熟年結婚のメリットとデメリット。

熟年結婚のメリットとデメリット。

長寿化と晩婚化のために、「熟年結婚」をする人が増加しています。

中高年になって初婚という人もいれば、再婚、再々婚というケースもあるでしょう。

ここでは、熟年結婚のメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット1.老後の不安や孤独を改善、解消できる

長寿化、高齢化が進めば進むほど、老後の不安も増大していきます。

多くの人が考えるのは、「ひとりぼっちの老後は心身両面で、大いに不安」ということでしょう。

生活面でも、高齢者の一人暮らしにはさまざまなリスクが伴いますし、精神的にも、年をとってからの独居というのは辛いものがあるでしょう。

「そんな孤独には耐えられそうにない」と考える人が多いのは当然です。

さらに年齢が上がれば、「孤独死」の不安も抱えるようになります。

熟年結婚によってパートナーができれば、そうした精神的不安はかなり解消されますし、生活面のリスクも大幅に軽減されると考えて良いでしょう。

「いっしょに暮らすパートナーがいる」というのは、それだけで安心感を得ることができますし、日常生活に、実際にプラスに作用することが大変多いのです。

例えば、買い物一つとっても、「パートナーと一緒」というのは、大きなメリットがあるのです。

病気やケガをしたときのことを考えれば、二人暮らしにメリットがあることは言うまでもないでしょう。

メリット2.健康管理ができる

老後のテーマでもっとも大きいのが「健康問題」でしょう。

中高年になれば、それまで健康に自信のあった人でも、なんらかの健康不安を抱えることが多くなります。

独身でいると、なかなか自分で健康チェックをしない、あるいは行き届かないということになりがち。

特に病気とは無縁だったような人ほど、「自分は大丈夫」と高をくくってしまい、結果、大病の発見が遅れるというケースが少なくありません。

その点、結婚して、パートナーが常に隣にいるようになれば、お互いの健康状態をチェックしあうことが、無理なくできるようになります。

「ちょっと顔色が悪い」「最近、食事の量がかなり減ってきた」、あるいは「なんとなく元気がない」といった変化に、

いっしょに暮らすパートナーであれば、気づくことができます。

また、毎日の食事も、一人でいたときより、ずっと気を遣うようになるでしょう。

自分一人だと「めんどくさい」といった理由で、いい加減にすませていた人も、相手の体を気遣って、

より健康的な食生活に改まる、これも大きなメリットです。

メリット3.経済的に楽になる

中高年の人が老後不安を抱く、もう一つの大きな要因は「金銭問題」です。

若いうちは、少々経済的に苦しくても、働けばなんとかなります。

しかし、年齢が上がれば上がるほど、そうはいかなくなっていきます。

特に一人暮らしの場合、金銭面の不安は、より切実なものになるでしょう。

結婚して、一緒に暮らすパートナーができると、その問題がかなり改善されるものです。

住居費、水道光熱費、食費などなど、日常的にかかるお金は、一人暮らしより二人暮らしの方が、ずっと割が良くなります。

「二人暮らしになると、生活費も二倍になる」ということはありません。

ふつうに生活していても「二倍弱」で済みますし、工夫次第でいくらでも節約できるのが、夫婦二人の生活というものです。

そのため、経済的にかなり楽になるのが、熟年結婚に共通したメリットということになるでしょう。

デメリット1.世間や親族から必ずしも祝福されない

ここからは、デメリットになります。

まず挙げなくてはならないのが、「世間の目」です。

若いころの結婚であれば、世間の目は概ね好意的と考えて良いでしょう。

純粋に祝福してくれる人が多いわけです。

しかし、熟年結婚は、必ずしもそうではありません。

世間、特に親類はかなりの色眼鏡で見るようになるのです。

「財産目的なのでは?」とか、「愛もなく、ただ打算的理由で結婚したに違いない」というような目で見る「世間」が多いのが、悲しい現実と考えて良いでしょう。

デメリット2.子供や兄弟姉妹のいる人は財産分与の問題が生じる

前項で「財産」について触れましたが、単に色眼鏡で見られるだけでなく、実際に財産分与の問題が生じるケースも少なくありません。

熟年結婚では、再婚や再々婚の人も多く、子供がいるケースも当然たくさんあります。

その場合、その人の遺産は、独身のままでいれば子供たちに行くわけです。

しかし、再婚すれば、半分は配偶者に行くことになります。

また、子供がいなくても、兄弟姉妹がある場合には、熟年結婚によって、財産分与が全く違う形になってしまいます。

そのため、結婚に子供が大反対したり、兄弟姉妹が異を唱えることも、少なからず起こってしまうのです。

デメリット3.生活スタイルを変えられず、夫婦間で衝突しやすい

実は、これが最も起こりやすいデメリットなのですが、「自分の生活スタイルをお互いに変えられず、夫婦間の衝突が起こりやすい」ということが、よくあります。

結婚は、違う生活スタイルを持った二人が、お互いに相手のスタイルに合わせていくことによって成立するものです。

しかし、年齢が高くなればなるほど、自分の生活スタイルがかっちり確立されてしまい、なかなか譲り合えないということになりがちです。

例えば、朝の習慣や、物の置き方、タンスの整理の仕方などなど、細かいところで齟齬が生じ、それが大きなケンカにつながることも珍しくありません。

これも、熟年結婚のデメリットということになるでしょう。

いかがでしたか。

「現在熟年結婚を考えている」という方はもちろん、「今は具体的に考えていないが、将来は人生の選択肢の一つになるかもしれない」と思っている方も、

ぜひ参考になさってください。