高齢者による運転が危ない理由5つ。身体の衰えを考慮しよう

高齢者による運転が危ない理由5つ。身体の衰えを考慮しよう

高齢者の方による事故は毎年起こっていますが、年齢が上がっているにも関わらず、自分は大丈夫だと思っていつまでも運転をしてしまいます。

どうしても年齢を重ねると運転にも支障をきたすようになりますが、高齢者の運転が危ないのはどういった事が要因なのでしょうか。

1.瞬時の判断が鈍くなる

車を運転していて危ないと思った経験をした人は多くいると思います。

人や動物が突然目の前を横切ったり、車にぶつかりそうになったりした経験は誰にでもありえます。

そういったとっさの判断の時に、すぐにブレーキを踏む事ができるかどうかが問題です。

年齢を重ねるとどうしても若者よりも判断力が衰えます。

データによってもそうですが、自分でも若い頃に比べて判断力や瞬発力が衰えているのは実感しているはずです。

それでも経験があるので、自分は大丈夫だと思って運転をしてしまいがち。

車のスピードが時速40kmだったとして、ブレーキのタイミングが0.5秒遅れただけで数メートル車を止めるのが遅くなります。

1秒もかからずに遅れた反応により、車を止めるのが数十メートル違って事故になってしまう可能性が大きくなります。

ましてや対人でしたら、命の危険がある事を自覚する必要があります。

2.頭と体の反応速度の違い

とっさの判断を強いられた時に、自分が危ないと思った瞬間にすぐにブレーキを踏む事ができるかどうかが大切です。

若いうちは反応速度も速いので、危ないと思った瞬間にはすでにブレーキを踏む体勢に入っています。

しかし反応が鈍ってくる高齢になるにつれて、危ないと思った時に次に何をしていいのか考えてから行動をしてしまいます。

危ないと思ってから、ブレーキを踏むんだと考え、それからブレーキを踏む動作に入ります。

この考えているコンマ数秒の時間が、事故を起こすことに繋がってしまうのです。

ところが、体が運転を覚えていたり、勝手に体が反応をするからといって自分は大丈夫だと思っています。

特に高齢者は運転の経験が長い方も多いので、反応の遅さを経験でカバーしようとしています。

しかしとっさの判断は経験ではどうしようもありません。

自分は大丈夫だと自意識過剰になっている人が多くいる事も、危険な運転に繋がる要因の一つです。

3.操作を一瞬忘れてしまう

経験があるから自分は大丈夫だと思っていても、年を重ねる事による体の機能の衰えはカバーする事はできません。

物忘れがそのひとつで、自分では自覚をしていなくても忘れてしまう事って誰にでもあります。

人の名前ややりたい事をど忘れしてしまう事はあっても、車の運転を忘れてしまっては命の危険に繋がります。

ブレーキとアクセルを間違えた、前進とバックのギアを入れ間違えたなどの事故を聞いた事があると思います。

これは単に操作を間違えたのではなく、一瞬どっちだったっけと思って忘れてしまうようです。

こっちだろうと思ってやってみたら違っていた事が、事故に繋がってしまいます。

間違えても瞬時の判断でブレーキを踏めば良いのですが、その判断も鈍っているので、そのままなすすべなく事故になります。

間違えやど忘れは誰にでもありますが、その確立が高いのが高齢者のため、運転の危険度は増すので注意が必要です。

4.道路の状況を瞬時に判断できない

高齢者が運転をしていて一番事故が多いのが交差点です。

交差点はとても情報量が多く、全てをしっかりと判断して行動をしないと事故に繋がってしまいます。

信号、対向車、曲がる先の道路状況、歩行者などどれも瞬時に判断をして、大丈夫だと思ったら行動します。

しかし交差点で事故が多い原因が、状況判断が鈍っている事による行動の遅さにあるのです。

右折をしようと思っていて、対向車が直進をしようとしていても、まだ遠いから大丈夫だと思って右折をします。

右折をしようとした時には、対向車の車が目の前にいたという事が事故の原因になります。

自分が大丈夫だと判断しても、右折をするまでの時間が遅かったりすれば、対向車とぶつかってしまいます。

対向車は直線優先なのでスピードを落とすことなく突っ込んできますから、コンマ数秒の遅れが事故に繋がってしまうのです。

5.視野が狭くなる

体の機能の衰えによって視界が狭くなる事が仕方がありません。

車を運転する人は視力検査をして、一定の視力がなければならないのですが、視力と視界はまた別物です。

車を運転している時には、前方の情報をくまなく見る必要があり、それを瞬時に判断しています。

道路の状況、信号、歩行者、標識など、さまざまな情報が一瞬の内に視界に入り、それを認識して安全な方法を選択しています。

視界が狭くなるのは、目の前に信号があったらそれだけを見てしまうためです。

信号を見る時間も若者よりも長く見続ける傾向にもありますし、その時には他の情報を見ようとする事がなくなります。

車を運転するのはいつでも一瞬の判断を選択されられますから、とにかくたくさんの情報を頭の中に入れてから、最適な行動をとるように瞬時に判断をしなければなりません。

情報量が少なければそれだけ事故にあう可能性が多くなってしまうので、とても危険な運転になってしまいます。

高齢者の運転が危険なのは体の衰えが原因

高齢者の運転が危険が理由は、体の衰えと、それをカバーするのに経験を用いて運転をしている事です。

経験では瞬時の判断はできませんし、とっさの判断や行動はどうしても体の反応速度によります。

コンマ数秒の遅れが事故に繋がってしまう車の運転には、高齢者による経験は通用しないのです。

自分は大丈夫だと思って運転をしている人も多いので、日頃からの運転には十分に注意をしてください。