血管年齢を若返りさせる方法【抗酸化作用で活性酸素を減らす】

血管年齢を若返りさせる方法【抗酸化作用で活性酸素を減らす】

近年、日本人の死因の上位に数えれられる心疾患と脳血管疾患。

これらは血管の病気としても考えられますです。

血管は地球2周分以上の長さで全身に張り巡らされている関わらず、それ自体に痛みなどの自覚症状がないわりには病変した場合、大きな疾病に繋がることがとても多くなります。

血管年齢を知ること、血管年齢を若く保つことは確実に今後の健康や寿命に関わってきます。

ここでは血管年齢を若く保つためのヒントをご紹介していきます。

1.活性酸素を減らす

人の体は外部から酸素を取り込んで、それをエネルギーに変えて生命を維持しています。

取り込まれた酸素の一部は活性酸素と呼ばれる、より化学反応しやす状態に変換しています。

これは酸素を効率よく利用するために必要なことです。

このように人体に必要不可欠な活性酸素ですが、使われずに余ることがあります。

この余分な活性酸素は放っておくと人体にとって有害な物質に変質します。

通常は抗酸化酵素と呼ばれる物質で余分な活性酸素を無毒化していますが、いくつかの因子により無毒化できない活性酸素は血管の内皮細胞を傷つけます。

当然、傷ついた血管は徐々に柔軟性を失っていき、動脈硬化や血栓を引き起こし重大な疾病へとつながっていきます。

そういった理由により、血管年齢を若く保つためには余分な活性酸素を減らすことが重要となります。

2.抗酸化作用を高める

余分な活性酸素(酸化ストレス)を無毒化する抗酸化酵素は加齢や生活環境とともに弱まっていきます。

これを老化現象と見ることもできます。

しかし、抗酸化酵素は体内で生成される物質を起因とするものだけではなく、体の外から取り入れることもできます。

血管をの健康を考えるときにはこの2つ側面、具体的には、運動や睡眠、ストレスなどの内的作用と、食事や紫外線、大気汚染などの生活環境による外的作用に着目することが大切です。

3.抗酸化作用のある食べ物を摂取する

抗酸化作用のある食品には、ビタミンA(にんじん、かぼちゃ)、ビタミンC(みかん、キウイフルーツ、ブロッコリー)、ビタミンE(青魚、オリーブオイル、アーモンド、アボカド)、リコピン(とまと)、アスタキサンチン(鮭身)、カテキン(緑茶)、アントシアニン(ブルーベリー)、ルチン(そば)、イソフラボン(大豆)、セサミン(ごま)などがよく知られています。

このような食品を効果的に取り入れることによって、血管の健康に保つことができます。

ただし、これらの物質を単体(サプリメントなど)で摂取することについては不明な点が多く、できれば自然な形で取り入れるのが好ましいです。

4.抗酸化作用のある運動をする

抗酸化作用のある運動とは、一酸化窒素の出る運動を指します。

体内から産生される一酸化窒素には血管を柔らかくしたり、血管を拡張させて内皮細胞の負担を減らしプラーク(こぶ)をできにくくする働きがあることがわかっています。

一酸化窒素は血管を拡張させたり、収縮することによって分泌されます。

軽いウォーキングや下半身のストレッチなどが効果的です。

ちなみに、血圧計を使用して血圧を測定するときに、上腕帯をきつく締め付けて、ぱっと開放しますが、あの一連の動作が一酸化窒素の分泌されるための有用な運動になるそうです。

1日に3回ほど血圧を計るとかなり効果があります。

5.睡眠の血管修復機能を利用する

睡眠が血管の健康に欠かせない理由は、睡眠時に分泌される成長ホルモンが傷ついた血管を修復するからです。

最近の学説によると、睡眠においては量よりも質を重視する傾向にあります。

22時から2時の間をゴールデンタイムと呼び、そのあいだに眠るとより活発に成長ホルモンが分泌されます。

そして、熟睡するためには毎日の睡眠サイクルを一定にすることが好ましいです。

眠る数時間前に入浴やストレッチなどをして、しっかりと体温を上げておくことや寝室を温めておくことも寝入りやすくするために有効です。

質の良い睡眠をとることは血管だけでなく、すべての健康のためにも大切です。

6.葉酸の抗酸化作用

先日、血管の若返りに葉酸が有効であると、テレビで放送され話題になりました。

葉酸は文字通り、植物の葉っぱの部分にたくさん含まれています。

葉酸が不足すると、アミノ酸や核酸の合成が阻害されるため血液障害や悪性貧血を引き起こします。

また、葉酸はホモシステインを無毒化するために必須の要素です。

ホモシステインが血液中で増加すると血管の内皮細胞を傷つけるため、葉酸は血管の健康のために必要とされています。

ただし、これもサプリメントの形で摂取すると症状の悪化につながるとの報告もあり、注意したいところです。

葉酸は加熱すると失われるため、できるだけ新鮮な生野菜で摂るようにしましょう。

血管年齢を若返りさせよう

その他、血管を痛める活性酸素を促進する外的要因として、紫外線や放射線、喫煙、大気汚染などが考えられます。

ただし、放射線による活性酸素は癌の治療などにも頻繁に使われています。

このように活性酸素には有害、有用の両方の面があり、抗酸化食品、作用についてもまだまだ研究途上のものもたくさんありますので注意が必要です。

これを機に一度、医療機関で血管年齢を計ってみてはどうでしょうか。