田舎や海外への移住計画の立て方

田舎や海外への移住計画の立て方

「老後はゆっくり暮らしたい」「新しい土地で第2の人生を」とお考えの方も多いのではないでしょうか?

年齢には関係なく、新しい土地での新しい生活は夢であったり憧れであったりしますよね。

では、その夢を叶えるためには、一体何から考えどう行動すれば良いのでしょうか。

ここではわかりやすく、田舎や海外への移住計画の立て方についてご紹介します。

1.まずは「なんのために」移住するかを明確にする

移住計画を立てる上で一番大事な事は、「なんのために」移住するかです。

これが、簡単なように思えて、実は難しいものです。

憧れだけでもダメですし、計算高くなりすぎると、面白くありません。

「この土地に住みたい」「この風景を見て暮したい」でも良いですし「農業を始めたい」「飲食店をやってみたい」「とりあえず数年はのんびりなにもせずに暮らしたい」など、なんでもかまいませんが、目的だけはしっかりと持つ事が大事です。

夫婦やカップルなどの場合は、お互いの共通認識として同じ目的を持つ事も大事です。

「なんのために移住して、何をしたいか」がなければ、移住後は時間を持て余すだけの生活に陥りやすいです。

2.したい事が出来る移住先はどこか探す

「なんのために移住したいか」が明確になったあとは、具体的な候補地選びです。

国内・国外問わず、頻繁にセミナーや説明会が行われていますので、そういった機会を利用して興味ある土地や地域の話を聞く事をオススメします。

国内の多くは、移住者向けのワンストップ窓口やワンストップ担当者を設置していますので、大まかな事から具体的な住居・仕事・環境などの質問にも答えてくれますし、移住に関する補助金が出てる自治体も多いので、是非とも利用してください。

そのうえで2、3か所に候補地を絞り、日帰りでも良いので実際に訪問してみると良いでしょう。

特に、今まで関わりのなかった土地であれば、なおさらです。

同じ県内・域内でも、町によって、集落によって慣習や文化の違う所も多くあります。

自分の目で見て、その土地を更に気に入る事が、この段階では大事です。

3.移住するための費用はどの位かを整理する

これは、移住後、職に就くかどうか、開業するかどうかにも関わってきます。

移住のためにはまず、その土地に住居を確保しなくてはいけないのは当然ですが、その住居がそのまま使えるのか、一部リフォームしなければダメなのか、それとも新築物件を探すのか。

それによって初期費用は大きく変わってきます。

「最低限の物件を選んで、住み始めてから自分の力でリフォームを」とお考えの方もおられるかと思いますが、実際に過去に大工仕事や建設業に関わった事がなければ、自分の力だけで、と言うのはよほどの根気と時間がなければ難しいです。

移住の目的がそういう作業を楽しむことであれば良いですが、それ以外の目的ならば、程度の良い物件を探すか、プロの業者にお願いするのが無難です。

また開業するのであれば、その業態に沿った初期経費が必要になります。

4.月々の生活費はどうするか計画しておく

例えば「日本の田舎に移住したら生活費も安くなるだろう」とお考えの方もおられると思います。

確かに住居費(家賃)などは都市部に比べると断然安いですが、逆に言えば、間違いなく安いものは家賃と一部の食品ぐらいなものです。

その食品を買いに行くのも、都市部では徒歩圏内に何軒もスーパーがあったかもしれませんが、車でないと行けない距離にしかスーパーはないかもしれません。

都会の生活では必要のなかった車が必要になってきたりですとか、それに伴うガソリン代が必要になってきます。

あまり過度に節約できる、かかる費用が少なくて済む、と考えないほうが良いでしょう。

また、地域の氏神様(神社)やお寺への寄付などを求められる場合があります。

農業や飲食店などなにか御商売を考えておられるのなら、それに係る費用もあります。

農業はさておき、ご商売を考えておられるのならば、少なくとも1年間は利益が0でもやっていける程度の覚悟と資金は必要になると思います。

5.いろいろな移住にあたっての目途がたったら

実際に自治体やNPOなどが行っている「体験移住」の宿泊企画などを利用して、その土地での生活を体験してみましょう。

可能であれば、季節ごとに数日間、その土地で過ごすことが出来れば季節の良さ・厳しさを感じられると共に、土地の住民の方との関係も築くことが出来ます。

「土地も住まいも全部理想通り」であったとしても、隣人や地域住民との交流に問題があるようならば、その時点で移住はとてもしんどく辛いものになるでしょう。

そうならないためにも、本格移住の前に、出来るだけ多くの方と接点を持ち、より良い環境を作っておくことが移住の成功への道です。

田舎や海外への移住計画は慎重を立てよう

巷には移住関係の雑誌や広報物、テレビ番組など多くあります。

そういうものを目にすると羨ましく憧れてしまいますよね。

費用さえあれば・時間さえあれば、と簡単に思いがちになってしまいますが、多くの移住者は、移住を考え始めてから早くても2~3年後、場合によっては5年以上検討してから実際に移住しています。

移住は冒険ではありません。

移住後の生活をよりよく充実させるためにも、慌てることなく、本当に自分の移住したい土地を、ゆっくり探してみる事をオススメします。