お墓でよくあるトラブル事例。戒名がないとお墓に入れてくれない、金銭トラブルなど

お墓でよくあるトラブル事例。戒名がないとお墓に入れてくれない、金銭トラブルなど

今は多くの家が自分の一族のお墓を持っており、「当然自分も、一族のお墓に入れる」と安心しているのではないでしょうか。
しかし実際には、お墓そのものはあったとしても、いざその中に入るとなると、色々と複雑な問題が生じてくるケースも少なくありません。

そこで、お墓に関してのよくあるトラブルをご紹介します。

1.戒名がないと、気持ち良くお墓に入れてもらえないことがある

基本的にお墓は、戒名がなくても入れてこらうことができます。
しかしこれはあくまで一般論であり、「戒名がない人をお墓に入れるかどうか」については、その家その家の考えによって違ってきます。

日本は仏教徒が多いため、お墓を作ったり、お墓に入れてもらう際には、どうしても戒名の有無にこだわる人が出てきます。
そして、お墓を管理している人が「戒名にこだわるタイプの人」だったりすると、少々厄介になってきます。

お墓を管理している人から、「うちの一族は仏教のお墓だから、戒名がない人は入れることはできない」と言われてしまうと、お墓に入れないというケースも珍しくありません。

いざという時にトラブルにならないよう、「戒名がなければ入れてもらえないかどうか」について、お墓を管理している人に聞いてみる必要があります。

2.お墓を管理してくれる子孫がいなくなると、無縁仏になってしまう

お墓の管理は、当然のことながら子孫の誰かか行います。
しかし、子宝に恵まれないなどの事情で子孫が途絶えてしまうと、そのお墓を管理する人がいなくなり、自動的に無縁仏になってしまいます。

そのため、その一族が自分の代で途絶えてしまうことがわかっている場合は、お墓の管理を委託しておく必要があります。

今は永代供養の制度も充実しているので、早めにその手続きをし、お墓の管理を然るべきプロに任せてしまいましょう。
1度永代供養をお願いしてしまえば、無縁仏になることはありません。

お墓を継いでくれる子孫がいないという場合は、自分が元気なうちに、永代供養を申し込んでおくことをオススメします。

3.再婚した人や内縁関係の人は、相手と同じお墓に入れないことがある

法律上では、再婚した人や内縁関係の人が、相手及び相手の前の配偶者と同じお墓に入ることは許されています。

しかし現実には、なかなかすんなりいかないことが多いようです。

お墓に入るには、その一族中でお墓を管理し永代使用権を持っている人の許可を得る必要があるからです。

そのため、自分がその家のお墓に入りたくても、その人から拒否されてしまったら、入ることはできません。

このトラブルをこじらせないためには、お墓を管理している人との関係について、日頃から気を配っておく必要があります。

お墓を管理している人から「気に入らない」とみなされてしまうと、お墓に入れなくなってしまうことはよくあるケースです。

4.お墓を建て、維持していく上での金銭上のトラブル

お墓は、決して安い買い物でありません。
お墓を建てるにはまず、墓石代・管理費・永代使用料がかかります。

更に、仏教徒であって、どこかのお寺に属しているという場合は、定期的にお寺に寄付金を払います。
お墓を建て、維持していくには、それなりのお金がかかるのです。

そのため、その費用を、誰がどのように支払っていくのかを明確にしておかないと、後々大きなトラブルに発展します。
そして、それらを支払っていた人が亡くなった場合、誰がそれを引き継ぐのかということまで、きちんと取り決めしておかなくてはなりません。

金銭的なトラブルが起きてしまうと、お墓そのものを存続させることが難しくなります。

金銭にまつわることだけは、詳細に取り決めておくことが大切です。

5.法要や供養のし方について、親族同士で意見が違う

お墓を建てたら、次は故人の供養や法要を続けていかなくてはなりません。
それらをどのように行うかで揉めてしまう、というトラブルも多くあります。

法要や供養をどのような形で、どれくらいの費用をかけて行うかということに関しては、意見が割れやすいのです。
そのため、「誰が仕切るべきか」ということを明確にしておかないと、意見がまとまらないままになってしまいます。

法要や供養のやり方については、明確な決まりというものがありません。
ほとんどが地域や親族間のしきたりに基づいて行われています。

そのため、その風習を予めきちんと知っておき、「仕切るべき人」に任せて、余程の時以外は口を挟まないように気をつけることが、トラブル回避になります。

事前に話し合っておくことでお墓のトラブルを回避しよう

お墓に関しては、最低限の法律はあるものの、実際のところほとんどが、地域間・親族間のしきたりに則ったやり方を通すことが一般的です。
そのため、常日頃から親族と良い関係を築き、お墓に関してきちんと話し合いをしておくことが、トラブル回避に繋がります。

安心してお墓に入るためにも、生前の親族との関係は大切にしておくことをオススメします。