尿酸値が高い時の原因5つ。なぜ尿酸値が高くなるのか

尿酸値が高い時の原因5つ。なぜ尿酸値が高くなるのか

尿酸値が高いと痛風などの病気にかかる可能性が高くなります。

尿酸値を上昇させるものとしてプリン体の摂取や飲酒などが知られていますが、他にも知られていない要因が数多くあります。

そこで今回は尿酸値が高くなる原因についてご紹介します。

1.糖分や脂肪分の摂りすぎ

尿酸値を上げるものとして、最もよく知られているのがプリン体でしょう。

それは、プリン体が肝臓で分解される過程で尿酸になると考えられているからです。

実際、痛風が原因でエビやビールなどの摂取を制限されているのを聞いたことがあるという人は少なくないでしょう。

最近の研究では、食物からとったプリン体はそのほとんどが腸で分解されて体外に排出されるので、痛風には大きな影響がないと言われています。

それでも過剰な摂取が尿酸値を上昇させる原因となることに変わりはありません。

糖分の過剰摂取や肉、魚に偏った食事も尿酸値が高くなる原因になります。

これらは肥満につながるだけでなく、尿の酸性化という症状を引き起こす可能性があるからです。

尿酸はアルカリ性の尿に溶けやすく、酸性の尿に溶けにくいという性質をもっています。

したがって、尿の酸性化が起こると尿酸が体外に排出されづらくなるので尿酸値が上がることになります。

2.過度なアルコール摂取

アルコールの過剰摂取は尿酸値を上げる主要な原因のひとつといえます。

特にビールは体内で尿酸に分解されるプリン体を多く含み、さらには肥満も招きやすいので良くないといえます。

ただ、アルコールに関してはプリン体だけでなく、その分解の過程も尿酸値を上昇させる要因となっています。

アルコールを飲むと肝臓でのプリン体の代謝が促されるので尿酸値が上昇します。

さらに体内の乳酸も増えることによって腎臓の機能が低下するので、尿酸の排出がうまくできない状態になります。

ビールに限らず、アルコール飲料全般が尿酸値を上昇させる原因になるのですが、ワインに関してはそのリスクが低いと言われています。

いずれにせよ、毎日飲酒する人が痛風になる可能性は高いというデータがあります。

ですので、お酒は飲むとしても一日多くても二杯程度、休肝日を定期的に設けるなどの工夫をすると、尿酸値の上昇によって引き起こされるリスクを軽減することができます。

3.肥満

肥満は万病の元と言ってもよいでしょう。

痛風の前段階とも言うことのできる症状の高尿酸血症の患者の半分以上が肥満であることからも、尿酸値と肥満が無関係とは言えません。

肥満になると、アディポネクチンという血管のケアをする物質が減り、尿酸値の上昇、脂肪燃焼の効率低下や高血圧化などといった症状があらわれます。

痛風患者の治療法としてはプリン体の制限だけではなく、総摂取エネルギーの制限などの食事療法も行われるようになりました。

尿酸値を低下させるには肥満を解消させることが必要になりますが、その過程で無理をしすぎないようにするのも大切です。

過度な食事制限は健康を損なうばかりでなく、ストレスの原因にもなるのでかえって逆効果になることがあります。

また、カロリーを消費するために行う激しい運動も尿酸値を急激に上昇させる原因になります。

運動をするのなら水分をこまめに取りつつ、軽めのジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を行うと良いでしょう。

4.腎機能の低下

腎機能の低下によって尿酸の排出がうまく行われていない状態になっていると、当然のように尿酸値は上昇します。

腎機能が低下する原因には高血圧、糖尿病などの病気のほか飲酒やストレスが上げられます。

様々な生活習慣病に伴って、腎臓も何らかの病気にかかることが多いのが特徴的です。

また、尿酸値の上昇によって腎臓も痛風になることがあります。

これは痛風腎と呼ばれる症状ですが、血尿や慢性腎不全の原因にもなるので注意が必要でしょう。

このような状態になると、さらに腎機能が低下していくので悪循環を招いてしまいます。

腎臓を健康に保つには普段から暴飲暴食を控え、腎臓に負担を掛けないようにしていくことが大事になります。

また、腎臓に異常がある場合は、尿の色が赤みがかっていたり、足や顔がむくんだりします。

これらの症状を確認したら、一度は医者に相談してみましょう。

5.薬剤の影響

薬剤の中にはその副作用として尿酸値を上昇させてしまうものも存在します。

高血圧や心不全の治療に使われる降圧利尿剤であるラシックスやフルイトランは、長期的に服用することが多いので尿酸値の上昇が見られるケースが多いです。

アスピリンなどの鎮痛剤にも尿酸値を上昇させる副作用があります。

ですので、痛風のときの鎮痛剤としては避けた方が良いと言われています。

また、喘息の薬であるテオフィリンも尿酸値をさせることがわかっています。

ただ、喘息の人が尿酸が高いと診断されてもこの薬の服用をやめるのは難しいので、尿酸を抑える薬を併用していくことになるでしょう。

他にも、サプリメントの中で、核酸を多く含むものは尿酸値を上昇させる可能性があります。

健康食品であっても大量摂取は禁物だと言えます。

尿酸値が高い原因を見つけよう

尿酸値が高くなる原因の代表は過度の飲酒や肥満だと言えますが、他にもさまざまな原因があることがわかります。

また、尿酸値が高くなっているときは痛風の他にも、高血圧や糖尿病などのリスクも上昇しているので注意が必要でしょう。

尿酸値の改善には、バランスの取れた食事や、酒量を減少させることが特に有効です。