認知症の徘徊を防止する方法4つ。アルツハイマー病での外出徘徊を防ごう

認知症の徘徊を防止する方法4つ。アルツハイマー病での外出徘徊を防ごう

認知症で問題となる徘徊は、主にアルツハイマー病で確認されています。 空間認知能力の低下に伴って、自分のいる場所がわからないとか、自宅の場所がわからなくなるのが原因です。 事故などの恐れもありますので、徘徊を防止する方法をご紹介します。

1.うっかり外出を防止する方法

自宅で介護をしていても常に一緒にいることは難しいでしょう。 介護する人も睡眠時間をとらないわけにはいきませんし、家事など他のことをしている隙に高齢者が外出してしまっていたということもよくあります。 うっかり外出を防止するためには、グッズなどの活用も検討しましょう。 玄関に置いてセンサーで人の気配を感知すると、音声を流せるものがあります。 機械的な声には反応しない高齢者が多いのですが、家族の声で「外出するの?」とか「ちょっと待って」と流れることで注意を引きつけ、外出を防止する目的です。 踏むとチャイムが鳴る玄関マットもあり、外出しようとしている瞬間を把握するのに便利です。 また、あまり費用をかけたくない場合も、ドアを開けると鈴が鳴るような仕掛けをしておくだけで効果的です。 防犯の意味でも玄関は施錠しておくのが基本となるでしょう。

2.常に位置を把握して徘徊防止する方法

うっかり外出を防止できない場合でも、徘徊を防止・発見しやすくする方法があります。 プライバシーの問題があるので認知症になる前に話し合う必要がありますが、GPSで位置確認ができるものを身につけてもらうことです。 認知症になると、携帯電話やGPS発信用のグッズを持って出かけることが少なくなります。 「必ず持って行くように」といっても、それができないのが認知症だからです。 しかし外出の時に必ず身につけるものが1つだけあります。 それは靴です。 専用の靴はGPSを靴の中(かかとの部分)に収納できるようにしていますし、別で取り付けるものもそれほど難しくはありません。 検討する際に重要なのは、GPSを発信する機械の充電時間です。 毎日充電しなければいけないものより、1週間に数回の充電で良いものの方が手間がかからず便利でしょう。 バッテリーの持ち時間が長ければ、徘徊してしまった後でも、バッテリー切れで見つけられないというデメリットがなくなります。 早めに気づいてGPSで追いかけられたら、広範囲の徘徊になることを防止するのに役立つでしょう。 ただし、GPS対応の靴を使う場合は1つだけ注意点があります。 靴がたくさん並んでいるとどれか適当に履いて外出してしまうことがあるので、徘徊防止の対策をとっているときは、1足だけ靴を置くようにして下さい。 その靴を履かなくては意味が無いからです。 特にサンダルのような履きやすいものは片付けるようにしましょう。

3.ご近所との連携で徘徊を防止する方法

近年はご近所付き合いなどの人間関係が希薄になってきています。 しかし、近所に住んでいる方の協力があれば、徘徊の予防や発見が非常にスムーズになりますので、できれば今からでもお付き合いを初めてはいかがでしょうか。 「最近家族が認知症になって、ご迷惑をおかけしていませんか?」と声がけをするとか、年始年末だけでも「いつもすみません」と小さな菓子折を持参して挨拶するだけでも、関わりが違ってきます。 首都圏などでは、「今さら人間関係を新しく作るのは大変だ」という環境もあるでしょうが、こういったご時世だからこそ周囲との連携は欠かせない存在になります。 ご近所全てとのお付き合いをしなくてもかまいませんので、両隣だけとか小さな規模で始めるのがオススメです。

4.買い物や病院へ行くときの徘徊防止方法

買い物や病院に連れて行くことがありますが、こういったときも徘徊のリスクが潜んでいます。 ちょっと目を離した隙にいなくなってしまうので、トイレにも行けないと困っている人が多いのも現状でしょう。 そのため、付き添いをする人は外出前にトイレを済ませるなどの準備をしてから出かけてください。 もちろん余裕があるときだけです。 認知症になっていると、ちょっと待つ、ちょっと座っているという「ちょっと」ができないものです。 親が認知症になった場合、「どうしてこんなこともできないの」と思うでしょうが、だんだん子供に戻っているのだと考えて、子供を連れて歩く時と同じことに注意をすると安心です。 やむを得ず外出する場合も、GPSのグッズを身につけているなどの対策があると、探すときも苦労しなくなるでしょう。 基本的に常にそばにいるものだと心得えてください。

認知症の方の徘徊を防止しよう

徘徊は防止することとできるだけ早期に発見する準備があれば、ご自分でも見つけやすくなります。 警察に依頼をして探してもらうことはできますが、十分に手が回らない事態も予測して対策を講じましょう。 徘徊が防止できず見つからない期間が長くなると不安になります。 そんなことにならないためにも、先ずは徘徊させないためにどうするのかを家族で話し合いましょう。