高齢化社会になった原因まとめ。少子高齢化がなぜ起きたのか知っておこう

高齢化社会になった原因まとめ。少子高齢化がなぜ起きたのか知っておこう

高齢化社会と言われる様になって久しい日本。

高齢化社会になった原因として様々な要因があげられます。

高齢化社会とは単純に年配の人が増えたこと以外にも、どういったことが原因なのでしょうか。

1.平均寿命の延び

近年日本は医療技術の発達とともに、国民皆保険という制度を採用しています。

医療の発展は目覚しい物があり、平均寿命が延びればそれだけ長生きをする人が多くなり高齢化社会へと推移していきます。

一昔前には治らないと言われていた病気も、近代医学の発展とともに治らない病気も治療する事ができるようになってきています。

世界中に広がる伝染病や奇病のほとんどが、数年の研究をすることで病気を完治させる薬を作り出せることに成功しています。

もちろんガンなどで亡くなってしまう人も多いですが、数年前に比べれば格段に治療法が見つかっています。

特に日本は国民皆保険によって、誰でも気軽に病院へ通うことができたことも寿命を伸ばす事に貢献しています。

医療の発展とともに日本の平均寿命が延びたことは、高齢化社会の要因のひとつと言えます。

2.ベビーブーム

日本は第二次世界大戦で敗れてから、日本の復興をする為に著しい経済成長を遂げてきた国です。

戦後の貧困だった国から、仕事をして生活が楽になってきたことによって、家庭を持つ人が多くなってきました。

そして子供を生む出生率が2倍を越えていたので、一家で何人も子供を育てる家族が多くなりました。

現代では核家族化が問題となっていますが、昔は大家族が当たり前で、何世代も一緒に暮らしていたので経済的にも余裕が生まれました。

ベビーブームと言われた時代は、昭和の時代でも勢いがあった時で、日本を立て直すという国民の総意があったようにも思われる時代です。

仕事をすることに生きがいを持ち、夫が仕事で、妻が家庭を守るといった役割を担う事でがむしゃらに働いていました。

そういった人たちが数十年後に定年を迎える頃になると、経済成長が落ち込んだ事で出生率も下がっているのが要因です。

3.景気の悪化

これは他の要因とも繋がってきますが、景気が悪化した事によって将来に不安を持つ人が多くなったことが高齢化社会に繋がっています。

高齢化社会は毎年の出生率が下がる事で、高齢者の人口が増えることが問題で、現役世代だけでは高齢者を支えきれないといった構図になる事が問題でもあります。

問題は多岐に渡り、年金、保険、医療、介護、人員不足などさまざまな分野で問題が指摘されています。

どれも財源がないから人手を増やす事ができず、賃金を上げられないので働き手もいない、どうにもならない状態が続いています。

税金の不正使用などもありますが、根本は経済が衰退している事が大きな要因となっています。

景気が良ければ賃金を上げる事もできますし、働き手が増えれば更に充実したサービスを提供しようと新規参入をする企業も増えます。

景気が悪いので誰もが現状維持をしようとし、その結果少子化が進み、高齢者との人口差が増えてしまいます。

4.少子化問題

少子化にも様々な要因がありますが、景気の悪化や子育て支援、賃金格差など様々な要因を経て、出生率が下がり続けています。

ベビーブーム時代に沸いた昭和の時代と比べ、現代では核家族化が進み、子供を2人以上産む家庭が少なくなっています。

これは子供を育てられるだけの収入が無いため不安になり、子供を産むことをためらってしまうからです。

待機児童問題では、妻が働きに出ることができないので、一家の収入が減ってしまいます。

そういった事情が分かれば、子供がいる家庭は2人目の子供を産むことをためらってしまいますし、子供がいない人でも子供を育てるのが大変だからと、子供を産むのを立ち止まって考えてしまいます。

子供を産める世代の人が子供を産むのをためらう国なので、だんだんと出生率が下がってしまい少子化となってしまいます。

この少子化によってベビーブーム世代との人口差があることが、高齢化社会の要因となります。

5.晩婚化

初産年齢が晩婚化に進めば、当然出生率も下がっていきます。

昔は18歳~26歳が子供を産むのに適齢期だと言われていましたが、女性が社会進出をしてきた社会で、働き盛りのこの年齢に会社を退職すると、子供を産んでからの社会復帰が難しいので子供を産む事を後回しにしてしまいます。

それは、育児制度が整っていないことも原因の一つと考えられます。

複雑に絡み合う高齢化社会の原因

昭和の時代には夫が働いて、妻は家を守る専業主婦という家族モデルが一般的でした。

女性が社会に出て働く事が難しい時代でもありましたが、現代では夫婦であっても共働きをしないと生活が苦しくなってしまいます。

夫の給料だけでは生活ができないので、少しでもお金を貯めようとして女性が働きに出かけます。

それでも貯金がない世代が多い時代ですから、子供を産んで生活をすることがとても難しい時代です。

子供が少なければ高齢化社会に拍車を掛ける事にもなるので、少子化対策が現状の日本における課題と言えるでしょう。