物忘れがひどい時の対策4つ。物忘れしない様にしよう
歳が原因なのか、忙しさが原因なのか、それとも生まれつきの性格が原因なのか。
ついうっかり、物忘れをしてしまう時がありますよね。
そんなに頻度が高くないならば良いですが、人によっては物忘れが激しい方もいるかと思います。
さっきまで考えていたことが思い出せないなど、仕事や日常生活でも困る瞬間があるのではないでしょうか。
そこでひどい物忘れを未然に防ぐ方法をご紹介します。
1.「ポイント」をメモする
まず、物忘れを未然に防ぐ方法としてよく挙げられるのが、メモを取ることです。
しかし、会議のあとに取っておいたメモを後で見返してみると、何のことを書いてあるのかがさっぱり思い出せない。
そんなこと、経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メモを取ることが苦手な方に共通しているのが、「時系列で全てをメモしようとし、そして失敗していること」だと考えられます。
これは、単にメモの内容が分かりにくいというだけではなく、会議中にメモをとることに必死になるあまり、会議自体の内容を聞けていないということも原因となっていることが考えられます。
メモを取るときに重要なことは、全てをメモしようとするのではなく、「何がポイントなのか」を理解し、ポイントのみをメモすることを心掛けることです。
最初のうちは、ポイントを抑えることに苦労されることがあるかと思いますが、慣れてくると、かなり正確に記憶することができるようになります。
2.ポイントを「個数で」覚える
持っていくものや、会議で決まったことなど、ポイントに抜け漏れがある方も良くいらっしゃるかと思います。
そうした方にオススメの記憶法は、ポイントを「文章で」覚えるのではなく、「何個」という個数で覚えることです。
物忘れや抜け漏れが多い方の記憶法には特徴があるのですが、それは「文章で」物事を捉えようとする、ということです。
人間は、長い文章や文字の羅列をそこまで長く記憶しておけるようには作られていません。
もっと、単純なキーワードで覚えるようにする必要があるのです。
ポイントを箇条書きするようにインプットし、最終的には「何個」という個数だけ覚えておけば良いでしょう。
どうでしょうか、だいぶ楽に感じられると思います。
こうした記憶法を活用することができるようになれば、例えば持ち物を準備する時にも「あと2つ、必要な物があったはずだけど、なんだったっけ」と、深く思い出すことができるようになるでしょう。
3.声に出して確認してみる
次にご紹介する方法は、インプットを行った時に「自分で声を出して確認する」ということです。
物忘れがひどいと感じられている方の中には、自分は記憶を長く留めておけない体質なのではないだろうか、と悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、物忘れの原因の大きな部分を占めている原因は、「きちんとインプットできていない」つまり、きちんと理解していないということにあるのです。
自分では分かったつもりになっていても、実は理解できていない。
そのような状況では、後から思い出そうとしても、頭の中にない情報なので対処のしようがないですよね。
そこでオススメする方法は、インプットをするときに声を出して復唱する、もしくは確認することです。
人は、一度インプットした情報をアウトプットする際、自分の頭の中で変換しようとします。
そうして「自分の頭で」考えた内容は、自然と定着率が高くなるのです。
また、話を聞いておらず、前提を理解していない方を相手に説明してみるのも良いでしょう。
4.相手に聞き直す
最後にご紹介する方法は、相手に聞き直すということです。
これは、相手に対して配慮するという美しい心を持っている日本人には、苦手とする方も多くいます。
しかし、よく考えてみてください。
もし自分が後輩に対して何か仕事を依頼したとして、途中の確認もなく仕事を進めた結果、まったく違うものが上がってきたら。
「何で、途中で聞いてくれなかったの?」と言われるのではないでしょうか。
自分が物忘れをしてしまったとき、相手にもう一度聞き直すことは、悪いことではありません。
それよりも、勘違いをしたまま物事を進めてしまう方が悪いことです。
遠慮せず、どんどんと分からないところを質問してしましょう。
質問をするメリットは、勘違いを防ぐことだけに留まりません。
質問をされる相手は「自分の説明が分かりにくかったかな」と、説明を工夫してくれます。
それにより、自分に対して分かりやすい説明ができるようになり、情報共有が楽に行われるようになるのです。
ひどい物忘れを克服しよう
物忘れは、必ず誰にでも起きることです。
しかし、頻繁に物忘れをしてしまう方は、情報を頭に入れるとき、もしくは思い出すときの手法に何らかの問題があると考えられます。
効果的に思い出す、もしくはインプットする手法を理解し、実践してみましょう。