膝サポーターの選び方6つ。膝の負担を減らそう

膝サポーターの選び方6つ。膝の負担を減らそう

年をとってくると、何故か膝に痛みが出てしまいますよね。

そんな時、サポーターを使用するのも選択肢としてありますよね。

今回は、膝サポーターの選び方についてご紹介します。

1.膝の保温が必要かどうかで選ぶ

冷えが原因で膝痛を発症する方が居られます。

特に季節の変わり目や冬期には痛いが、それ以外は痛くないという方は、ウールでつくられた保温用のサポーターで充分効果が得られます。

しかし、保温しても痛みが変わらない方も多くいられます。

その場合は、以下を参考にして下さい。

2.椅子からの立ち上がりで痛みが出る、歩いていて不安定感がある場合

膝関節は縦方向に曲げ伸ばしする関節なので、側副靭帯(膝がグラグラしない様に押さえている靭帯)が緩んでいる場合は、動いていて体重が乗ると抑えが利かず不安定になる事があります。

この場合、関節の横にアルミやスプリング構造のステーが入った、側方動揺性を抑えるサポーターを使用すると良いでしょう。

不安定感といっても、なかなか気が付きにくいのが現状です。

しかしサポーターを使用する事で「歩くのが楽になった」「立ち上がりが楽に出来るようになった」という方が多くいるのも事実です。

気になっている方は、まずこのタイプのサポーターから試してみるのも良い方法です。

3.特に半月板が傷ついている場合

歩きの不安定性により、二次的に膝の中にある軟骨(半月板と言います)が傷ついたり、一部がはがれたり、擦り減ったりして痛みの原因になる事があります。

膝を捻る動き(特に片脚に体重が乗っている時に、方向転換する時)や、女性だと内股で歩く事が多いと思いますが、そのような場面では半月板に負担がかかり、痛みの原因となる事があります。

この場合、側方サポートに加えて、膝関節の回旋防止用の斜めに引き上げるストラップの付いたサポーターを選ぶ必要があります。

4.特に十字靱帯が傷ついている場合

上記に加え、膝が前後に動かない様に押さえている靭帯(前・後十字靭帯)がありますが、この靭帯が緩んでいると、やはり不安定感が大きく出ます。

特に前十字靭帯が緩んでいるとまっすぐ歩いていても、膝の中がズレる感じが強く出ます。

この場合は、上記のサポーターに加え、お皿(膝蓋骨)の下に前方へズレ無いように抑えるベルトの付いたサポーターを選択してください。

5.その他、何となく膝が痛い場合

はっきりした原因が特定できなくても、何となく「膝が痛い」という人も居ります。

実は膝の痛みと、体重を支える筋肉(太ももの前の大腿四頭筋)には相関関係があり、片脚の伸展力(膝を伸ばす力)が体重の80%を切ると、膝や足首に痛みが出る事が分かっています。

例えば、体重60㎏の人は伸展力48㎏を下回ると間違いなく痛みが出るのです。

しかし通常生活していて、果たして脚伸展力が何㎏あるかなんて測れないのが現状です。

その場合、次のような方法で測りましょう。

①まず、椅子に腰かけて右脚は床に付けて、左脚は少し浮かしたままにします。

②腕を組んで(怖い方は腕はバランスを取る様に開いていても構いません)右脚だけで立ち上がって下さい。

立ち上がる時は、一度重心を前に掛けると立ち上がりやすくなります。

③立ち上がって3秒間グラつかない様にバランスを取って下さい。

④反対も同様にやってみましょう。

問題なく出来る方は、体重を十分支える筋力(脚伸展力100%以上)あります。

何とか立ち上がったが、グラついて反対の脚を付いてしまった方は、ギリギリ80%の脚伸展力です。

現在は痛みが出ていなくても、少し筋力が落ちると、いつ膝が痛くなってもおかしくありません。

立ち上がれなかった方は、80%以下ですので、関節の問題以前に、体重支持筋力の不足による関節痛の可能性があります。

この様な方は、保温用あるいは側方動揺性サポーターではなく、太ももを軽く圧迫する様な構造のサポーター

このタイプのサポーターは直接膝に作用するのではなく、太ももの力の発揮を助ける作用がありますので、立ち上がりや歩行、ジョギングなどでも楽に出来るようになります。

を使用しつつ、散歩や自転車、プールでの水中歩行で脚の筋力を養っていくのが必要と思われます。

6.太ももに注射を打たれた記憶がある場合

その他、特殊な例として、膝を曲げるとお皿(膝蓋骨)が外を向いてしまう、膝蓋骨外方脱臼と言いますが、特に幼少期に「太ももに注射を打たれた年代(現在の40代後半~60代)」の方に稀に見られます。

この様な症状がある場合は、膝蓋骨が脱臼しない様に、お皿の外側に硬質スポンジが埋め込まれている脱臼防止用のサポーターを選ぶ必要があります。

保温用や靭帯損傷用のサポーターをしても全く効果が出ませんので、注意が必要です。

自分の膝に合ったサポーターを選ぼう

膝のサポーターは様々な種類が売られていますが、膝の痛みの原因によって選ぶべきサポーターの種類は変わってきます。

また中高年になると、関節の構造に問題が無くても、筋力的に衰えてきて痛みが出る場合もあります。

総合的に判断して、自分に合ったサポーターを選び、痛みを出さないようにするための生活様式を心掛ける事が大事です。