熟年が再婚をする際に考えるべきポイント

熟年が再婚をする際に考えるべきポイント

今の時代、熟年再婚が盛況という話しをよく耳にします。

男女共に平均寿命も延び、残りの人生たった一人で過ごすよりは、良き伴侶と共に過ごしたいと考えるのは人間として普通でしょう。

そこで、熟年で再婚する際に考えておくべきポイントについてご紹介します。

1.相手の介護について

熟年再婚で一番に考えておくべきポイントは、相手の介護のことでしょう。

介護を必要とする事なく、一生を終える人もいますが、ほとんどの人は何らかの介護を必要とする可能性が高いでしょう。

介護というのは頭で考えている以上に大変で辛い事です。

そんな大変で辛い事を、知り合って数年の相手にしてあげる事が本当に出来るのでしょうか。

未来も体力もある若い自分ではありません。

自分も明日がどうなるか分からない年齢で、相手の介護が目の前に立ち塞がられたら、精神的に参ってしまうでしょう。

夫婦の始まりは恋愛であったかもしれませんが、何十年という月日、その間に一緒に乗り越えた苦楽から、深い情で結ばれていく関係でしょう。

そんな深い情で結ばれている相手だかこそ、自分の体力がギリギリの状態でも「相手を介護しよう」という意思が芽生えるのです。

楽しい時、幸せな時に二人でいる事はとても簡単です。

しかし、苦しい時、辛い時に二人でいる事は本当に大変な事です。

それを乗り越えられる自信が自分にあるのかどうか、自分の心に何回も問いただしてみる事が大切でしょう。

2.相手の癖を許せるか

外で会うお茶飲み友達の関係の時は「オシャレな人」「アグレッシブな人」「気が合う人」というプラスイメージにしか見えなかった相手でも、いざ家の中に入ってみると、それは色々癖があるのが人間でしょう。

若い新婚カップルでさえ、いざ結婚してみたらそれぞれの育った環境の違いから、洗濯物の回し方から、お風呂掃除の仕方まで、細かい相違で揉めますよね。

それはお互い「当たり前」と思っていた長年の生活スタイルが相手からしたら異様で、それを非難されるのですから、気分が良い事はありません。

でも、若いうちはまだ柔軟性があるので、何とか歩み寄っていける幅があります。

ですが、熟年までなった二人というのはその柔軟性に欠けてきているでしょうし、その柔軟性を求められる事自体「面倒だな」と感じてしまう傾向にあると思います。

癖は若い頃より多く且つ頑固に形成されている上、それを受け入れる柔軟性もお互い欠けてきている二人が、一つ屋根の下で暮らすようになるという事を念頭に置いておく必要があるでしょう。

3.相手の子供のこと

お互い子供がいない二人という場合もありますが、お互い前の夫婦との間に子供がいるというケースも少なくないでしょう。

その子供なのですが、若い頃に再婚すれば子供もまだ子供なのですが、熟年再婚となりますと、子供であって子供ではない、もう立派な大人であることが多いです。

少なからず、誰もが財産をお持ちでしょう。

それを自分の死後どうするのか、持ち家がある人なら、自分の死後子供に相続させるのか、または一緒に暮らしてきた伴侶に残すのか。

そんなお金にまつわる事を考えなくてはいけませんし、その時に子供抜きには考えられないのが現実でしょう。

子供とは言え、その子供も結婚し、それぞれの家庭を築いているかもしれません。

別の家庭を築くようになれば、ある意味、身内であり他人になってしまう悲しい面も否定できないのが現実です。

我が子を大きくする為に、持ち家のローンを減らす為に、遺産相続に絡む話しになれば、子供が目の色を変えてくる事だって充分にあり得るのです。

そんないざこざに巻き込まれてでも「この人と結婚したい」「婚姻関係を持ちたい」と思えるかどうかも考える必要があるでしょう。

遺産相続やお金に絡む事だけでなくても、大人になった子供から「いい年してみっともないから結婚まではしないで欲しい」と言われる可能性だってあります。

せっかく結婚の意志を持ったのに、一番の身内である子供から反対されたら心はとても傷つくはずです。

相手の子供から反対されたと知っても、気持ちは同じでしょう。

そんな傷つくような思いをする可能性があっても、婚姻関係にこだわるかどうかも、自問自答する必要があるでしょう。

熟年は現実もしっかり考えて再婚しよう

熟年再婚は介護や遺産相続と現実的問題が多く絡んできて、若い頃の夢いっぱいの結婚とは違い、何とも暗い気持ちになる事も多いかもしれません。

ですが、この世の中を一人で暮らすより、二人で暮らした方が断然楽しいでしょうし、心強いのは事実です。

暗くなりがちな現実に目を背けず、それらの問題にきっちり向い合った上でも「結婚したい」という強い意志があれば、熟年再婚はきっと成功するでしょう