入れ歯の値段はどの位が相場?入れ歯の費用まとめ

入れ歯の値段はどの位が相場?入れ歯の費用まとめ

総入れ歯や部分入れ歯という分類の他に、保険が適用される入れ歯と保険の適用が受けられない入れ歯にわかれます。

ここでは、両方のタイプの総入れ歯を取り上げてご紹介します。

1.レジン製の総入れ歯は保険適用で1万円台

保険が適用される総入れ歯は、レジンというプラスチック製のものだけです。

樹脂でできているので落として欠けてしまったなど、修理が必要な時にも元通りにしやすく、その費用も安いのが大きなメリットだと言えます。

固定する機能がついていないことから、いわゆる入れ歯の安定剤などを併用することになるでしょう。

価格も手ごろなので使用している人が多く、1万円から1万5千円程度の費用が目安です。

ただし、保険が適用されない素材を使ってしまうと値段が高くなります。

レジンは臭いを吸着する性質を持っていますので、お手入れが不十分だと口臭の原因となります。

熱を通しにくい性質も持っていて、食事の時に多少の違和感が出るかもしれません。

1960年代にはレジンなどのプラスチックには毒性があるといわれていましたが、現在では生体適合材料といって私たちの体に害を及ぼさないものを使用しているので安心です。

2.金属床の入れ歯は50万円程度

金属床の入れ歯は、総入れ歯の内側に金属を貼り付けていて、レジン入れ歯とは違い温度が伝わるので違和感がありません。

使用する金属は複数あり、代表的なのはコバルトクロム、白金加金です。

コバルトクロムは軽量で丈夫なため使用している人が多いですし、白金加金は酸などの影響による変化がなく安心と言われている素材です。

使用する金属で値段は変わりますが、30~60万円くらいが相場です。

保険は適用されませんので、医師と相談しながら金属の厚さを指定するので、値段の調整ができるでしょう。

レジン総入れ歯よりも耐久性が高いので、破損による修理など無駄な費用はかからないと思ってかまいません。

3.シリコン床が優しい総入れ歯なら40万円程度

総入れ歯の悩みは使っている内に痛みを感じるとか、よく噛めなくて食事が楽しくないということがメインです。

シリコン床の総入れ歯は、歯茎に当たる部分がシリコン製なので柔らかく、フィット感も高い特徴を持っています。

クッション製があると歯茎に痛みを感じにくいため、使用感の良い入れ歯だといえるでしょう。

しかし、使っている人の歯茎が痩せるなどの変化があると、シリコン床が合わなくなる可能性もあります。

またシリコンは汚れやすい性質と、性質上修理が難しい性質を持っています。

入れ歯が外れたり落ちたりすることは少なくなりますので、その点は使いやすい総入れ歯だと言えるでしょう。

保険が適用されず40万円台なので、かなり値段は高いといえます。

4.イボカップ総入れ歯なら30万円台

イボカップ総入れ歯というのは、入れ歯の歯茎部分に圧力を加える特殊な製法にすることで、フィット感を高めており、また臭いや汚れがつきにくいという特徴を持っています。

従来のプラスチック素材のように気泡があると、その気泡に臭いや汚れが入り込んでしまいます。

しかし、イボカップ総入れ歯は圧力をかけることで気泡をつぶしているので、臭いや汚れなどを取り込まない構造になっています。

変色しにくいので長年使用するのにも適しています。

歯科クリニックによっては、加工をして入れ歯の見た目をよくしているケースもあり、その場合は値段が高くなるでしょう。

ごく稀に完成してから合わないという人もいますので、きちんと調整までしてくれる歯科クリニックを選ぶようにしてください。

5.オプションのアタッチメントはプラス5万円程度

金属床の総入れ歯のオプションとして使えるのがアタッチメントです。

入れ歯のデメリットで最も困るのは、入れ歯がずれることや、しっかりかめないこと等でしょう。

そこで、マグネットアタッチメントなどをつけることで、入れ歯の安定性を高めることができます。

しかし、条件として歯根が残っている人のみとなっています。

入れ歯にマグネットをつけることができても、そのマグネットを引き寄せる土台のマグネットがないと固定できないからです。

歯茎につけることもできないので歯根があることは絶対条件でしょう。

50万円くらいの金属床総入れ歯のオプションで5万円となるとかなり高額ですが、使い勝手の良さでは評判が良いです。

6.入れ歯が保険適用にならなくても安心

レジン総入れ歯以外は保険適用外の総入れ歯ですが、その場合でも補助を受けられるのでご紹介します。

高額療養費制度では、自己負担した医療費が高額になった時、申請すると一定の金額を超えた分を払い戻ししています。

健康保険高額療養費支給申請書に記入して提出すると、審査が行われますが3ヶ月程度かかります。

始めに高額な費用がかかるとわかっている時は、事前に健康保険限度額適用認定申請書を出す方法もありますので、医師に確認してみてください。

入れ歯の値段も含めて検討しよう

それぞれの材質によって、値段だけでなく使用感やメンテナンスの仕方も異なります。

実際に使う人が便利なタイプから選んだ方が良いでしょう。

認知症の方は使用する時は、こまめなお手入れが難しいと思いますので、臭いや汚れがつきにくい総入れ歯にするなど、選び方は様々となっています。