尿漏れが起こる時の原因4つ。尿漏れの原因を知ろう

尿漏れが起こる時の原因4つ。尿漏れの原因を知ろう

人間は年齢と共に様々な排尿障害が起こってきます。

特に尿漏れには多くの人が悩まされており、日々の生活で常に不安が付きまとってきますよね。

そこで今回は、尿漏れが起こる原因をご紹介します。

1.腹圧性尿失禁

これは急に立ち上がった時、重い荷物を持った時、くしゃみや咳をした時など、腹圧がかかった時に尿が漏れてしまう事です。

この原因として最も考えられるのが骨盤底筋のゆるみです。

骨盤底筋とはよく聞く言葉ですが、女性だけでなく男性にもあり、膀胱、尿道、女性の子宮や膣などの臓器を下から支えている筋肉で、男性の骨盤底筋は女性の骨盤底筋に比べて強固に出来ています。

もともと男性の骨盤底筋より弱く出来ている上に、女性は出産を経験する事で更にゆるむ傾向にあるのです。

更に、女性は男性より筋肉量が少なく、年齢と共に更に少なくなる傾向にある事から、男性に比べて骨盤底筋が下がりやすいのです。

骨盤底筋が下がると内臓が下がり、その下がってきた内臓によって膀胱や尿道が圧迫され尿が漏れやすくなってしまうのです。

ですから、この骨盤底筋を鍛える事で尿漏れを防ぐ事が出来るかもしれません。

骨盤底筋を鍛える為には、膣とお尻の穴を数分間キュッと引き締め、その後緩める、そして又キュッと数分間引き締め又緩めるという動作を繰り返す事が有効です。

わざわざしようと思うと億劫になりなかなか続かないので、日常生活に取り入れると良いかもしれません。

テレビを見ている時、信号を待っている時などのちょっとした隙間時間を利用するのです。

同じ理由で、便秘や肥満などによっても内臓が下がる事で膀胱や尿道が圧迫され、急な腹圧がかかった時に尿漏れが起きる可能性があります。

便秘や肥満も、バランスのよい食事、適度な運動を日常生活に取り入れる事で改善させる事が出来るでしょう。

2.切迫性尿失禁

これは急に強い尿意をもよおし、トイレに駆け込むが間に合わずに尿が漏れてしまうという事です。

この原因は大きく2つあり、1つ目は脳梗塞や脊髄の損傷を起因とするもので、これらにより脳の排尿機能が冒される事で、急に強い尿意をもよおすと考えられています。

排尿という行為も他の行為と同じく脳によってコントロールされているのです。

ある一定量以上の尿が膀胱に溜まると、その情報が脳に送られ、そこで今度は脳が「排尿しなさい」という指示を出すのです。

この一連の流れが脳や脊髄の損傷によって上手く働かなくなり、膀胱に溜まりきっていない尿量で突如尿意をもよおしたり、ある程度の尿意なら我慢できるところを我慢出来なくなり漏らしてしまうという事態が起きるのです。

そして2つ目は、前立腺肥大症や膀胱炎、尿道炎などの膀胱や尿道の異常を起因とするもので、これにより急な強い尿意が起こり、その結果尿が漏れてしまうのです。

前立腺肥大症とは男性にしかない生殖器である前立腺が肥大する事です。

前立腺は膀胱の出口で尿道を取り囲み、これが肥大する事で尿道が圧迫され様々な排尿障害を引き起こしてしまいます。

前立腺肥大症は年齢が上がるに連れて起こりやすい症状とされていますが、日常生活の中でお酒を飲み過ぎない、刺激物を食べ過ぎない、便秘をしないなどで予防する事が出来ます。

脳梗塞や脊髄の損傷も、事故などによるものは致し方ない部分がありますが、日頃から食生活に気を付ける、運動習慣を付けるなどで少しは回避できるでしょう。

3.溢流性(いつりゅうせい)尿失禁

これは多くの残尿があり、それが次第に少しずつ漏れてしまうという事です。

特に高齢の男性に多い症状で、「年齢と共に尿の出が悪くなった」と感じる人が多いのが現状です。

これは年齢と共に男性は前立腺肥大症や前立腺癌など、前立腺の不調が起こる割合が多くなってくるからです。

前立腺は尿道を包み込むようにしてあるので、それが肥大化したり、炎症を起こすと、排尿に不具合が起こり、なかなか一度に尿を出し切る事が難しくなってくるのです。

そうなると常に膀胱に大量の残尿がある状態になり、その残尿がふとした時に我慢が出来ない尿意として現れたり、知らず知らずの内に少量ずつ漏れ出てしまっていたりするのです。

4.機能性尿失禁

これは上のような原因と違って、膀胱や尿道、脳、脊髄に何らかの不具合があるわけではなく、身体機能が衰えていたり、認知症を発症していて尿意を感じているにも、トイレに間に合わず尿が漏れてしまうという事です。

膀胱に一定量の尿が溜まった事がきちんと脳に伝わり、その結果尿意として信号が送られてきていても、歩行が困難でなかなかスムーズにトイレまで行けなければそれば尿を漏らす原因になってしまいます。

認知症の場合は、尿意を感じてもなかなかトイレの場所が分からない、トイレまで辿り着けないという場合があります。

更に認知症が進むと、尿意をもよおす=トイレに行くという一連の動作が分からなくなり、その場で放尿してしまうという事もあるのです。

尿漏れの原因を見つけよう

年齢と共に身体全体に不具合が出て来るのは人間として仕方が無い事でもあります。

ですが、日頃から気を付けられる事は気を付けていくようにする事で、少しでもそれを遅らせる、または防止する事ができるのではないでしょうか。