60歳を過ぎてから家を購入する際のポイント。60代シニアに最適な自宅にしよう

60歳を過ぎてから家を購入する際のポイント。60代シニアに最適な自宅にしよう

余生をすごすための終の棲家(ついのすみか)について考えて見たことはありますか?老後人生の中でも多くの時間を過ごすことになるマイホーム。

実は、若い世代が家を購入する時とは違った側面もあります。

シニア世代が位やすい間取り、資金計画の注意点など、60歳過ぎてから家を購入する際のポイントをまとめてみました。

1.長期ローンに頼らない資金計画が必要

現実的な定年の時期も視野に入ってくるのが60代です。

今までは、会社から毎月支給される給与が生活資金の柱であった方も、定年退職後は、今までの貯蓄や退職金、年金などで生計を立てることになります。

居住費についても、若い世代とシニア世代では調達手段が異なっていきます。

一般的に、マイホーム購入のための住宅ローンの借入可能期間は、最長で35年程度となっています。

ただし、これには条件があり、ローンの借入者が65歳になるときまで(いわゆる定年退職するときまで)といったキャップ(制限)がついています。

当然ながら、60代のシニア世代は、30年ローンなどは基本的に組むことができません。

自己資金(退職金や預貯金など)で一括購入するといった方法になります。

2.子供世代との同居を視野にいれた場合の資金計画

中には、老後は子供世帯との同居を希望される方もいらっしゃると思います。

その際、親と子の共有名義で家を購入する方法もあります。

こういった場合、シニア世代だけでは長期ローンが不可能であっても、子供の収入を合算する親子リレー返済の制度が利用できる場合もあります。

資金面でみた場合、子世代にとっても親からの一部援助の恩恵をうけつつ、親世代も長期ローンで資金調達が可能になります。

注意すべき点は、残される子世代へのローン負担が過大にならないようといった配慮が必要です。

また、生活スタイルの違いから同居を辞めたいとなった時に、ローン負担をどうするかといった問題にもつながりますので、親子で慎重に検討していただく必要があります。

3.リバースモーゲージの活用

リバースモーゲージ、ちょっと聞き慣れない用語ですが、シニア世代には知っておいていただきたい資金調達方法です。

簡単にいうと、土地やマイホームを担保にするこで資金調達をする方法です。

一般の住宅ローンと大きく異なる点は、返済完了後の不動産の名義です。

通常、ローン完済時には、抵当権の設定が解除されて実質的に本人名義を取得することができまが、リバースモーゲージは、死亡時においてローン残債があった場合、土地やマイホームを金融機関へ譲渡することで残財務を完済することになります。

つまり、お子さん世代へと資産(家)を残さないかわりに、負債も残さず済むというシステムです。

日本ではまだ取扱の少ないリバースモーゲージですが、今後の高齢化社会において、利用数が増えるともいわれています。

興味のある方は、一度、取扱のある金融機関へご相談してみてはいかがでしょうか?

4.シニアライフに優しい間取り

年を重ねると、誰しも身体機能の衰えが始まります。

若い頃はなんでもなかった、ちょっとした段差などに躓きやすくなったりもします。

そういった家の中段差を解消したフルフラットな間取りをバリアフリーと呼びます。

従来の日本家屋にありがちな、玄関をはじめ、洋間と和室や廊下での段差、風呂場やトイレでの段差を極力排除し、スムーズな移動が可能になります。

バリアフリー化することで、将来的に車椅子などを使う場合にも使い勝手のよい家にすることができます。

階段、玄関、トイレや風呂など、立ったり座ったりといった動作をする場所には、手すりを設けるといった工夫もしておくと安心です。

子供が独立する前は、部屋数も必要だったかもしれませんが、シニア夫婦だけの暮らしとなると、必要な部屋数も限られてきます。

最近は、2階建てよりも大きめの平屋つくり、大き目のリビングダイニングと寝室のみの居住室で1つの部屋を大きくとり、廊下などを排除することで、部屋間の温度差を少なくする、掃除がしやすい等が間取りを考える際のポイントとしてとりあげられるようになっています。

5.戸建にこだわらずマンションも検討の価値あり

老後は田舎の一軒家で暮らしたいと思うシニア世代がいる一方、郊外の戸建住宅を手放し駅近の新築レジデンスへと移り住むシニア世代も増えています。

年齢を重ねると、庭の手入れなど家の維持メンテナンスが大変だと感じる方も増えてきますが、その点、マンションなら管理費を払うだけで煩わしさから解放されます。

また、加齢にともない車の運転をやめる方も増えますので、交通の便のよい駅前の方が、気軽に出かけられる、買物や病院も徒歩圏にある方が便利で安心といった声もあります。

最終的に、自分が亡くなった後の家の処分についても、郊外の中古一戸建てというのは、査定が下がりがちですが、駅前で築年数の浅いレジデンスなどは、資産価値が下がりにくいといった面でも、今後のシニアの住まいとして需要が増えてくるとみられます。