リウマチの血液検査が陽性だった時の対処法4つ

リウマチの血液検査が陽性だった時の対処法4つ

関節リウマチという病気は、体のあらゆる関節に発症します。

初期には手や足の指の関節が腫れたり、痛くなったりして、徐々に体中の関節に及んでいきます。

最も発症率が高いのは40代の女性に多く見られますが、男性にも発症しますし、10代の若い人から80代の高齢者まで発症が見られます。

そこで、もしリウマチの血液検査が陽性だった場合の対処法についてご紹介します。

1.リウマチ因子が陽性なら初期症状が出ているかをチェック

この検査でリウマチ因子が陽性と出る人は、健康な人でも約3%います。

年齢が高い高齢者になれば、その数値は10%もの人が陽性となることがあります。

ですが、この検査で因子が陽性だと出た人でも、まったく症状が出ない人もいます。

また本当にリウマチの人でも、発症している場合でも7割程度の人しか陽性反応がでません。

ですから、血液検査でリウマチ因子が陽性だった人の場合でも、足や手の指の関節の症状が無ければ、まずは様子を見てみることも一つの選択肢です。

しかし、少しでも関節の症状がある場合は、改めて抗CCP抗体検査を受けて、本当にリウマチかどうか調べる必要があります。

この検査は結果が出るまでに2週間以上かかり、そして、検査数値が100以上だった場合は測定不可能となる検査機関も多いので、どこで抗CCP抗体検査を受けるのかよく選ぶ事が大切です。

測定値不能となった場合は、せっかく検査を受けて2週間待っていたのに、結果が得られずにリウマチかどうかの結果も出なくなってしまいます。

そこで検査を受ける病院を探す目安として、この抗CCP抗体検査の分野で国内最大手の検査会社である三菱ビーエムエルという会社に検査委託している病院なら、測定値が100以上でも測定ができるので、それを目安とすると良いでしょう。

2.抗CCP抗体が陽性だったら

抗CCP抗体検査を受けて、抗体が陽性の場合はすぐに専門の病院を受診するべきです。

また逆に検査結果が正常範囲の数値であった場合でも、関節の腫れや痛みがある場合も同様にできるだけ早く専門医に受診するべきです。

関節の症状が軽度なら投薬などで症状を抑えることは可能です。

リウマチの場合、あくまでも検査データは目安であり、診断は臨床経験の豊富な専門医の診断によります。

早い時期にリウマトレックス・メトトレキサートという薬剤投与を受けることが大切です。

適切な時期に適切な投薬を受けることで、リウマチでも症状を抑えることができます。

3.リウマトレックス・メトトレキサートの副作用と対処

関節リウマチの患者さんでも、早い時期に専門医を受診してリウマトレックス・メトトレキサートという投薬を受けることで、人によっては、副作用で吐き気などをともなう胃腸障害が表れることがあります。

その場合葉酸を一緒に服用することで防ぐことができます。

できれば、抗CCP検査で異常値が出た段階で、市販のサプリメントで葉酸を取り始めておくことをオススメします。

この葉酸という栄養素は健康な人でも不足しやすいものですが、リウマトレックス・メトトレキサートの投与を受けることで大幅な不足が生じます。

吐き気、口の中の粘膜や膣粘膜などに炎症が起きて、痛みで食事ができない、などといった症状は葉酸を摂取することで治まります。

葉酸は水溶性のビタミンの一種で、多めに取っても吸収されなかった分は尿といっしょに体外に排泄されてしまいます。

それだけに不足も起こりやすくなるのです。

リウマトレックス・メトトレキサートの投薬はとても効果があり、世界的にもリウマチの標準的な治療薬になっていますが、リウマチの症状を抑えるには一定量の投薬が必要となります。

ですから、抗体検査で異常が出たら、速やかに受診する事と、受診前や投薬前から葉酸の接収を始める事で、副作用の出現も軽度で済みます。

中には、リウマトレックス・メトトレキサートの副作用の気持ち悪さや吐き気を恐れて投薬を止めてしまう患者さんもいますが、それは治療の機会を失うことになります。

ぜひ専門医に任せて相談してください。

4.リウマトレックス・メトトレキサートと関節症状

せっかくリウマトレックス・メトトレキサートで投薬治療をはじめても、関節の痛みや腫れが取れず、関節の変形が進んでいる、という患者さんがいます。

これは多くの場合、リウマトレックス・メトトレキサートの投与量が足りない場合が多いのです。

なぜリウマトレックス・メトトレキサートが効かないのかというと、ごくごく初期段階のリウマチの場合を除いて、週にリウマトレックス・メトトレキサート8mgでは足りないのです。

この量で寛解(腫れや痛みがほとんど無くなること)の達成は難しいのです。

専門医なら説明してくれますが、リウマチの患者さんの約半数は週にリウマトレックス・メトトレキサートを10mg以上の投与が必要になります。

せっかくリウマトレックス・メトトレキサート投与を受けているなら、ぜひ症状にあった量の投与を受けるよう、医師と相談してください。

リウマチ治療を専門にしている医師なら、この問題は素早く対応してくれるはずです。

投与を受けていても量が足りずにダラダラと数年過ごすと、リウマチ事態が進んでしまうことになりますので、早い対処が必要です。

リウマチ検査が陽性の時は、まずは医師と相談しよう

リウマチの血液検査で陽性であっても、関節の症状が見られない人は、医師と相談してそのまま様子を見て良いでしょう。

また、リウマチ因子が陽性の人でも、発症していない人も数パーセント程度いる場合があります。

仮に少しでも関節の症状がある場合は、すぐに抗CCP抗体検査を受けることをオススメします。

さらに、抗CCP抗体検査が陽性であった場合には、速やかにリウマチ専門医を受診して、早急に治す態勢を整えましょう。