50代60代で老後資金がない時どうすれば良いの?
50代60代で老後資金がない時どうすれば良いの?
50代を過ぎて老後資金がないということも、意外とよくあることです。
思いかけず病気をしてお金がかかったり、子供の進学にお金がかかったり、想定外の事態はたくさん起こります。
老後の為のお金がない、そんなときはどうしたら良いかご紹介します。
1.日常生活を見直す
まず第一に、日常生活のレベルを見直してみましょう。
1ヵ月にどのくらい生活費にお金をかけていますか?
トイレットペーパー1袋でも、500円のものと200円のものを買うのでは全然違います。
年を重ねれば量より質の志向になってくるのはわかりますが、老後の資金がないとわかっているのであれば、時には量を優先しなければなりません。
贅沢品を多く購入していないか、物を買うときに1つ1つ単価を気にして、できるだけ安いものを選んでいくように心がけていきましょう。
それが月に何千円ものお金を生み出すことになります。
2.毎月の固定費を見直す
毎月の固定費はお金を作るために非常に重要な要素です。
携帯電話を所有しているのなら、プランの見直しを相談にいきましょう。
知らないうちに高いプランに入れられていることもありますので、今の用途を伝え、ショップの人に安いプランの提案を求めましょう。
それからパソコン関係の契約がある場合は思い切って解約してもいいと思います。
今は携帯電話さえあればすべて補えます。
特別にパソコンで趣味をしているとか、仕事をしているという場合を除いて、部屋のオブジェになっているような家庭はなくしてしまいましょう。
それだけでも数千円違います。
それから保険などももう一度見直して、この先必要な最小限のものにしましょう。
若い頃に入ってそのままになっているものは特に確認する必要があります。
50代を過ぎれば、大概の場合は大きな保険に入る必要がなくなってきます。
小さいお子さんがいらっしゃる家庭は別ですが、そのほかの場合は自分たちだけのための保険へ切り替えていく時期に入ってきます。
節目できちんと確認して、無駄なお金を払わないようにしましょう。
3.年金がいくらもらえるのか確認する
生活水準や固定費を見直したところで、年金がいくらもらえるのかを知っておく必要があります。
無駄を削減した状態でどのくらい年金をもらえるのか、確認しましょう。
そしてその年金で生活のすべてがまかなえるのか、まかなえないのか、それを知っておかない限りは、生活の目途が立ちません。
いずれ仕事をすることができなくなったときの生活をシュミレーションしておくことは非常に重要なことです。
年金で生活費をまかなえる場合は心配ありませんが、赤字になってしまう場合はもう一度必要経費を考え直す必要があります。
収入がそれ以上見込めない以上、削っていくしかないのです。
老後のお金がないと自覚した時点ですぐに実行しましょう。
4.今からでもお金を貯める生活を
まだ50代でしたら時間はあります。
仕事も探せば全く無いわけではありません。
本当にお金を貯めたいと思うのであれば、何でもできる仕事はやりましょう。
無駄を省いた生活と、コツコツ仕事をしたお金を残しておくようにすれば、5年~10年くらいで100万円は貯まると思います。
100万でもあれば気持ち的にゆとりも持てるし、いざというときのお金は少しでも多く用意しておくべきです。
体が健康で仕事を続けられる限りは、がんばって働いて1円でも多く稼ぎましょう。
60代でも元気で体力に自信がある方は仕事を探しましょう。
シルバーなどでの採用もありますし、仕事は限られるとはいえ収入が少しでもあることは重要なことです。
できる限り仕事を続けましょう。
後で自分を助けることにもつながります。
5.子供がいれば素直に話しておく
自分でするべき努力をしてもどうにもならないということもあると思います。
その時には身内を頼るのも手段です。
子供がいる方は早めに正直に話をしておきましょう。
その時には老後の生活資金が確保できなかった経緯をきちんと説明し、そのためにどのような努力をしたのかも聞いてもらえるようなら話をしましょう。
子供だったら親の面倒をみるのは当たり前だ、という態度ではいけません。
確かに親には一生をかけても返せないほどのお世話をしてもらっていますが、子供を望んだ以上それは当たり前のことで、果たすべき責任です。
そして子供には子供の人生があり、家族があり、お金の使い道があるのです。
それを考慮したうえで、面倒をみてもらうしかないという決断をしたのであれば、お願いをする姿勢にならなければいけません。
最終手段として頭に入れておきましょう。
老後資金がない時は今すぐ見なおそう
このように老後資金がない場合には、今すぐに見直すべきことがたくさんあります。
お金がないのであれば、今あるお金の中からお金を作る努力をしなければなりません。
できるだけ自分や配偶者で生活していけるように努力していきましょう。
やる気があるかどうかの問題でもあります。
まだまだ人生はこれからです。
余生を楽しむためにもがんばりましょう。