人間ドック前日の過ごし方。値に変化が出ない様に気をつけよう

人間ドック前日の過ごし方。値に変化が出ない様に気をつけよう

年齢を重ねるにつれて、健康の重要さを、改めて実感しますよね。

仕事をしていれば最低年に一度の健康診断がありますが、より精密な検査を求めたり退職後であったりすれば、人間ドックを受診する人も増えてきます。

そこで今回は、人間ドック前日の過ごし方のポイントをご紹介します。

1.食事時間に注意する

人間ドックを受診する場合、事前に様々な注意が与えられます。

その中でも、大きなポイントとなるのが食事の時間です。

大抵は「前日○時までに食事を済ませること」などと指示されます。

しかし中には「あまりにお腹が空いたから少しだけ」とか「時間を過ぎたけど、食べてしまえ」なんて思う人がいるのも事実です。

これらの食事時間の制約は、何も医療機関が気まぐれで決めているわけではありません。

例えば胃の中に未消化の食べ物が残っていた場合、胃の検査に大きな支障をきたし、場合によっては検査が出来ないなんてことになってしまいます。

では胃の検査がないので、食事制限は多少破ってもOKかといえば違います。

最低でも何時間の空腹状態が継続しているのかというのは、血液検査や尿検査など、一見無関係に思われる様々な検査の数値に影響を及ぼします。

だからこそ、食事摂取の時間はしっかり守らなくてはならないのです。

2.食事内容にも注意する

時間さえ守れば何でも食べてOKかと言えばそうではありません。

「脂っこいもの」や「塩分の多いもの」は避けた方が良い食べ物です。

脂っこいものは消化が悪く、時間を空けたとしても消化しきれないなんて可能性が出てきます。

特にシニア世代の場合は消化機能が若い頃に比べ衰えていますので、避けたほうが良いでしょう。

また塩分濃度の高い食べ物も、喉の渇きなどにつながりますので、控えるようにしましょう。

さらに健康的に思える「食物繊維を豊富に含む食品」も避けておいた方が無難です。

こちらも消化が良くない食べ物ですので、脂っこい食べ物と同様の理由で、シニア世代は人間ドック前日には止めておいた方が安心です。

3.飲み物の注意点は?

飲み物にも「当日朝○時まで」といった時間制限がありますが、食事に比べて規制はかなり穏やかです。

これは水分摂取を禁止すれば、脱水症状など身体に危険を及ぼす可能性があるためです。

しかし飲み物の場合、カフェイン摂取については、注意を払う必要があります。

カフェインは胃の動きを活発にするため、胃の検査に支障をきたします。

また、エコー検査で正確な判断ができなくなってしまうという報告もされています。

カフェインというとコーヒーを連想するかもしれませんが、緑茶やウーロン茶、紅茶などのお茶にも含まれています。

医療機関によっては、お茶か水ならば当日朝まで飲んでOKとしているところもありますが、特段の理由がなければ水にしておくのがベストです。

アルコールについては、食事同様に前日○時までといった制限がかけられるケースがほとんど。

こちらも注意はしっかり守りましょう。

仮に注意が無かったからと言って、朝まで飲んでそのまま検診なんていうのは、絶対にNGですのでご注意ください。

4.タバコはOK?

喫煙については、多くの場合特に制限はかけられていません。

もちろん検査の途中に「リラックスするために一服・・・」なんてことはダメですが、それ以外では個人の判断に委ねられています。

お医者さんの中には、肺機能の検査に直前の喫煙は影響を及ぼすと主張する人がいます。

一方で恒常的に喫煙していれば、前日に喫煙しようがしまいが、検査結果には誤差程度しか及ぼさないと考える人もいます。

同じお医者さんの中でも意見は分かれますが、共通しているのは喫煙は肺機能の悪影響を及ぼすという点。

そこを理解して、自分の納得する選択をするのが、現状では最良の選択です。

5.運動はしてもOK?

人間ドックの前日となると「明日の検診に備えて、なるべく穏やかに静かに過ごそう」という人と「少しでも健康になるため体を動かそう」という人に分かれます。

前日の運動について、特に統一的な規制はないので、個人の好き好きでかまわないのですが、重要なのはいつもの生活を継続するという点です。

日頃からジムに通ったり、スポーツをしたりしている人ならば、前日に運動をしても何ら問題はありません。

しかし普段全く運動をしていない人が、急に明日に備えて運動をすると思わぬ反動が出て、本来とは異なる検査結果になってしまうなんてことも起こりかねません。

人間ドックで引っかかるものは、直前の運動で改善されるようなものではなく、より継続的な症状です。

あくまでいつも通りの運動量で、人間ドックを迎えるのが良いでしょう。

6.持ち物は用意しておく

「いい大人に何をいまさら」と思われるかもしれませんが、これもかなり重要です。

人間ドックを受診するに当たっては、持ち物や書類が意外と多くあります。

当日の朝になって全てを用意すると、「健康保険証が無い」と慌てたり、「事前記入する問診票を書いていない」なんて事になったりしかねません。

穏やかな心身で検査を受けるためにも、必要な持ち物や書類は、時間に余裕のある前日に用意しておきましょう。

人間ドッグの前日は慌てない

人間ドックは今の自分の身体の状態を知る最良の手段です。

だからこそ、医療機関からの注意を守り、さらに配慮しないといけない点を知っておくことが重要です。

せっかくの人間ドッグなので、自分の将来にとってより良い結果が出るように、平常心でいておきましょう。