禁煙時に起きる症状まとめ【イライラ、不眠や眠気、体重増加】

禁煙時に起きる症状まとめ【イライラ、不眠や眠気、体重増加】

これから禁煙を始める人にとって、最も怖いのが禁煙をした時に起こる症状ですよね。 それでは、禁煙をしたら一体どんな症状に見舞われてしまうのでしょうか。 そこで今回は、禁煙時に起こる症状をご紹介します。

1.イライラする

禁煙を試みた場合に、一番きつい症状がこのイライラかもしれません。 では、何故禁煙するとイライラするのでしょうか? 煙草の成分であるニコチンは体内に取り入れられると数秒で脳内に到達し、脳内で快感物質を放出させます。 でもこの快感物質は1時間もしない内に脳内から無くなってしまう事で、「又煙草が吸いたい」という欲求を引き起こします。 これによって、煙草が吸えない状況にイライラしてしまうのです。 ですから、煙草は合法な物とは言え、これだけ強く脳に依存性を持たせる恐ろしい物です。 この禁煙でイライラするという離脱症状もピークとしては2、3日、そして徐々に軽減されていき、個人差はありますが、長くても1、2ヶ月もしたら治まってきます。 対処法としては色々ありますが、その内の1つとして、煙草を吸っていた頃の行動パターンを変える方法というのがあります。 喫煙者というのは、煙草を吸う行動パターンがあります。 朝食後にコーヒーを飲んで1本とか、休憩時間に喫煙コーナーに行って1本など。 このように自分が喫煙していた行動パターンを禁煙を開始するまでに洗い出し、その行動パターンを変えるようにするのです。 朝食後にコーヒーは飲まずそのまま歯磨きをするとか、休憩時間は喫煙コーナーを避け屋上でストレッチをするとか、煙草の事を脳に思い出させないように工夫します。

2.不眠や眠気などの睡眠障害

煙草のニコチンには強い覚醒作用があり、喫煙者はこの覚醒作用のあるニコチンありきの脳を維持してきた事になります。 ですから、喫煙者は喫煙しない人に比べて何倍も睡眠の質が悪いと言われているのです。 でも、禁煙した事で禁煙開始当初に不眠に陥る人がいると言われています。 実は、ニコチンには覚醒作用と共に快楽作用もあるので、一時的にですがリラックス効果があります。 このニコチンによるリラックス効果が禁煙した事で、急に得られなくなる事で眠気が催さなくなるのです。 また、夜間不眠になる事や、ニコチンによる強い覚醒作用が急に得られなくなる事から、日中には急に激しい眠気が襲ってくる場合もあります。 このように、強い覚醒作用、快楽作用を持つニコチンを断つ事で、最初は不都合とも思える睡眠障害が出て来るので、「これなら喫煙していた時の方が良かったのでは…」と思ってしまう人もいるかもしれません。 ですがそんな事は決してないのです。 覚醒作用も快楽作用も、脳にとって正常な作用ではありません。 この異常な作用を断つ為に、一時的な睡眠障害を乗り越える必要があります。 まず不眠には、適度な運動で自律神経を整えたり、睡眠の1時間前までにゆっくりとお風呂に浸かってリラックス効果を上げるなど、質の良い睡眠に持っていけるように工夫していきましょう。 そして日中の強い眠気対策としては、昼食後20分以内で仮眠を取るようにしましょう。 20分以内であれば脳も睡眠を取ったと勘違いしないので、夜の睡眠に影響が出る事はありませんし、20分以内のお昼寝は午後からの活動の質を上げるとも言われています。

3.体重増加

そして禁煙を試みる人、特に女性にとって一番辛いのがこの体重増加かもしれません。 「喫煙中は体重が増えなかったのに禁煙した途端に体重が増えた」と嘆く人は多いでしょう。 ですが、煙草に痩せさせる効果があるわけでは決してありません。 煙草には食欲を抑制する働きと味覚を鈍らせる働きがあるので、煙草を吸っていると自然とそこまで食欲が湧かなくなり、その結果食べる量が減り体重が増えないというだけです。 それが禁煙する事で、抑えられていた食欲が戻り、又味覚が戻る事で食べ物が美味しくなり、又煙草が吸えないイライラからついつい暴食してしまい、その結果太ってしまう人が多いのです。 つまり、食べ過ぎてしまうから太るという当たり前の事が起こっているのです。 ですから、禁煙すると食欲も味覚も正常な状態に戻っていくという事実を知り、食べる量をきちんとコントロールさえすれば、みるみる体重が増加するという事はないでしょう。 そして、抑えがたい食欲を抑制する為には、よく噛む事を心掛けることが大切です。 咀嚼は満腹中枢を満たします。 なので、硬い食材の物を選ぶとか、大きめに具材を切るなど、調理の上でも工夫してみても良いでしょう。 口寂しい時、手持ち無沙汰でイライラした時などは、シュガーレスガムをよく噛むというのも1つの方法です。

4.便秘

ニコチンには排便を促す作用があるので、喫煙者の人は便秘知らずと言われています。 ですが、禁煙によって急にニコチンが無くなると、ニコチンによって促されていた便意が当たり前になっていた脳が、正常な便意を催さなくなり、便秘になってしまう人がいます。 便秘になったからと言って、安易に便秘薬を使ってしまうとこれも又依存性があるので、その便秘薬が無いと便意を催さない身体になってしまうでしょう。 ですから、ニコチンが無くても、便秘薬が無くても、正常な便意を催せる身体に戻してあげる必要があります。 便秘対策としては、水分、食物繊維をしっかりと取り、腸を刺激するように適度な運動を毎日の生活に取り入れていくことが大切です。

禁煙の症状を乗り越えよう

「煙草は身体に良くない」と分かっているからこそ、喫煙者達は禁煙を試みます。 でも、その禁煙の導入部にはその志を打ち砕くような試練が待っています。 でもそれは、煙草によって侵された身体を正常な状態へと戻そうとしてくれている反動です。 この反動さえ乗り越えられたら、「あの時は辛かった」なんて笑い話が出来る日がきっと来る事でしょう。