中高年が眠れない時の原因。なぜ年をとると眠れなくなるのか

中高年が眠れない時の原因。なぜ年をとると眠れなくなるのか

中高年になって少し眠りが浅いとか、眠る時間数が少なくなったと感じることがあるのではないでしょうか?

仕事がストレスになっていたり、退職した方でも日常のストレスのせいだと思いがちです。

中高年が眠れない時の原因は複数ありますので、当てはまる原因に併せた対処方法が必要になるでしょう。

1.関節などの痛みで眠れない

中高年になると、膝や腰に痛みを感じる人が多くなります。

階段を上るとか、床にあるものを拾うといった曲げ伸ばしでも痛いと感じる人は、寝ている時にも関節の痛みを感じるでしょう。

寝ていても下になる体の部分には、自分の体重がかかって負担になるからです。

日中も、動くと痛みが出るため、あまり運動をせず安静にして過ごしていると、体が疲れて眠たくなるという仕組みが働かなくなることもあり、さらに眠れないようになってしまいます。

仰向けに寝ると腰が痛い、横向きになれば肩が痛いと悩んでいるなら、医師の診断で治療を受けることや、寝具で工夫をできないかを考えた方が良いかもしれません。

2.夜間頻尿のせいで眠れない

年齢とともに頻尿傾向が出るのは誰もが同じことですが、夜にトイレに起きるのは睡眠を妨げてしまいます。

一般に夜間頻尿というのは夜中に2回以上トイレに行く症状を言います。

頻尿には様々な原因があり、水分を控えても緩和されないことがありますので、病院で検査や診察を受けて治療した方が良い場合も多いでしょう。

住宅事情によりますが、冬の夜にトイレの温度がかなり下がる場合、ヒートショックで倒れることもあり危険です。

夜間頻尿の改善で夜に眠れないのが緩和されたという人もいますので、できるだけ早めに対処することをオススメします。

3.体内時計の変化で眠れない

人間の体には体内時計があって、これは1日25時間で動いています。

私たちの時計では1日に24時間しかありませんので、1時間の誤差は朝日を浴びることでリセットされていると言われ、年齢とともにこの体内時計に乱れが出て眠れなくなるという説もあります。

また、脳の中のホルモンにメラトニンという物質があるのですが、メラトニンは年齢とともに分泌量が少なくなっていくことがわかっています。

眠たくなるホルモンの量が少なくなると、ぐっすり眠る時間が少なくなり代わりに浅い眠りが多くなるので、ほんの少しの物音でも起きてしまう原因となるのです。

メラトニンは食品やサプリメントで補うこともできますので、気になる人は試してみても良いでしょう。

4.投薬の影響で眠れない

中高年になると体のどこかに不調が出て、病院から薬の処方を受ける人も増えます。

医薬品には副作用がつきものと考えられていますので、飲んでいる薬の種類によっては夜に眠れなくなる副作用を持っている可能性があります。

この場合は、かかりつけの医師に相談すると、対処方法を考えてくれるでしょう。

まず、ご自分が飲んでいる薬に、眠りに関わる副作用があるのかを確認することから始めてください。

調剤薬局では、処方した薬に関する説明書を添付していて、主な副作用も掲載しています。

説明書への記載がなくても、希に出る副作用に眠れない症状が含まれる場合もありますので、薬剤師に確認しましょう。

抗うつ薬やステロイド剤、降圧剤に眠れなくなる副作用を持つ薬が多く、胃腸薬でさえ同じ副作用を持っているタイプがあります。

5.昼寝を取り過ぎていて眠れない

眠れないといっている人の中には、自覚していなくても十分に眠れているケースもあります。

午後9時に寝て午前4時に起きてしまうと、平均睡眠時間の7時間は眠っているのに、早朝に目が覚めたことで眠れなかったと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

そうすると不足した分を取り戻そうとして、昼寝をしてしまうでしょう。

最近は短時間の昼寝が、日中の活動を効率良くすると言われて推奨されるようになりましたが、1時間以上の昼寝は夜の睡眠を妨げてしまうのです。

中高年になって眠れないと感じるなら、もしかしたら昼寝の時間が多いのかもしれません。

多少の個人差はありますが目安の時間は20分くらい、多くても30分をめどに昼寝を切り上げる工夫をしましょう。

6.睡眠効率を無駄にすると眠れない

中高年でも夜に趣味の時間を持つ人と、特に何もすることがない人などにわかれると思います。

そして、特にすることがないと眠たくなっていないのに布団やベッドに入って寝ようとしていませんか?

実は最近注目されている睡眠効率を無駄にしているかもしれません。

ベッドに入ってから起きるまで、眠ってから起きるまでには多少の時間数の差があります。

横になってすぐに眠れる人は睡眠効率が良いですし、何時間も眠れないのにベッドの中にいるのは睡眠効率が悪いと判断されます。

眠れないことに不安を感じると、その不安が原因でさらに眠れなくなるという症状もありますので、することがないからといって寝室に行くのは避けた方が良いでしょう。

眠れない理由を見つけよう

ご自分の感じている状態や日常生活に当てはまるもの、当てはまらないものがあると思いますが、いくつかの原因が重なって眠れなくなっている人もいるでしょう。

病気が原因で眠れないなら、医師に相談しながら治療できますので、かかりつけ医に眠れないことを話してみましょう。