高齢者が万引きが起こる理由3つ。なぜ万引きする老人が増えているのか

高齢者が万引きが起こる理由3つ。なぜ万引きする老人が増えているのか

スーパーマーケットなどで、高齢者が万引きをしてしまうことが増えています。

万引きというと軽い感じがありますが、刑法の窃盗罪にあたり、繰り返すことによって刑務所に入らなくてはならないケースもあります。

では、なぜ高齢者の万引きが増えているのでしょうか。

1.年金が足りない

一般に60歳以降から仕事を引退し、年金生活に入ることが多いと思われていますが、実際は年金が受給できなかったり、受給していても足りない場合があります。

若いときから継続して会社勤めをしていたり、国民年金の掛け金を払い続けていればよいのですが、年金に加入している年数が足りないと受給ができなかったり、少なかったりすることがあるのです。

この場合、自分の貯金がきちんと溜められていなければ、生活費に困ってしまうことになります。

そのため、日々の食べ物を買うのに困ってしまい、万引きをするようになってしまうのです。

このようなことを避けるためには、やはり年金の掛け金をしっかり納めておくことが大切でしょう。

自分がどの程度の年金をもらえるのか(あるいはもらえないのか)を確認しておき、少ないようであればその対策をしておくことが必要です。

年金事務所で自分の年金番号を告げて問い合わせをすれば教えてもらえるので、不安な人は確認しておきましょう。

2.家族の問題と病気

高齢者が貧困に陥ってしまう原因はその他に家族の問題があります。

働かない子どもを養っていたり、子どもの借金を肩代わりしている、というような場合です。

子どものお金の問題については早めに手を打って、借金があるようなら整理できないか司法書士に相談してみるなど工夫してみましょう。

子どもの問題は子どもに対応してもらうことが必要です。

また、子どもが病気で働けない、というような場合は子どもに障害年金を受給してもらう、という方法もあります。

高齢者の年金だけで子どもを養う、というようなことにならないようにしましょう。

また、離婚した後、貯金もないまま一人暮らしをしているという女性も貧困に陥りがちです。

離婚する際には財産を分与してもらっておくことが大切です。

その時は面倒と思うかもしれませんが、老後のことを考えてきちんと権利を主張しましょう。

家庭裁判所に調停を申し立ててから離婚をするのも、ひとつの方法です。

3.認知症が原因となることも

認知症が万引きの原因になることもあります。

ひとつは、自分がどこで何をしているのかはっきりせず、商品をもったまま店外に出てしまうというようなケースです。

このようなことを避けるためには、買い物に家族が付き添うといった対応が必要ですが、家族が忙しい場合もあり毎回の買い物に付き合うのは大変です。

自分のしていることがはっきりしない、というタイプの高齢者について危険な感じがしたら、時には買い物を家族やヘルパーに頼んだり、宅配を利用してもらうなど工夫をしましょう。

買い物は高齢者にとっても楽しみであり、外に出る貴重な機会なのですが、トラブルになってしまうと自己肯定感を失い、認知症を悪化させる危険があります。

丁寧な見守りが必要です。

また、認知症が原因のもうひとつのタイプは「ものとられ妄想」と「貧困妄想」です。

財布や通帳などをどこにしまったかわからず、「盗られてしまった」と思い込んでしまったり、お金はあるのに過剰に不安になってしまって「お金がない」と思うような場合です。

普段から「財布を盗られた」あるいは「お金がない」などと事実に反したことを口にしているような場合は、周囲が気をつけてあげる必要があるでしょう。

高齢者の万引きの理由を知っておこう

高齢になれば分別も出て、悪いことなどしないと思われがちですが、逆に怖いものなしになったり、高齢者であるという甘えが出る場合もあります。

また、生活や体の状態が思うように行かないことに対して、不満を募らせて社会を恨むようになる、といった高齢者も残念ながら存在します。

刑務所の高齢者の割合は年々増えています。

そのような残念な老後を迎えないためにも、早めに経済的な基盤を確認しておくことが大切と言えるでしょう。