50代以降の人がダイエットをする際のポイント
年齢を重ねるにつれて太りやすく、そして痩せにくくなってしまうもの。 それは年齢とともに筋力が衰えることで基礎代謝量が落ちてしまうためで、若い頃と同じだけ食べてしまうとあっという間に太ってしまいます。 そこで、50代の方が健康を維持しながら、無理なく痩せられるダイエット法をご紹介します。1.ご飯の量を控える
毎日おいしくご飯を食べられることは、それは健康の証拠。 とはいえ、無制限に食べてしまってはブクブクと太ってしまうのは当然ですね。 ですので食事量をしっかりと量って、食べる量を控えることは非常に有効なダイエット法です。 まずは、デジタルキッチンスケールを購入し、いつも自分が食べているご飯の量を量ってみてください。 例えば、毎食200g食べているなら、その量を180gに減らし、そのご飯の量に合っただけのおかずを食べる。 ほんのちょっと量を減らすだけなので、量的に満足できないということはないと思います。 普段食べている量を数値化することで、簡単に食べ過ぎが防げるだけではなく、精神的な満足度も維持することができます。 また、ご飯200gでお腹がいっぱいになるなら、160gでちょうど腹八分目ということ。 昔から言われていますが、腹八分目が体に最も良いので、腹八分目を数値化してその量だけを食べ続けることで、太らず、かといって痩せすぎず、健康的にダイエットができます。
2.消化に悪いものを食べる
消化に悪いもの、と書くと、ちょっと不健康そうではありますが、何も特別なものを食べることではありません。 消化に悪いものとは、例えば食物繊維が豊富なゴボウやニンジンといった根菜類、他には小骨ごと食べてしまうシシャモやイワシ、サンマといった小魚、牛や豚の赤身肉やホルモン、それにダイエットフードとして有名な雑穀米などです。 これらの食品は栄養素は高いのですが、特徴として消化に時間が掛かります。 消化に時間が掛かるということは、腹持ちが良いということなので自然と食べ過ぎを抑制する効果があり、しかも、消化のために内臓をよく働かせるため基礎代謝量がアップします。 体を動かさずとも、内臓が勝手に動いてカロリーを消費してくれるため、食べ過ぎなければ太ることはなくなっていきます。 また不足しがちな食物繊維やビタミン、ミネラルをたくさん取れるので、老後のことも考えると、ダイエットというだけではなく消化に悪いものも摂る必要があるでしょう。 逆に、あまり消化の良い食品ばかりを食べてしまうと、体に吸収されやすいので、腹持ちが悪く、つい食べ過ぎてしまったりします。 それに噛む力が衰えてしまい、歯の劣化も進みやすいとも言われているので、やはりよく噛んで食べる小魚や根菜類は、積極的に食べてほしい食品です。
3.趣味を持つ
勤め人だった方は、仕事一筋、という人も少なく無いと思います。 しかし、せっかく50代になったのですから、前々から興味を抱いていたことなどを、趣味にしてみてはいかがでしょうか。 例えば、釣りを始めるのなら、釣り自体が軽い運動ですし、釣り場への移動や釣具店通いなどで、自然と体を動かすことができます。 たくさんのカロリーを消費するわけではないですが、程よく体を動かすだけなので、体に負担をかけずに非常に健康的です。 とはいえ、趣味はなんでも良いのです。 趣味のためにいろいろと努力することが、体の健康を維持し、ダイエットにもつながります。 逆に趣味を持たずに、日がなゴロゴロしているだけだと、どんなに食べる量を減らしても、なかなかダイエット効果は現れません。
4.サウナと半身浴
無理をしないダイエットをするなら、基礎代謝量を上げることが肝心です。 そのため、積極的に消化に悪いものを食べることオススメしましたが、他にも、サウナや半身浴で積極的に汗をかくこともオススメします。 サウナや半身浴は主に上半身からたくさんの汗をかくので、汗をかくだけでもカロリーは消費されていきます。 また、背中など熱量の多い筋肉が活性化するので基礎代謝量が上がり、汗をかきやすい体質となるので少しの運動でもカロリーが消費されやすくなります。 ただし、高温サウナは危険ですので、できるだけ低温のサウナに入って、じっくりと汗をかくようにしてください。 また、汗をかいた分だけ必ず水分補給をし、ガンガン汗をかくことが重要です。 水分をたくさん取れば熱中症になりづらいですし、汗をかきやすくなるので基礎代謝量が上がりやすくなります。
50代以降でもダイエットを成功させよう
すべてを実践する必要はありませんが、例えば二番目に紹介した消化に悪いものを食べることなどは、非常に簡単なことなので、ぜひお試しいただければと思います。 老後を考えると、太り過ぎも痩せ過ぎも健康には良くないので、しっかりと物を食べつつ基礎代謝量を上げ、太り過ぎないようにしてください。