リウマチを改善するための体操4つ。リウマチを体操で改善しよう
リウマチは、寛解期(症状が一時的、あるいは継続的に軽減した状態)に至るまで、一般的に長く時間がかかるため、マッサージに毎日通うのも大変です。 少しでも楽に毎日を過ごせるよう、自分で出来る範囲でやってみましょう。 そこで今回は、リウマチを改善する体操をご紹介します。1.指の間をゆっくり大きく開いたり閉じたり
リウマチの症状として、代表的なものに朝おきたときの手のこわばり、しびれがあります。 朝起きたときの手のしびれ、むくみ、こわばった感じがあるとき、手を動かすことで、血行が良くなり、少し柔らかくすることができます。 これからの寒くなる季節、特に手が冷えると痛みもこわばり、しびれも強くでることもあるので、血行を良くすることは大切なことです。 こわばりが強かったり、痛いと動かさなくなってしまいがちですが、動かさないと関節事態が固まって来てしまうので無理のない程度に動かしましょう。 動かしにくいときには、片方の手を、もう片方の手で、ゆっくり開いたり閉じたりする動きを手伝ってあげるとやりやすいです。 足の指に症状が強い場合は、足の指の付け根あたりから軽く上下に動かすとやわらぎます。 あまり力を入れ過ぎずにゆっくり行う事が大切です。 出来ないときは、手を使って、指を付け根からゆっくり動かすだけでも血行は良くなります。
2.手をじゃんけんの「グー」の形から「パー」の形へと「グー」「パー」をくりかえす
指の関節が腫れたり痛みが出てくる症状がある場合、やはり、あまり指を使わないようにしてしまいがちです。 そこで、ゆっくりゆっくりと、指を曲げたり、伸ばしたりすることで関節を使います。 痛いからといって動かさないと、やはり関節が固まってきて、痛いところから曲がらなくなってしまいます。 無理のない程度に、ゆっくり指を曲げたり、伸ばしたりすることで、少しでも指の関節が固まることを防げます。 片手でやりにくいときは、片方の手をもう片方の手で包んで、握ったり開いたりを手伝ってあげるとやりやすくなります。 足の指も出来るかぎり軽くでも開いたり、閉じたりを繰り返すと血行が良くなります。 出来ないときは、手で足の指の付け根から先へと、血行を良くすることを意識して足指のを掴んで、付け根から指先へと動かしても血行が良くなります
3.肩や背中が痛いときは、ゆっくりと大きく腕をまわす
片方の腕ずつ、ゆっくりと大きく回します。 反対の腕も同様に回します。 腕の付け根、背中、肩甲骨あたりがじんじんと痛みが出る症状があるときは、動かさないと余計に懲り固まってしまう感覚になるので、血行を良くして、痛みを和らげましょう。 痛みで動かせないときは、肘をまげて軽く回すだけでも楽に感じます。 この時に、片手を腕の付け根や、肩に手を置き、支えるようにすると安定して回しやすいです。 体が冷えると身体に力が入り、背中や肩に懲りができて余計に痛みが増すので、体を温めることも大切です。 首の痛みから背中や腕の痛みに繋がることもあるので、ゆっくりと首の根本から回すつもりで頭をまわし、首の根本の血流を良くしてあげると、背中や腕も楽になることもあります。 この時に、片手を首の付け根を支えるように手をあてておくと安定して回しやすいです。
4.向かいあわせに椅子をおいて、椅子に座って、向かいの椅子に片足を乗せる
膝が痛くなると、膝を伸ばすのが苦痛になってしまって動かしたくなくなってしまうことがあります。 そのまま動かさないと、関節が固まってきてしまいます。 また、筋力が衰えて、支えることができなくなると余計に膝に負担がかかってしまいます。 この体操では、向かいの椅子に足を乗せ、膝が真っすぐ伸びることを意識しながら、膝を上から軽く押します。 反対の足も同様に足を椅子に乗せて、軽く上から膝を押し足を真っ直ぐ伸ばすつもりで、無理のない程度に押します。 これを何回か繰り返すと、足自体も動かす上に、足の筋肉を使う事にもなるので、リウマチが改善されるでしょう。 水が少し溜まってしまっている場合は、特に伸ばすのが痛いかもしれませんが、ゆっくり足を伸ばししばらく足を乗せたまま、膝を手のひらでくるくるとマッサージする感覚で、優しく手を回します。 膝が暖まり気持ちがいいのと同時にゆっくり膝が伸びてきます。 足を椅子に乗せたり下ろしたりするだけでも筋肉を使うので、あまり痛いときは、手を使って足を椅子に乗せてあげましょう。
リウマチを改善する体操を毎日続けよう
リウマチの症状は、個人差があり、痛みやしびれの出る場所も人それぞれ違います。 しかし、その関節を動かさないと、関節自体を固めることになってしまう事にもなりかねないので、リウマチに大敵な体の冷えに気を付け、痛いところの血行をよくするつもりで動かすようにしましょう。 毎日、少しずつ、自分に無理のない程度で続けることが大切です。