老後のアパート暮らしのメリット・デメリット

老後のアパート暮らしのメリット・デメリット

子供達も独立し、夫婦差し向かいの生活になって思うのは「家が広すぎる」ということ。

日々の手入れも大変な持ち家からアパートへ住み替えた場合など、老後のアパート暮らしのメリット・デメリットを知っておきましょう。

アパート

1.新入居は嫌がられる

借主が高齢である場合、どうしても「数年後、何が起こるかわからない」ということで、貸し出しを渋る大家さんがおられます。
今は元気でかくしゃくとしていても、思わぬ事故や病気があると、高齢者の場合は命に関わることもあります。

また、多くが階段を持つ構造をとっているアパート暮らしともなれば、その危険は倍増します。
そんな人たちのために、昨今では高齢者用アパートが存在しています。

ほとんどが一階部分に部屋があり、室内が完全バリアフリー化されていたり火元には電気調理器具を使用していたりと、借り手側も貸し手側も安心して利用できる住まいです。

賃料は同程度の普通の物件と比べてやや割高ですが、ぜひ検討してみてください。

2.お部屋の手入れが楽

賃貸物件は、最低限の居室とお風呂、トイレなどの設備のみを備えており、高齢者の持ち家にありがちな「遊んでいる部屋」が出にくいつくりになっています。

また、廊下や階段などの共用部分の掃除は専門の業者を入れて行っているところも多く、庭はないかコンクリート敷きのバルコニーになっていることがほとんどなので草むしりの手間もありません。

換気扇やエアコンなどの室内設備の故障は管理会社主導で行ってもらえる場合が大半ですし、中には家具・家電付き物件なども存在します。

そのため、日々のお掃除なども簡単に済ませられて、家事をこなすことのできない身体のよくない方にとってはうってつけの住まいといえるでしょう。

3.ご近所づきあいが希薄で寂しい思いをするかも

アパートというものは、住人の入れ替わりが激しいもの。
また、入居者の多くは家を持つまでのつなぎとして住んでいる若い家族や独身者です。

そんな彼らの中での暮らしは、親しくなってもどうせいつかはどちらかが出て行くからという意識が働くので、ご近所とのお付き合いは引っ越したその日のご挨拶程度にしか存在しないと思って間違いありません。

隣が少し騒がしくても、直接文句を言いに行くとその後とても敬遠されてしまうなんてこともよくあります。

高齢者のアパート暮らしは、そんな寂しさに襲われる可能性はかなり高いものです。

昔ながらのお付き合いは敬遠されるとはいえ、高齢であれば生活の上での不安はどうしても存在します。

そんなどうしても急を要する場合には、お隣の方より管理会社を頼ることになるでしょう。
常駐管理の物件なら、その点も多少は安心といえるでしょう。

ややハードルが高い老後のアパート生活

住まいとして必要にして十分なものだし、煩わしいしがらみもないアパートでの生活。
しかし、高齢の方にとってはややハードルの高いかもしれません。
実際にアパートの外部、内部をよく観察して、住み良い住まいをみつけてください。