60代が人間ドックを受ける時の注意点やポイント

60代が人間ドックを受ける時の注意点やポイント

60代は健康の節目であると言われています。 60代になると、若い頃には考えもしなかった病気のリスクが急に高まるため、若い頃よりも定期的な頻度で人間ドックを受けておく必要があります。 そこで、60代で人間ドックを受ける際、押さえておくべきポイントを具体的にご紹介します。

1.血液検査と尿検査は、若い頃に引き続き必須項目

60代は、今までの生活習慣が、健康面でダイレクトに結果として表れてしまう世代です。 生活習慣病のリスクも高まる世代であるため、それを予防するための検査は必須事項です。 そのため人間ドックでは、若い頃に引き続き、血液検査と尿検査を必ず受けてください。 血液検査や尿検査では、血糖値や内臓の異常の有無・タンパクの量など、たくさんの項目を調べることにより、体内に潜んでいる病気のリスクを早期に発見します。 血液検査で体内の炎症反応を調べることにより、ガンの早期発見にも繋がります。 血液と尿は、体内の状態を調べ上げるためのバロメーターです。 人間ドックでは必ず血液検査と尿検査を受けましょう。

2.オプションでガン検診を徹底する

60代に入ると、50代の時に比べて、ガンのリスクがぐんと高まります。 60代は「本格的なガン年齢に突入した」と言っても過言ではないと心得ておくべきでしょう。 そのため、60代に入って人間ドックを受ける場合は、徹底したガン検診が必要です。 この検診は別料金のオプションになりますが、60代に入ったら、ぜひ検査項目に加えてください。 人間ドックの検査には、「PET検査」「CT検査」「腫瘍マーカー」「X線検査」があります。 この4つの検査を通して、60代以降にかかりやすい種類のあらゆるガンを早期発見することができます。 できればこれら4つ、全て受けることをオススメします。 これら4つの検査にはそれぞれ、発見しやすいガンと発見しにくいガンがあるため、「4つの検査を全て受けて、初めて安心できる」と思っていて良いでしょう。 尚、X線検査で万が一異常が見つかった場合は、すぐに内視鏡検査を受ける必要があります。 この時発見されたものが初期のガンであれば、入院せずにその場で内視鏡を使って取り除いてしまうことも可能です。

3.女性の場合は、子宮ガン検査・乳ガン検査も加える

60代以降は本格的なガン年齢と言われていますが、女性の場合、男性にはないガンのリスクがあるということを頭に入れておかなければなりません。 それは、子宮ガンと乳ガンです。 女性の場合は、通常のガン検診に加えて、子宮ガン検診・乳ガン検診も加えておくと良いでしょう。 まず子宮ガン検診には「子宮頚部ガン検診」「子宮体ガン検診」があります。 これは2つ共違ったガンであるため、両方の検査を受ける必要があります。 一方、乳ガン検診は「触診」「エコー」「マンモグラフィ」の3つがあります。 これも3つ全て受けなければ、ガンを発見することが難しいと言えます。

4.脳ドックを受け、脳梗塞認知症の初期段階を早期発見する

ガンに加えて、60代以降にリスクが高まる病気は脳梗塞です。 そのため人間ドックでは、オプションで脳ドックを加え、脳梗塞を早期に発見しておきましょう。 脳ドックでは、MRI検査を通じて、脳をあらゆる角度から調べ上げていきます。 「隠れ脳梗塞」と呼ばれる初期の脳梗塞も、この検査で発見することができるので、大事になる前に治療することが可能になります。 60代以降に懸念されるもう1つの脳の病気は、認知症です。 認知症は脳の委縮によって彦起こされる病気ですが、これに関しても脳ドックで発見することができます。 「この脳の状態だと、将来認知症になる危険性がある」ということまでわかるため、早い段階で対策を立て、病気になることを未然に防ぐことができます。

5.心臓病のリスクを早期発見できる検査を受ける

ガン・脳梗塞に加え、60代以降にリスクが高まるのは心臓疾患です。 心臓疾患はある日突然起こる病気であるため、早い段階で検査しておく必要があります。 事前に検査しておけば、心臓疾患は十分に防げます。 心臓を調べるための検査には、「胸部のレントゲン」「心電図」「血圧検査」があります。 特に胸部のレントゲンは、心臓疾患の予兆だけでなく、最近日本で増えている肺ガンの早期発見にも繋がるため、ぜひ受けておきたい検査です。

60代こそ人間ドックでチェックをしよう

60代に入ると、心配しなければならない病気が増え、それに伴って、受けるべき検査項目も増えてきます。 しかし、受けるべき検査はできる限り受けておくことで、病気を早期発見し、大事に至らずに済みます。 できれば60代以降は、年1回は必ず人間ドックを受けておくことをオススメします。 受けるべき検査を受けずに放っておいて大ごとになった場合、命の危険もありますし、治療・入院をするにしても医療費の負担額は大きなものとなります。 そうならないためにも、定期的に人間ドックを受け、自分の体の状態を把握しておくことが大切です。