活の質が保障されていると言えるでしょう。

老人ホームの費用は不透明なものではない

金額だけ見ると、「高過ぎる」と感じてしまいがちな老人ホームの入所費用ですが、入所者の生活をより良い状態で維持していくために必要な経費に生まれ変わるお金です。

金額の数字だけを見ると二の足を踏んでしまいますが、決して不透明なお金ではなく、施設を安全に管理し、入所者のサービス向上に使われるという目的を持っています。