眠活で質の高い睡眠をしよう。眠活のやり方とポイントまとめ

眠活で質の高い睡眠をしよう。眠活のやり方とポイントまとめ

学生の「就活」に始まり、「恋活」や「妊活」、中高年の方の「終活」など、昨今さまざまな「○活」が話題になってきました。

その最新ともいえるのが「眠活」でしょう。

まだ、テレビやラジオなどで取り上げられる機会が多くないので、初耳という方も少なくないはず。

ここでは、その眠活の概要と基本的なポイントについてご紹介します。

1.そもそも「眠活」って、何?

「みんかつ」と聞くと、多くの人が「民活」を連想するとは思いますが、「眠活」という文字を見れば、「睡眠に関することなのでは?」と推測することができるでしょう。

その通り、「眠活」はイコール「睡眠に関する活動」です。

「いかに品質の高い睡眠を実現できるか」が、そのテーマになります。

もとは、女性が美容目的に「質の高い睡眠」に注目したところから始まりました。

「睡眠障害はお肌の大敵」というわけです。

それが女性のアンチエイジングのための活動になり、やがて、男女を問わず、体質改善、健康増進のために必要不可欠な活動と捉えられるようになってきたのです。

特に、睡眠障害の起こりやすい中高年の方にはぜひ注目していただきたい活動です。

2.日常の「眠活」は朝の起床時から始まる

上記の説明だけでは「眠活の意味は分かったけれど、実態がわからない」と思われた方も少なくないはず。

では、具体的にどんなことが「眠活」になるのか、いくつか例示していきましょう。

より良い睡眠、より質の高い睡眠を目指すためには、「夜、寝るべき時間がきたら自然に眠くなる」という体質を作ることが基本です。

そのためにはどうしたら良いのか。

それはずばり「朝日を浴びること」です。

人間はもともと日の出とともに活動を開始し、日没とともに休むというサイクルで生活してきました。

現代人の場合、そのサイクルがかなり狂ってきています。

よく言われるのが、脳に組み込まれた「体内時計」。

これがずれていると、夜になっても眠くならないということになってしまいます。

そこで、体内時計を「朝日を浴びる」ことによってリセットするのです。

朝起きたら、たとえ雨が降っていても、必ずカーテンを開け、外の光を浴びましょう。

天気が良ければ、無理のないペースでのウォーキングがオススメです。

「気ままな散歩」ぐらいのペースで十分です。

そして帰ってきたら、必ず朝食を摂りましょう。

朝食を食べると、体内の細胞内にある時計遺伝子もリセットされます。

そのことによって、「夜、自然に眠りにつくことのできる体質」を作ることができるのです。

3.夕食は就寝時間の4時間前までに

食事ということで言えば、夕食も眠活には欠かせないテーマです。

人間、食事を摂ると、当然内臓が活発に動きます。

活発に動けば、体温が上がります。

実は、睡眠は体温が下がることによって促されます。

つまり、食事を摂ったばかりで、内臓が大活躍している状態では、安眠できないということになります。

ですから、完全に食物が消化された状態で床に就くことが、睡眠には必要です。

「夕食は就寝の4時間前までに」というのが目安です。

年齢が上がるにしたがって消化力が低下してきますから、食事の量は「腹八分目」を心がけ、同時に夕食ではできるだけ消化の良いものを食べるようにしましょう。

4.就寝前の「刺激物」は要注意

次に、就寝前に避けた方が良い「刺激物」について説明します。

まずは「光」。

人間にとって「光」というのは、かなり強い刺激物です。

眠りにつくためにはメラトニンの分泌が不可欠なのですが、強い光を浴びると、このメラトニンが抑制されてしまうのです。

「就寝前のテレビやパソコンは安眠のためにはNG」という話を聞いたことのある人も少なくないはず。

それは、このメラトニンが関係しています。

ですから、そうした強い刺激は少なくとも就寝の1時間前までには遠ざけるようにしましょう。

そしてその代わりに、暖色系の優しい照明にしたり、間接照明を使った部屋で過ごしたりするのが、オススメの眠活です。

また、これも有名な話ですが、コーヒーや緑茶など、カフェインを含む飲み物も避けましょう。

これらは「夕方以降は口にしない」という意識を持っていると間違いがありません。

5.その他の注意ポイント

その他、眠活の際の注意ポイントを2つ挙げておきます。

特に中高年にとって問題になるのが「過度な昼寝が原因の睡眠障害」です。

昼寝自体が悪いというわけではありません。

どうしても眠くなったら、無理しないで短時間眠るのも良いでしょう。

ただし、あくまでも「短時間」です。

目安は15分から20分。

それ以上は夜の睡眠の妨げになりますし、意外なことに血管や心臓の負担にもなってしまうと言われています。

2つめのポイントは、就寝前の1杯の水。

年齢が高くなると、「夜中のトイレ問題」を気にして、眠る前に水分を控える傾向があります。

しかし、睡眠中にかく汗で体内の水分を失い、結果、血流や新陳代謝が悪くなることがあります。

そうならないよう、就寝前にコップ1杯の水(もしくは白湯、ハーブティ)を飲むようにしましょう。

眠活を始めよう

質の高い睡眠は健康維持や増進のために不可欠です。

生活習慣の根幹をなすのが、睡眠と言って良いでしょう。

また、上述のように、質の高い睡眠のためには、正しい食生活が必須条件になります。

ということはつまり、「眠活」に取り組むことによって、食生活も自然に改善されるのです。

睡眠と食事の質が高まれば、より健康になれることは想像に難くないでしょう。

もちろん、アンチエイジング効果もばっちりです。