健康寿命とは。健康で長生きできるようになろう

健康寿命とは。健康で長生きできるようになろう

日本の平均寿命は男女共に年々長くなっています。

その中で注目されているのが健康寿命という言葉です。

メディアで「健康寿命をのばしましょう」等とよく紹介されていますが、健康寿命が何なのか良く分からない方も多いのではないでしょうか。

では、健康寿命とはいったい何なのでしょうか?

1.健康寿命とは、自分だけで生きられる期間

健康寿命とは、一言で表すと元気に健康で生きられる期間の事です。

平均寿命から、支援や介護を必要とする健康でない不健康な期間を引いたものが健康寿命になります。

日常生活に不便が生じる不健康な期間、これを少しでも短くして、充実した人生を送れるようにしようというのが、健康寿命を延ばしましょうという意味です。

誰しもが思う、健康に長生きしたいというのが健康寿命の正体です。

2.平均寿命と健康寿命の差による問題

高齢化が進む日本では、平均寿命と平均健康寿命の差が男性で約9年、女性で約13年と大きな差が出てしまっています。(平成22年の調査)

要介護・要支援状態の人が多ければ多いほど、社会保障費の負担額も増加し、次の世代への負担がどんどん増えてしまいます。

平均して10年前後の不健康な期間があるというのは、社会にとっても、本人にとっても大きな負担になっており、老後うつの原因の1つにもなっています。

こういった状況を改善するために、政府は2020年までに健康寿命を1歳のばそうという計画を立てております。

健康寿命を延ばすことは個々の生活の質を上昇させる事だけでなく、医療や介護の費用削減にもつながるからです。

2040年まで高齢化が続くと言われている日本の現状の中で、健康寿命をのばすことはとても大切な事です。

3.健康寿命の敵、ロコモティブシンドローム

健康寿命の三大敵、それは「運動器の障害」「脳血管疾患」「認知症」です。

中でも、運動器の障害は健康寿命を脅かす要因の25パーセントをも占めています。

ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)という言葉で知られている運動器の障害は、老化によって骨や関節、筋肉に衰えてがきている状態の事。

そのまま放っておくと、歩行困難や寝たきりといった非常に深刻な事態を引き起こしてしまいます。

歩行困難や寝たきりは、運動器の障害だけに留まらず、多くの病気に関係してきます。

その為、健康寿命のためには絶対に避けなければいけないのです。

4.ロコモティブシンドロームに該当しているか確認しよう

まずは、自分自身がロコモティブシンドロームに該当しているか、きちんと認識をする必要があります。

最近、靴下を立ったまま履けなくなった、少し歩いただけで疲れてしまう、信号を渡りきれない、ちょっと重たいものを買って帰るのが困難になった…。

こんな症状、出ていませんか?

1つでも当てはまる方は、対策を始める必要があるかもしれません。

1つも当てはまらないという方も、遅くならないうちに対策をするのが吉です。

実は、人間の身体は40代で衰え始め、50代になると急激に衰えてしまうんです。

今は症状が何もなく元気なつもりでも、ふとしたきっかけで運動器に障害が出てしまうかもしれません。

5.ロコモティブシンドロームにならないために

ロコモティブシンドロームにならないためには、バランスの良い食事をとり、適度な運動をする事が一番大切です。

まずは自分に出来る簡単なことから始めてみましょう。

食事に関しては、少しだけ意識して野菜を摂取する、揚げ物を少し減らしてみる、お米に雑穀を入れてみる、良く噛んで食べる、といった事を日常のふとした瞬間で意識するように心がけてみて下さい。

運動に関しても、いつも車で行く所を歩いてみる、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う、歩幅をちょっと広くして早歩きしてみる、日常生活の中で少し意識をしてストレッチをしてみる、こういった簡単なことをまずは一日1つ取り入れてみて下さい。

6.健康寿命を延ばすための運動についての注意

健康でいるための注意点としては急に激しい運動をするのは絶対に控えましょう。

今まで運動をしていなかった方が急に激しい運動をすると、逆に大きな怪我をしてしまう原因になります。

逆に怪我してしまっては元も子もありません。

自分では何をしたら良いのか、何からすべきなのかはっきりしない方は、かかりつけ医に相談してみるのが一番です。

自治体の食事指導や地域の運動クラブなど身近なところに利用できるサービスもありますし、一度フレッシュな目線で自分が見てこなかったものを意識して見てみるのも良いかもしれません。

健康寿命を延ばすために健康を意識しよう

人生の最期の一瞬までしっかりと楽しむため、健康寿命を伸ばす事は必要不可欠です。

自分の人生だけでなく、周囲の人への負担を減らすために、また、友達や大切な人との時間をなるべく長く過ごすためにも、まだ身体が元気なうちから、健康を心がけるのが大切です。