高齢ニートとは【高齢化社会】40歳以上のニート達

高齢ニートとは【高齢化社会】40歳以上のニート達

高齢ニートとはどのような人物なのでしょうか。

テレビや雑誌で取り上げられる人物は氷山の一角にすぎません。

多くは働け、ありえないなどと批判されることの多いこういった人々の特徴と抱えている問題はどのようなものなのでしょうか。

そこで、高齢ニートについてご紹介します。

1.年齢は40歳以上を指す

高齢ニートの年齢区分はハッキリ決まっていて、40歳以上と定義されています。

家に引きこもるタイプの人もいますが、外出ができるタイプの人もいます。

親の稼いだお金に依存しており、経済的に養ってもらわなければ生きていけないと思っています。

親が死ぬことを恐れており、将来の見通しが立っていません。

世間に流されながら流行感覚で、抽象的で大きな夢を持っていることもありますが、現実の自分と噛み合わなかったり、そこまでのステップをクリアできなかったり思い描けなかったりして挫折します。

しかし、他人には自分を大きく見せようとする癖がついていて、相談や助けを求めることができず、孤独で、精神的に不安定です。

2.長期化した就労しない、できない問題を抱えている

彼らの多くは若いころからの就労問題を抱えています。

彼らは本気で働きたくない人もいますが、働きたくても仕事に就けなかった、就けるまで努力できなかった経験を持つ人もいます。

日本の現行システムはこれに対処できていません。

従って、誰も知らない道なき道を行くことを余儀なくされています。

社会に適応できず、いじめや不登校、若いころからの引きこもりや経済問題、家族問題を経て、いざ20歳になり税金が発生し、社会に出て行こうというときに行動せず周囲も対処できなかったためにますます孤立を深めます。

そしていざ就活となっても年齢や空白期間を理由に会社から採用されず絶望し、また引きこもるというスパイラルを持っています。

メディアで取り上げられる際には就労問題や金銭問題がメインになっていることが多くなっています。

しかしそれは表面の問題に過ぎず、多くの社会問題と個人の問題が積み重なって身動きが取れない状態にいるために専門家の間をたらいまわしになることもあり、解決まで努力を続けるのが困難であることが長期化の原因です。

3.健康の問題を抱えているケース

自尊心の低さや人間不信、うつや適応障害、アルコールやタバコ、ギャンブルやゲームやネット、家族との共依存など精神的な健康の問題が潜んでいないかチェックする必要があります。

発達障害を持っているにも関わらず、放置されてきて自分の特性に気が付いていないこともあるでしょう。

長期のひきこもりの場合、足腰などの筋力が低下するロコモティブシンドロームにかかっていることもあり、骨折など通常の動作でけがをしやすい体になっている場合があります。

運動を勧めたいのですが、本人は周囲の目が気になってしまい外に出たがらないかもしれません。

人と一緒にいると緩和する場合がありますが、義務感になるとまたひきこもるでしょう。

彼らが自主性を持って達成できることが重要です。

やけ食いや運動不足などからの糖尿病や高血圧、そこから派生する大きな病に注意しなければなりません。

不眠などを伴う睡眠障害や食べ物に依存する摂食障害などにも注意が必要です。

健康な人でもこれだけ読むと圧倒されるかもしれません。

それは普通です。

たくさんの問題を持ちすぎて、身動きがとれないのが高齢ニートだからです。

4.家族問題から発展するケース

子供時代に虐待を受けると、その後の精神状態に影響が出ます。

通常の思考ではいられず、フラッシュバックを起こしてしまうからです。

その恐れから日常的に消耗が激しく、疲労とストレスの多い生活を送る場合があります。

高齢ニートの親と家族は、健康とは言えない場合が多いように見受けられます。

愛情とやらなければならないことと、愛着と依存の中で家族もごちゃごちゃに振り回されていたり、一体誰が悪いのかという犯人探しをお互いに擦り付け合って何も成長できなかったりということが考えられます。

家族は、人間にとって最も重要な組織です。

そこが崩壊しているとき、知らずに子供は影響を受け大人になっても蝕まれ続けることがあります。

アダルトチルドレンの問題も持っているかチェックしましょう。

こういった家族の親も問題を持っていることが多いので、親の治療と回復があると彼らの問題は減ります。

周囲から変わっていくのもアプローチの一つの方法です。

高齢ニートの自立

ニートをコントロールしようとするとますます静的な反発がおきます。

自立には自主性と成功の積み重ねが大切です。

また数ある人生の問題に対処するため、どれにどの程度労力と時間を使うか考える優先順位も必要です。

彼らが考えて行動できるように助ける必要があります。

全てを一気に解決しようとすると、また混乱の中にうずくまってしまうでしょう。

ネットに多く見られる批判や揶揄は焦りや挫折感、自尊心の低下を招きます。

全く逆効果です。

書き込む人はそれを自覚していません。

いじめと同じで、それをしたら相手がどうなるかは考えていないものです。

高齢ニートへの理解を深めよう

高齢ニートは対岸の火事、そういう特殊な個人のせいで起きている現象だという訳ではありません。

社会の中にある歪みの一部分を映した鏡で、もう片方には山積している社会問題に目を背け続けてきた無力な人間たちという姿を映し出していると言えるかもしれません。