50代以降の方が転職は大変。仕事探しの前に考えたいポイント

50代以降の方が転職は大変。仕事探しの前に考えたいポイント

一時の若者の就職氷河時代は避けられてはいるものの、新卒でも内定をもらうのは簡単ではない時代に、50代での転職は余程のキャリアと資格がなければ正規雇用とはいきません。

そこで、50代で転職を考える際に考えておくべきポイントをご紹介します。

1.以前の会社の肩書を忘れられますか?

前職の会社で部長であろうと取締役であろうと、あくまで過去の栄光であり、運よく採用されても自分よりも年下の役職の部下になる可能性は大きくなります。

長年染みついてきたプライドを捨てるのは簡単ではありません。

言葉使いひとつでも、今までは気を使われてきた立場から気を使う立場になる覚悟を決めておくことに損はありません。

2.50代での転職は選択肢は少ない

50代の転職は、医者や看護師及び薬剤師などの特殊な国家資格を持っている場合はさほど難しくはありません。

それなりの知識や経験を活かせる場合などは、年齢に関係なく募集されています。

例えば建築関係などの現場監督や施工管理などは、2020年には東京オリンピックが開催されるにあたり、下請け業者などは人手不足に悩まされています。

経理関係ならば簿記3級程度で若い子なら採用される可能性はありますが、50代ともなればせめて簿記2級所持者であり、長年経理を携わってきたという経験があるならば、採用の可能性もあります。

けれど、特に資格もキャリアもないという場合はあまり贅沢を言ってはいられません。

3.50代でも積極採用している業界を知る

ずばり警備業やタクシー業界は年齢に関係なく募集は多いのですが、少なくともタクシーは運転免許証が必要となり、普通免許しか持たない方は見習いから2種免許を獲得するのに時間がかかります。

かといって収入は歩合制ですので、新米の運転手はそう簡単には給料としては入ってきません。

警備業は常時募集をしていて、70歳でも採用される場合もありますが、常駐での警備と単発での警備と種類があり、常駐では固定給ではありますがお給料としては非常に安いものです。

単発での警備は日勤・夜勤とありますが、日当で7,000円~10,000円位ですが時期により仕事のない日もありますので、安定的な収入を得るのは難しいと思います。

4.退職金がある場合

会社から退職金が出る場合はやはり住宅のローンの残債がいくらなのか、今後、転職先を見つけるまでにどれ位かかるのか、生活においての出費も見直さなければいけません。

退職金は額にもよりますが、住宅ローンなど大きなローンの返済に充てる事は重要です。

例え就職したとしても前職より低いお給料となる確率は非常に高いのでローンは終わらせる事が理想ですが、一部繰越返済で後々の負担を減らす事が大事です。

5.退職金がない場合

退職金がある場合でも同じなのですが、特にない場合の方は知っておくべき内容です。

退職の仕方がリストラなど会社都合の場合は勿論、手続きをすれば会社の雇用保険に加入を1年以上していれば、待機期間7日間を経過すると45歳以上60歳未満で加入期間が10年以上20年未満の場合は、通算で270日の失業手当が給付されますが、この形は特定受給者であり、自己都合の退社であっても条件にあえば特定理由離職者の範囲として受給ができます。

内容としては疾病や事業所の移転の為に通勤が困難となった場合などが当てはまりますので、自分が転職の際に当てはまるかどうか事前に調べておくのが良いでしょう。

6.老後の生活は?

例え失業保険がもらえたとしても、生活していくには非常に厳しい金額です。

50代では給付期間が長いとしても、特例でもない限りは1年未満の給付期間です。

転職の際はご家族がいる場合は奥様などと家計の支出なども考え、貯蓄はどれ位あるのかなど相談は必ずするべきです。

失業保険の給付期間は働く事はできませんので、求職期間の間にどのように生活するかは大事な過程です。

なによりも、老後の生活がどうなるかは大きな不安材料です。

貯蓄があまり無い場合はやはり年金に頼るしかありませんが、年金機構から届く将来貰えるであろう金額を見た上でとても生活は無理という方は、やはりギリギリまで働かなくてはいけません。

とはいっても健康でなければ働く事もできませんので、健康寿命を伸ばす事が鍵となってきます。

年金は70歳まで給付を延長すると約1.4倍となります。

1年ごとの延長でも約1割位貰える金額が違ってきますので、退職金もない貯蓄もないという方は1年でも多く給付期間を長くするしかありません。

50代で転職をする際は慎重に

50代は身体的にも衰えが見えてきて尚、家庭をお持ちの方は働かなくてはという責任のある立場でもあります。

転職の為に有利というものはやはり持っている資格ですが、その仕事をしたくないという場合もあります。

ことさら、職を選べなくなった場合に自分は何が出来るのか?募集はあるのか?

若い子以上に苦労すると思いますが、考えるべき事をひとつひとつ問題を解決していけば、満足とまではいかないまでも職は得られると思います。