孤独死を迎えてしまう原因4つ
年々多くなってきている孤独死。 現在独身、伴侶に先立たれてしまった人ですと、人事ではありません。 若い頃は頑張って勉強をし、20代からはバリバリ働き、最期は一人、なんてあまりにも寂しすぎます。 亡くなり方によっては、孤独であるために苦しむこともあります。 孤独死を迎えないためにも、孤独死を迎えてしまう原因を抑えておきましょう。1.結婚をしていない
孤独死、というと誰もが真っ先に連想をするのが、未婚です。 結婚をしなかった、離婚をしてしまった、もしくは伴侶に先立たれてしまった、と独り身である人物は孤独死を迎える可能性が非常に高いです。 年配の未婚男性に多く見受けられるのが、孤独死を避けたいがあまりに再婚相手を求める姿です。 若くとも、将来は孤独死をしたくないから、という理由で結婚をする人も。 孤独死を避けるために年を取ってから再婚相手や結婚相手を見繕うのも悪くはありません。 ここで気をつけたいのが、相手に看取って欲しい、と強く要求することです。 看取って欲しい、と言ってしまうと、相手は介護をさせる事だけが目的なのか、とがっかりしてしまいます。 誰だって辛く苦しく労力が必要な介護生活はしたくはありません。 けれども結婚をすると、どちらかを看取るのが当たり前ですので、わざわざ要求する必要はないのです。 残してしまう人のためを考え、資産やお金は残しておくと良いでしょう。
2.家族や子供と不仲
妻や夫とは不仲、更に子供とも不仲、となると既婚者の上に子持ちであっても孤独死に至ってしまう可能性が濃厚です。 家族と不仲になってしまう原因は、DV、借金、浮気、など。 普段から家族をないがしろにしていたり、辛くあたっていると、最期にしっぺ返しが訪れます。 孤独死をしたくないから結婚をした、子供には介護をさせるつもりで産んだ、と伴侶や子供に言ってしまうと、いくらにこにこと良い顔をしていても、最期は放置されてしまう事があります。 子供が小さい頃から、お前には将来介護をしてもらうよ、と言ってしまったり、大きくなってからも、将来は面倒を看てね、と言ってしまうと、相手は利用をされているような気持ちになってしまい、意地になり例え親といえども最期を看取らない結末となってしまいます。 子供に最期を看取って欲しい、と思うのは当たり前、しかし口にしてしまうのはNGです。 子供だって親が何も要求しなければ自ずと最期を看取ってくれるでしょう。
3.知り合いを作らないため
天涯孤独、今更結婚もできない、そんな人でも知り合いを作っておけば孤独死を避けられます。 具合が悪い時に察知してくれる身近な知り合い、知り合いでなくとも老人を訪ねてくれるサービスを利用しておくと、孤独死を免れられます。 結婚をせずとも、誰かと一緒に住んでおくのも良いですね。 老人になると、人間同士の触れ合いが恋しくなります。 孤独死を怖がるのは老人ならば誰しも当たり前。 同じような境遇の人物と仲良くなったり、一緒に暮らしてみてはいかがでしょうか。 性格が陰険、助け合いを行わない、冷たい、といった人物ですと結婚は勿論知り合いも作れませんので、なるべくならば良い人でいましょう。 人付き合いが苦手、知り合いは作れない、との人は家への宅配サービスや介護サービスを利用してみましょう。 新聞の溜まり具合から、具合が悪いことを配達員が察知し、孤独死を免れられたケースがあります。 安値で利用できるサービスや、ボランティアで行ってくれるサービスですと年金生活に差支えがありません。
4.老人ホームに入っていない
具合が悪いのに病院に行かなかった、料金が高いから、満員であるために老人ホームに入れなかった場合、具合が悪いのを放置し、結局は孤独死なんて事になりかねません。 誰にも頼れない、知り合いもいない、そんな人は老人ホームに入ってみては。 老人ホームは定員オーバー、高額、といったイメージが強いのですが安値で入居できる老人ホームも存在しています。 老人ホーム内は同じ老人が沢山入居しており、毎日会話をしたり、手芸をしたり、と楽しめます。 死期を間近に迎え、他人にあたりたくなる老人も多いのですが、他入居者や職員にあたってはいけません。 職員へのセクハラや嫌がらせは自分に返ってくるので絶対にやめましょう。 人に優しく接すれば、その優しさが自分にも返ってきます。
原因を特定して孤独死を防ごう
人を愛する良い人間であれば、何も言わずとも誰かが付き添ってくれます。 人間的に魅力のある人ですと、年老いても誰かが尽くしてくれるでしょう。 最期に気持よく逝くために、今からでも人に親切にしてみたり、人付き合いを始めてみると良い最期に繋がります。 不器用な人は、お金で老人ホームに入ったり、サービスを利用すると良いですね。 定年後は時間を持て余してしまいますが、人間関係に力を注いでみてはいかがでしょうか。 ボランティア活動や近所付き合い、家族サービス。 未婚ですと、年老いてからでも婚活を始めていることも方法の1つです。