50肩の治療法5つ。50肩を治そう

50肩の治療法5つ。50肩を治そう

40~60代に多く見られる肩の不快感に50肩があります。

肩の痛みが強く、腕を上げるだけでも痛みを感じることから、日常生活にも支障が出て行動が制限される特徴を持っています。

できるだけ早く緩和したい症状ですので、今回は50肩の治療方法をご紹介します。

1.薬物療法で痛みを緩和

対処療法として、現在出ている症状を楽にするのが薬物療法です。

痛みを抑えるために飲み薬の鎮痛剤を使用することもありますが、主な原因である炎症を抑える消炎鎮痛剤を使用することが多いでしょう。

内服の消炎鎮痛剤は胃に負担をかけるため、胃腸薬と一緒に処方されるか、どうしても胃腸の弱い人は座薬を使用するなど柔軟に対応してくれるでしょう。

湿布のように貼り付けることで炎症を抑えるものもありますので、痛みが強ければ内服薬と外用薬を併用しながら痛みを緩和します。

ひどい痛みでじっとしているのも辛いなら、肩の関節の中に注射で局所麻酔とステロイドを混ぜた薬の注入をするなど、積極的に痛みを取り除く方法もあります。

飲み薬にアレルギーがあるとか、湿布薬では肌がかぶれるなど、人によって体に出る反応が違いますので、医師と相談しながら治療方法を選ぶことができます。

2.肩を動かしながら緩和する運動療法

痛いから動かさないというのが基本的な考え方ですが、動かさないことで炎症物質が溜まって、長期間辛い思いをすることもあります。

痛みが強い時期には安静にするのが一番いい治療方法ですし、少し落ち着いたと感じたら運動しながら治療する方法もあります。

一般的には片腕で2kgくらいの重さがありますので、この重みで肩の炎症や痛みは強くなるでしょう。

そのため、反対側の腕で支えながら重さを軽減して運動することになります。

ほんの少しでも痛みがあると動かしたくないでしょうが、全く動かさずに治療しようとすると肩の筋力が衰えてしまいます。

その結果、腕の重みに耐えられなくなり、50肩が長引く、または繰り返すといった悪循環に陥ります。

また、寒い室内で急に患部を動かしたりすると、激しい痛みに繋がってしまいます。

室温は高めで、患部を暖めてからゆっくり動かすなどの指導を受けてから始めてください。

自己判断での運動は逆効果になる場合もありますので、リハビリの医師と相談しながら適切な運動を取り入れましょう。

3.生活指導で50肩を治療

薬物療法も運動療法も、自己判断では良い結果につながらないケースが目立ちます。

そこで50肩の痛みをどの程度感じているのかを申告して、そのときに併せた生活をするのが理想的な治療方法になるでしょう。

激痛のあるときに激しい運動療法をするのは悪化を招きますし、痛みが少なくなっても全く動かさないのでは、今後の生活に支障をきたす筋力低下を招きます。

どのタイミングでどんなケアをすると病院の治療を順調にするのか、専門家と相談しながら生活スタイルを調整していきましょう。

電車通勤でも、つり革がだめなら手すりを使うなど、小さな工夫を教えてもらうと日常生活の不便さを減らすことにもつながります。

筋力低下を起こさない食事内容に変更するなど、生活指導を受けると50肩は治療しやすくなります。

4.神経ブロックでの治療

神経ブロック療法という注射を使った治療方法もあります。

神経によって痛みが伝わってきますので、ここに局所麻酔を注射することで痛みを取る治療方法です。

整形外科で受けることもできますが、神経に麻酔を入れるというのは技術が必要になるので、専門医のクリニックを紹介されることもあります。

ただし、注射後2時間くらいから痛みがなくなるものの、根本的な治療ではないので麻酔が切れると痛みは元通りになってしまいます。

一時しのぎでも痛みを取りたいというときに使われる治療方法だと思ってください。

5.外科的治療法

あまりにも痛みが強いとか、かなり症状が重い50肩の場合は外科的な治療方法を用いることもあります。

ごく希に切開して骨の切除をするとか、関節用の内視鏡で肩関節に起こっている癒着をはがすなどの対処が行われます。

症状が重くて患者さんが希望する場合に行われることなので、医師が積極的に勧めるケースは少ないと思って良いでしょう。

また、医師によっては、自然に治る50肩に対して、外科的な治療方法を使いたがらない場合もあります。

外科的治療法を選ぶと、手術に全身麻酔が必要とか入院日数が3日程度かかる、入院費・手術費が10万円程度かかるなどのデメリットもありますので、慎重に検討することをオススメします。

状態に合わせて50肩の治療方法を選ぼう

根本的な治療になるもの、一時的ではあっても劇的に痛みが楽になるものなど、様々な治療方法がありますので希望に合わせて使い分けましょう。

もちろん医師と十分に治療方針を話し合って、生活に支障のないものを選ぶ必要があります。

費用や期間なども選んだ治療方法によって細かく異なりますので、自分にとってのメリットとデメリットを比較しながら治療方法を検討するのが理想的です。