リウマチへの薬と副作用まとめ。リウマチの薬はどんなものがあるの?

リウマチへの薬と副作用まとめ。リウマチの薬はどんなものがあるの?

関節などに痛みを感じるリウマチへの薬にはどのようなものがあるのか、リウマチを患っている方は気になりますよね。

ハッキリとした原因解明がまだできていないので、現在のところリウマチを完治する薬は無いと言われています。

しかし、リウマチはきちんと投薬を受けることで症状を緩和しながら寛解を目指し、問題なく日常生活を送ることができます。

リウマチの薬の効果と副作用も併せてご紹介します。

1.痛みを抑えるステロイド系抗炎症薬

リウマチの痛みを抑える目的で使用する抗炎症薬には2タイプあります。

そのうちのステロイド系には、プレドニゾロンやベタメタゾンなどが使用されます。

私たちの体の中では、副腎皮質ステロイドホルモンという物質が作られているのですが、その物質と似た構造を持っている薬のことです。

ステロイド系抗炎症薬は、少量で様子を見ながら使用してれば、途中でやめることも難しくはありません。

個人差はありますが、量の多いステロイド系抗炎症薬を使用し続けると、投薬を中止したくても医師に相談しながら徐々に量を減らす「減薬」というステップが必要になる場合も予測されます。

また、長期間にわたって多めの量を飲み続けていると、副作用として感染症を起こしやすく、骨粗鬆症になる人もいるため、必要な検査を受けながら使用することになるでしょう。

2.痛みの軽減に非ステロイド系抗炎症薬

炎症の原因物質を押さえて、リウマチの痛みや腫れといった辛い症状を緩和するのが、非ステロイド系抗炎症薬です。

メロキシカム・インドメタシン・ロキソプロフェンなどがあります。

強い痛みを早く解消するので即効性には優れている薬ですが、リウマチ自体に対して働きかける力は弱いです。

そのためリウマチの治療に用いるときは、抗リウマチ薬と一緒に処方して様子を見ることが多いことでも知られています。

ステロイド系抗炎症薬に対して良いイメージを持てない患者に使用されることもありますので、医師と相談しながらステロイド系か非ステロイド経過の選択をすることになるでしょう。

胃の不快感が出る人も多いので、医師に相談すると胃腸薬を一緒に処方されるケースもあります。

3.免疫に働きかける抗リウマチ薬

抗リウマチ薬は、リウマチのメカニズムに対して働きかけながら症状を寛解に導くことが目的で使用されます。

メトトレキサート・レフルノミド・オーラノフィンなどがあります。

免疫の異常によって自分の細胞を攻撃してしまうのですが、骨の細胞に対して攻撃が起こると関節が破壊されるといった深刻な症状を招きます。

レントゲンを撮るとわかりますが、痛みの出ている関節に骨の空洞が出るなどの症状で現れます。

人によっては軟骨がすり減り関節がつぶれるケースもあります。

このような関節の破壊を進行させない作用が期待できるので、最近では初期段階のリウマチから、この薬を積極的に使用する傾向があります。

早期に使用するほど、関節の破壊を抑える力が強いと判断されるようになったからです。

効果については個人差が大きく出ますので、2~3ヶ月使用してほかの薬を検討する場合もあります。

感染症や間質性肺炎などの副作用リスクがありますので、投薬前に胸のレントゲンや肝臓・腎臓の検査をし、条件のクリアができてから開始します。

喫煙者は禁煙する、飲酒の習慣があれば量を減らすなど日常生活を見直す必要も出るでしょう。

ジェネリック医薬品を選択しても、一般的な薬よりも薬価が高い特徴があります。

4.新しく注目される生物学的製剤

生物学的製剤は、注射や点滴として投薬するタイプで、インフリキシマブ・トリシズマブなどがあります。

リウマチで痛みを感じるときに、サイトカインというタンパク質が多量に分泌され、リウマチの症状に影響していることがわかりました。

そこで、このサイトカインの分泌が抑えるために生物学的製剤で働きかけて、リウマチの症状を抑えるのが目的です。

リウマチのメカニズムに作用しながら、痛みの軽減にも大きな期待が持てます。

数週間程度で効果が現れるため、痛みや腫れの悪化・関節破壊が進んでいる場合に迅速な処置ができます。

抗リウマチ薬と併用して使用することもありますし、抗リウマチ剤を処方してもあまり効果が発揮されないときに、生物学的製剤に切り替えるなど多様な治療が受けられます。

感染症への抵抗力が激減するなどの副作用リスクがあるので、日常生活で注意することは増えるでしょう。

また、使用する生物学的製剤の種類によっては、高額な費用負担が求められるため、高額医療の手続きも併せて医師と相談することになるでしょう。

リウマチの薬を知ろう

どの程度リウマチが進んでいるのか、その段階によって使用する薬が変わったり、使用した薬の効果によっては強い効果を発揮する薬に切り替えるなど、医師の細かい判断が必要になります。

生物学的製剤のようにリウマチ専門医に相談した方が良い薬もありますので、ご自分でも知識を持って対応しましょう。