60代になりよく足がつる時の原因と対処法

60代になりよく足がつる時の原因と対処法

夜に寝ている時やふとした何気ない瞬間、または軽く体を動かした時に足がつることがあります。

こむら返りとも言われるこの症状が起きると、耐えがたい痛みに襲われてパニックになってしまうことも。

こむら返りは若い世代の人にも起きる症状ですが、60歳代に入り頻繁に起きるようになると病気など重大な原因をはらんでいる可能性もあります。

応急処置の仕方と3つの考えられる要因をご紹介します。

60代の後ろ姿

1.運動不足

これが最も多い原因の一つだと考えられます。

運動を怠り脚部の筋肉が衰えると代謝が下がり冷えの原因にもなります。体が冷えると柔軟性を失い、運動を司る筋肉の収縮が正常に行われなくなり、収縮異常を起こす場合があるのです。

これは60代の方だけではなく若年層のこむら返りの原因でもあり、ウォーキングや軽いジョギング、または椅子に座ったままの生活を改善し、立って行動する時間を意識的に増やすことが防止策になります。

ストレッチを行う場合は緊張しやすいアキレス腱を伸ばしたり、凝り固っても自覚しづらい脚の指の開閉運動やマッサージを繰り返すことで血流を増やして柔軟性を取り戻し、足がつることの防止になります。

2.ミネラル不足

筋肉の収縮にカルシウムが重要な働きをしている事はあまり知られていません。

カルシウムの99%は骨の中で貯蔵されていますが、残りの1%の筋肉内に存在して働いているカルシウムは非常に重要な存在なのです。

熱中症の初期症状として足がつる症状があるのもこの為であり、大量の発汗により体外にカルシウムが排出されたことが原因で起きる症状です。

カルシウムを含むミネラル群は意外な事で消費されたり排出され不足状態になります。

そしてミネラル群はお互いに干渉して助け合い必要な働きをしている為に、単体で摂取したからと言って有効に働くとは限りません。特にカルシウムはマグネシウムと密接な関係にあり、影響しあっています。

カルシウムをはじめとするミネラルが不足する原因には喫煙、飲酒、精製穀物、砂糖、ジャンクフードなどの過剰な摂取も考えられます。

アルコールやニコチンを分解処理するのにカルシウムは多く消費されますし、精製してミネラルを排除した多くの精製食品は体内のミネラル群と吸着し体外に排出します。カップ麺などに含まれる合成保存料なども同様にカルシウムを消費する原因となります。

3.内臓疾患が原因の可能性も

筋肉の収縮異常によって足がつるのですが、その原因が内臓疾患にあり、その病気の症状の一つとして現れることもあるのです。

糖尿病や、腎疾患などの内臓疾患の症状に足がつる、という症状はあります。

その他にも循環器系疾患である脳梗塞や閉塞性動脈硬化症など、致命的な病気が原因として潜んでいるケースも疑われます。

むくみなどの症状が見られる場合は肝臓、腎臓が原因であることを疑うべきですし、普段から血管系の健康状態に不安がある方が頻繁に足がつる場合は早急に内科、循環器科を受診することをオススメします。

足がつった時は応急処置をしつつ、重大な病気がはらんでいないか確認を

これらが足がつることの原因として考えられることです。不意に足がつった時は焦らずに足をストレッチさせ応急処置しましょう。

方法としては足首を前方、もしくは後方にゆっくり伸ばしましょう。タオルなどを足先にひっかけて手前に引き寄せたり、足の甲を持ち後方に伸ばしたりすることで筋が伸びて応急処置になります。その後は手で揉みほぐして凝り固まった筋肉や筋を柔らかくします。温めることも応急処置後の再発には有効です。

前述したとおり、重大に病気が潜んでいることもありますので、習慣化しているようなら専門医を受診することも検討しなければいけません。