リウマチの治療方法。投薬から手術にリハビリまで

リウマチの治療方法。投薬から手術にリハビリまで

原因が解明されていないリウマチですが、10年前と比べて飛躍的に治療方法が変わりました。

新しい治療方法や新しい薬の投薬を受けることで、寛解という完治に近い状態まで回復することも期待できます。

現在リウマチで日常生活も大変だという人は、治療によってかなり楽になることも期待できるでしょう。

そこで、投薬をはじめとした、リウマチの治療方法をご紹介します。

1.投薬によるリウマチの治療

リウマチの治療で使用する薬は、抗リウマチ剤、生物学的製剤など複数の種類があります。

日本で使用できる抗リウマチ剤は12種類あり、リウマトレックスやリマチルなどの商品名がつけられています。

その人の体質でも効果の違いが出ますし、リウマチがどの程度進行しているかでも異なりますが、1ヶ月から6ヶ月くらいで効果が出るケースが多いです。

効果が出ればそのまま投薬治療を続けて、寛解の状態まで導きます。

関節破壊が進んでいないとか、痛みや腫れがないという状態まで継続するものと考えてください。

それまでの間、痛みがひどく出続ければ、対処両方(出ている症状を緩和する)ステロイド系もしくは非ステロイド系の消炎鎮痛剤を使用することもできます。

また、抗リウマチ剤で効果がでなければ、他の抗リウマチ剤に切り替えるでしょう。

リウマチの進行が目立つなら、7種類ある生物学的製剤の1つを選んで投薬を始める場合もあります。

バイオテクノロジーで開発された薬で、点滴や皮下注射で投薬します。

効果が高いと期待されますが、一方で、費用の高さが負担になるでしょう。

2.リハビリテーションでの治療

リウマチで軽度から中度くらいの進行なら、体の機能を維持するためのリハビリテーションが進められることもあります。

関節破壊などがあると無理はできませんが、特に手首は筋肉がやせやすく機能低下を起こしますので、軽めのリハビリテーションはした方が良いでしょう。

日常生活で活発に動く人は、リハビリテーションの必要性はありませんが、動くことが少ない生活の人なら通院の時に専門家の付き添いでリハビリをするようにしましょう。

ご自分でできるリハビリテーションなら、プールでのウォーキングが良いでしょう。

リハビリテーションで重要なのは、痛いのを我慢して実践しないということです。

運動療法の他に温熱療法と言って、関節を温めることで痛みの緩和をするタイプもあります。

筋肉のこわばりを緩和すると痛みの軽減ができる人もいます。

3.手術で積極的治療

手術療法も様々な術式がありますので、整形外科の医師と相談することになるでしょう。

滑膜切除術や機能再建手術などをすることでリウマチの症状を緩和していきます。

滑膜が腫れて関節に痛みが出ていれば、滑膜切除術を選ぶでしょう。

機能を回復するためには人工関節置換や関節固定術を使用することもあります。

痛みがあったり関節破壊が進んだりしていると、関節の可動範囲(動く範囲・角度)はかなり限定されます。

そのため、関節を動かさなくても特に生活の中で不便を感じないケースもあるのです。

患者本人が納得できれば、固定術で機能を回復させます。

人工関節は、指の場合まだ精度や強度が高くないので、医師によっては勧めません。

見た目を治したいと強く希望すると手術するケースもあります。

手術の後にリハビリ期間が必要ない手術の方法もありますので、どの方法だと費用がいくらで、入院が何日間など、疑問点を明確にしてから検討しましょう。

4.リウマチの治療で注意すること

抗リウマチ剤は別名があり、葉酸代謝拮抗剤と言います。

葉酸はリウマチの痛みが出る原因とも関わりがあるので、葉酸の働きを抑えることも投薬の理由になっています。

抗リウマチ剤で副作用が出た時は、葉酸製剤を飲むことで症状を緩和することもあり、食生活で葉酸摂取を控える指導を受けます。

動物の内臓や魚卵、乾物や抹茶など葉酸の数値が高いものはできるだけ控える食生活を心がけてください。

貧血の緩和で飲む鉄分のサプリメントも、葉酸を含んでいることが多いので使用は控えた方が良いでしょう。

また、抗リウマチ剤はしっかり説明を聞いて使用してください。

「1週間に何回(何曜日)、朝夕に何錠」など医師が使用頻度の説明をしてくれます。

薬剤師からの説明もあるでしょう。

もし、そのときに飲み忘れてしまったら後で飲むのではなく、一度服薬をスキップします。

体に強く作用するために飲むタイミングが厳密に決められているので、使用方法には十分注意してください。

リウマチの治療方法を知ろう

投薬治療1つをとっても使用できる薬が何種類もありますので、その人にあわせた柔軟な治療方法の選択ができるのも大きなメリットではないでしょうか。

相性の良い治療方法が見つかれば、寛解して日常生活に支障を感じなくなることも期待できます。

リウマチの治療をするかしないかで、将来の関節の状態は大きく変わってしまいます。

QOL(生活の質)を低下させないためにも、早めの治療開始が理想的です。