肺炎の原因ってなに?肺炎球菌や抵抗力の弱りに注意しよう

肺炎の原因ってなに?肺炎球菌や抵抗力の弱りに注意しよう

肺炎はよく聞く病気ですが、肺炎になった場合早期に対応をしないと命取りになることがあります。

特に小さい子どもや高齢者、なんらかの持病を持っていて体の弱い人は特に避けなければなりません。

肺炎にかからないようするには、まずはその原因を断つことが大切。

そこで、肺炎になってしまう原因についてご紹介します。

1.かぜ、インフルエンザなどをこじらせる

通常のかぜをひいたときも、無理をしてこじらせてしまうと肺炎になってしまうことがあります。

かぜの場合、ウイルスが鼻やのどに炎症を起こしますが、人間に自然に備わった免疫力でウイルスを排除して良くなっていくものです。

しかし、なんらかの理由でこの免疫のシステムがうまく働かないと、ウイルスが気管から肺にまで到達してそこで炎症を起こすことになってしまうのです。

免疫力がしっかり働くためには、風邪をひいたとき十分体を休めることや、たんぱく質やビタミンなどの栄養をきちんと摂ることが必要です。

忙しいからといって熱を薬で無理に押さえ込んで体を動かしていたり、体が冷えたままだと、免疫力をウイルスの力が上回って肺炎になってしまうのです。

インフルエンザの場合はウイルスの力が強力なので、肺炎が起こる確率は通常の風邪よりずっと高くなります。

気をつけて休んでいても、その人の体力によっては肺炎になってしまうこともあります。

高齢者の場合は、インフルエンザが流行する前に予防接種を受けておくと良いでしょう。

その他、水ぼうそうや「はしか」なども大人になってからかかった場合は重症化する危険があり、そこから肺炎になることもあります。

こちらも大人になってもかかったことがない、という人は免疫があるかどうか検査を受け、必要があれば予防接種を受けておくことが必要でしょう。

2.マイコプラズマなどによる非定型肺炎

しつこい咳や高熱などが続くマイコプラズマ肺炎は、オリンピックが開催される年に流行すると言われてきましたが、最近はそれ以外の年にも流行ることがあります。

単なる風邪と思って、市販の薬を飲んだり、医師からもらった咳止めや抗生物質を飲んでもなかなか治らない・・・といったときはマイコプラズマ肺炎を疑いましょう。

マイコプラズマとは微生物の一種で通常の風邪のウイルスや細菌とは異なるため、専用の抗生物質でないと治療ができません。

周囲でマイコプラズマが流行しているようなときは注意が必要です。

3.誤嚥性肺炎

肺炎のきっかけとなるのは、風邪などの病気とは限りません。

食べ物を食べているときに、細かいものを吸い込んでしまってむせる・・・というようなことはよくありますし、高齢者の場合などは食べ物を咀嚼して飲み込む、という動作がスムーズにできなくなったために、吸い込んだものをうまく排出できなくなることがあります。

また、寝たきりでいつも仰向けになっているというような場合、唾液の中に混ざってしまったものや細菌が気管から肺の中に入っていってしまう・・・ということもあります。

このようなことから、肺の中で細菌が繁殖し炎症を起こすことがあるのです。

高齢者の場合、熱や咳がひどくないのに、いつのまにか肺炎になっていたというようなことも起こります。

このような誤嚥性肺炎を防ぐためには、高齢者の場合食べ物を噛みやすく飲み込みやすいものに工夫することが必要です。

汁物などもある程度の濃度がないと、そのまま吸い込んでしまいやすくなります。

ずるずるとすすりこむような食べ方をしないことが必要です。

また、口の中を常に清潔にしておくことが寝たきりの人の肺炎を防ぐために必要です。

胃ろうなどで口から食事をしていなくても、肺炎防止のために口腔ケアは必要です。

4.抵抗力が弱っている時の肺炎

抗がん剤での治療中や、手術のあとで気管内挿管をしている場合なども肺炎に注意が必要です。

抗がん剤は患者の体力を消耗させることも多く、見舞い客や入院中の他の患者からウイルスや細菌をもらってしまって肺炎になり、高熱が出て、そこから命を落とすこともあります。

抗がん剤での治療中は見舞いに行く人も十分に注意し、風邪をひいていたりしたら見舞いを避ける、病室に入るときは手の消毒をしてマスクをする・・・といたことが大切です。

また気管内挿管も直接気管に器具が触れるため、どうしても抵抗力が弱くなりがちです。

5.肺炎球菌に注意

肺炎の原因になる菌は色々なものがありますが、そのなかでも注目されているのが肺炎球菌です。

65歳くらいを過ぎた頃から、免疫力は低下していき、この菌による肺炎にかかる危険が増します。

糖尿病などがある人もリスクが増します。

全ての細菌に効くワクチンというものはありませんが、肺炎球菌に関してはワクチンがあり、自治体などで助成がある場合もあるので、積極的に接種しておきましょう。

肺炎の原因から身を守ろう

風邪をひいたとき、体調がよくないときは無理をせずしっかり休むこと、また、ストレスなども免疫力を衰えさせることになるため、注意が必要です。

それに加えて誤嚥に注意し、ワクチンを接種すること。

これらが肺炎防止のために不可欠と言えるでしょう。